NEWS新着情報

外壁塗装工事における鳥の巣撤去と再発防止:法令順守と季節の配慮2026.03.03

外壁塗装工事では、足場設置や高圧洗浄の前に鳥の巣の有無を確認することが重要です。特に軒天や換気フード、シャッターボックス上部などは巣が作られやすく、放置すると糞害やダニの発生、通気不良による劣化促進につながります。しかし、単に「撤去すればよい」というものではなく、法令順守と季節への配慮が不可欠です。

足場鳩

日本では鳥獣保護管理法により、多くの野鳥は保護対象です。卵やヒナがいる巣を許可なく撤去することは原則禁止されており、違反すると罰則の可能性があります。代表的な市街地の鳥であるスズメやツバメも保護対象です。したがって、まずは「巣が使用中かどうか」の確認が最優先です。ヒナの鳴き声や親鳥の出入りがある場合は、原則として巣立ちを待つ判断が現実的です。やむを得ず工期が迫る場合は、自治体窓口へ相談し指示を仰ぎます。

季節面では、春から初夏(概ね3月~7月)は繁殖期にあたり、撤去トラブルが最も多い時期です。塗装計画段階で事前調査を行い、繁殖期を避けた工程を組むことが、結果的に施主・施工者双方のリスク低減につながります。特にツバメは毎年同じ場所に巣を作る習性があるため、再発防止策を同時に講じることが重要です。

燕

再発防止としては、巣立ち後の完全撤去・清掃・消毒を行い、営巣しやすい凹部や隙間を板金やパンチングメタルで塞ぐ方法が有効です。

軒天や梁上に止まりにくくするバードスパイクの設置、換気フードへの防鳥ネット取付も効果的です。ただし見た目や通気性能を損なわない施工が前提であり、塗装と同時に美観を整える配慮がプロの仕事です。

屋根 鳥

重要なのは「駆除」ではなく「共存を前提とした対策」という視点です。法令を守り、季節を読み、建物性能と景観を両立させることが、外壁塗装工事における鳥の巣対応の基本姿勢といえます。



contactお問い合わせ

ご質問・ご相談も承りますので
お気軽にお問い合わせください

0120-014-524

contact