NEWS新着情報

品川区西大井にて2階建てアパート和瓦屋根の葺き替えを行いました2025.06.24

品川区西大井にて2階建てアパート和瓦屋根の葺き替えを行いました

品川区西大井にて2階建てアパート屋根の葺き替え工事を行いました。施工前は和瓦屋根が乗っていました。

和瓦屋根のメリットは古くからあるため、耐久性の実績が証明されています。和瓦は焼き物であるため、紫外線や赤外線、暴風雨など外部要因による劣化に強く長寿命です。また、不燃材料であるため耐火性があり、和瓦が丸みを帯びている形をしているため屋根下地との間に空気層があり耐熱性も期待できます。空気層があることで遮音性が高いことでも知られております。

和瓦屋根の場合は定期的な塗装のメンテナンスも基本的には必要なく、主にこれらの点が和瓦のメリットになります。

施工前の和瓦屋根

一方でデメリットである点は瓦一枚一枚が重く、1平米あたり平均で45㎏~60㎏の重量があります。旧来式で施工された瓦屋根は耐震性が低く、地震大国である日本において心配されるお客様が多いです。

今回のお客様も、この先アパートを長い目で見て経営していくにあたり、軽量の屋根素材のものに変えることで建物の耐震性を上げ、建物の土台に負担がかからないようにという希望でご依頼されました。既存の和瓦をすべて撤去し、軽量の高耐久性に特化した屋根材に葺き替える工法になります。

古い和瓦を撤去した後、屋根材を支える下地となる野地板(屋根材の下に敷く板)を敷きます。その後、ルーフィング(防水シート)を上から貼り付けます。防水シートは屋根材のみでは防ぎ入れない雨水を確実に防ぐ役割があり、屋根材を一次防水、防水シートを二次防水と言います。

この二次構造をしっかり保つことで、建物内部への雨漏りを完全に遮断します。

屋根の野地板
屋根の防水シート

防水紙を全面に貼り付けたら、その上に屋根材を敷いて完成です。屋根材はニチハ株式会社の横断ルーフSを使用しました。横断ルーフSは遮熱鋼板と断熱が備わっており、超高耐久の屋根素材になります。横断ルーフS自体が金属製品のものになり、横葺きをしていきます。屋根材同士を噛み合わせる嵌合式で行い、30㎝間隔でビス留めをしていきます。(弊社では釘を使用していません。ビスは螺旋状の構造になっており、釘よりも固定力があります。)屋根材自体が薄く、軽量であり、きちんと固定をすることで強風や台風に対して強い構造となっております。

横断ルーフS

葺き替え工事の大まかな施工スケジュールは、足場組(1日)→専用機械による高圧洗浄(1日)→職人2人体制で和瓦を下ろす(1日)→野地板と防水紙を貼り下地を完成させる(1日)→横断ルーフSを嵌合式で丁寧にビスを打ち込みながら横葺きする(2日)→棟板金の交換(1日)→解体(1日)→確認・清掃(1日)となります。天候により、工事を空ける場合もございます。

棟板金の交換では、既存の木製貫板を腐りにくい樹脂を含んだ木製の貫板に交換しています。和瓦や解体した既存素材の破片などが落ちている場合があるため、工事後の清掃を徹底しております。

家回りの清掃

今回は葺き替え工事を行いましたが、屋根のカバー工法や屋根材自体を長持ちさせる屋根塗装も行っています。お客様のニーズや目的に合わせた施工内容の提案を行っておりますので、お気軽にご相談ください。



contactお問い合わせ

ご質問・ご相談も承りますので
お気軽にお問い合わせください

0120-014-524

contact