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丸樋・角樋の違いと選び方:排水性能とデザイン2026.03.12

住宅の雨仕舞いにおいて重要な役割を持つのが雨樋です。雨樋には大きく分けて「丸樋」と「角樋」の2種類があり、見た目だけでなく排水性能や建物との相性にも違いがあります。外壁塗装や屋根工事の際に交換を検討するケースも多いため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

まず丸樋は、断面が半円形になっている最も一般的なタイプの雨樋です。戸建住宅では昔から広く採用されており、価格が比較的安く、施工もしやすいというメリットがあります。形状がシンプルなため水が流れやすく、軽量で取り扱いやすい点も特徴です。一方で、排水量は角樋に比べるとやや少なく、大雨の際には溢れやすくなる場合があります。また、近年のシャープな住宅デザインでは、やや古い印象に見えることもあります。

丸樋

一方、角樋は断面が四角形に近い形状をしており、近年の住宅で採用されることが増えているタイプです。内部の断面積が大きいため、一度に流せる雨水の量が多く、ゲリラ豪雨など雨量の多い地域でも安定した排水性能を発揮します。特に屋根面積が広い住宅や、片流れ屋根など雨水が集中しやすい屋根形状では角樋が適しているケースが多いです。また直線的なデザインのため、モダン住宅や外壁の意匠性を重視する建物にもよく合います。

角樋

ただし角樋は部材価格や施工費が丸樋より高くなる傾向があり、また角の部分に落ち葉やゴミが溜まりやすいという面もあります。適切なサイズ選定や定期的な清掃が重要になります。

選び方としては、まず屋根の面積と雨量を考慮することが基本です。屋根が大きい住宅や近年増えている集中豪雨対策としては角樋が安心です。一方、一般的な戸建住宅でコストを抑えたい場合や、従来の住宅デザインには丸樋でも十分な性能を発揮します。また外壁や軒先のデザインとのバランスも重要で、最近では外観に合わせて角樋を選ぶケースも増えています。

樋

プロの視点で言えば、雨樋は単なる付属部材ではなく「屋根の排水設備」です。屋根面積・勾配・地域の降雨量を考慮してサイズや種類を選定しないと、溢れや外壁汚れの原因になります。塗装や屋根工事のタイミングで劣化状況を確認し、必要に応じて形状やサイズを見直すことが、建物を長く守るための重要なポイントといえるでしょう。



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