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大田区南馬込にて鉄部分を塗装で綺麗にする前の下地処理としてケレンを行いました2025.07.10

大田区南馬込にて戸建ての鉄部分を塗装で綺麗にする前の下地処理としてケレン作業を行いました。
付帯部の一つである鉄部は本来錆やすく、メンテナンスとして家の塗装をするタイミングであれば、大体の方が経年劣化とともに茶色く腐食している場合がほとんどです。
また、アパートの塗装補修では鉄部階段や鉄部柱がよく挙げられます。

今回のお客様は家回りの鉄部がかなり腐食していましたが、とりあえず5年程度を目安にお家を長持ちさせたい、見た目を綺麗にしたいとのことでした。そのため、鉄部本体の交換やカバーをするのではなく、現在の腐食をしている部分を塗装し、劣化スピードを今よりも遅らせるという内容になりました。
新たに交換したり、カバーを行い補強をするよりも、塗装補修の方が費用面を大幅に抑えることが出来ます。今回のような状態にまで腐食すると、今後10年を想定すると鉄部の耐久性の面において塗装補修は本来あまりお勧めしていません。
鉄部の腐食を塗装することで、劣化のスピードを遅らせ、現状維持をなるべくキープするこということにつながりますが、新しく交換をするわけではないです。これまでの腐食状態は抱えており、新品になり頑丈に生まれ変わるわけではありません。このことは、お客様にもきちんと事前に説明しており、了承を得た上で契約しております。

塗装面を整えるケレン作業は、錆や汚れを落とす下地処理になります。この下地処理をきちんと行うことで、鉄部に塗料が密着しやすくなり安定します。剝がれにくくなることから耐久性も上がります。さらに、凹凸が無くなるので仕上がりの見栄えが綺麗になります。


このようにスパークディスクの機械(ディスクサンダー)を使用して腐食した表面を研磨していきます。低振動で低騒音であるこの電動工具を使うことで、効率的にケレン作業を行うことができます。
ケレンを行う前に高圧洗浄を行っていますが、高圧洗浄では新築時の様に、完全に綺麗になるわけではないため、鉄部や木部は改めて塗装前にもう一度表面を整えていきます。
ケレンを行った後は、錆止め材を下塗りとして鉄部全面に塗装していきます。乾燥後、弱溶剤の鉄部用の塗料を2回に分けて塗り(中塗り→上塗り)完成になります。