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アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素塗料の違いと耐用年数2025.08.22

外壁塗装で使用される塗料には、主に「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の4種類があり、それぞれ耐用年数やコスト、機能に大きな違いがあります。

まずアクリル塗料は価格が非常に安く、発色も良いため一昔前は主流でした。しかし紫外線に弱く、ひび割れや色あせが早いため耐用年数は5~7年程度と短めです。現在では戸建ての外壁にはあまり使われず、仮設的な塗装や内部用に利用されるケースが多いです。
次にウレタン塗料は、柔軟性があるため細かい部分の塗装に適しています。密着性が高く扱いやすいことから、鉄部や木部の塗装にも使われますが、耐候性はそこまで高くなく、耐用年数は7~10年程度です。費用を抑えつつある程度の耐久性を求める場合に選ばれます。現在、外壁全体ではシリコン塗料に置き換わることが多いです。
シリコン塗料は、コストパフォーマンスが最も優れているため現在の主流です。耐用年数は10~15年と十分で、耐候性や防汚性に優れ、バランスが良いのが特徴です。価格と耐久性のバランスから、多くの一般住宅で採用されています。

さらに上位に位置するのがフッ素塗料で、耐用年数は15~20年と非常に長く、紫外線や雨風に強いため高層ビルや公共施設でも採用されています。価格は高めですが、塗り替え回数を減らせるため長期的に見るとコストメリットがあります。

まとめると、アクリルは安価だが短寿命、ウレタンは柔軟性があり7~10年、シリコンはバランス良く10~15年、フッ素は高価だが15~20年と長寿命です。外壁塗装を検討する際は、予算とメンテナンス周期を考慮し、ライフプランに合った塗料を選ぶことが重要です。