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台東区下谷にてサイディングボードの間のコーキング(シーリング)を補修しました2025.08.13

台東区下谷にてサイディングボードとサイディングボードの間にあるコーキングに隙間が空いていたため、補修を行いました。
コーキング(シーリング)はボートとボードの隙間を埋める役割を担っています。隙間を埋めることで、建物への防水性や気密性を高めます。雨水の侵入を防ぐことで建物の内部への劣化や腐食を抑えます。コーキングは窓枠(冊子)周りにも施工されています。コーキングはゴム製であるということで、時間が経つと固くなり縮んできてしまいます。地震時の緩衝材の役割も担っているため、固くなり機能を果たせなくなってしまうとサイディングボードが衝撃をそのまま受けることでヒビが入るケースもあります。


コーキングの寿命は5~10年程度とされており、最近は20年以上もつ材料も開発されています。現在は、コーキングも塗料と同じようにメーカーや材料に含まれている樹脂の種類によって耐久性が変わってきます。塗装も同時に行う場合は、塗料の耐久性とコーキング(シーリング)の耐久性を揃えることを推奨しています。
劣化の具合は建物の立地条件によっても異なり、雨が多く降る地域や地震が多い地域、日当たりが良い地域などはそうでない地域に比べて、劣化スピードは速くなります。
コーキングの補修は、弊社では基本的に打ち替え方法を採用していますが、窓枠(冊子)周りは打ち増し方法で施工を行っています。


打ち替えでは、今回の様に既存の古いコーキングをすべて撤去し、新しいもので埋めます。
打ち増し方法では既存のコーキングの上から、新しいコーキングを被せていきます。窓枠周りのみ違う方法(打ち増し施工)で行う理由は、既存のコーキングを撤去する際にカッターで除去するため、万が一の場合に冊子を傷つけてしまう恐れがあるためです。窓枠周りを傷めてしまうと雨漏りの原因になってしまいます。なるべくリスクを負わない方法として、打ち増し方法を採用しています。
今回も窓枠周りは打ち増し方法、それ以外の箇所はすべて打ち替えの方法で施工しました。