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外壁のチョーキング現象とは?原因と対処法2025.09.02

外壁のチョーキング現象とは?原因と対処法

外壁の塗装面を手で触れたとき、白い粉が手に付着する現象を「チョーキング現象」と呼びます。これは外壁の劣化サインのひとつで、塗膜を構成している樹脂が紫外線や雨風にさらされることで分解され、内部の顔料が表面に浮き出してしまうことで起こります。外壁塗装を長持ちさせるためには、このサインを見逃さず、適切なタイミングで対処することが重要です。

チョーキング

原因
チョーキングの主な原因は「紫外線」と「雨風」です。特に南面や西面など、直射日光を長時間受ける面は劣化が早く進みやすい傾向があります。また、塗料のグレードや施工環境も影響します。例えばアクリルやウレタン塗料は耐候性が低く、5〜7年程度でチョーキングが現れやすい一方、シリコンやフッ素など高耐久塗料は10年以上持つ場合もあります。さらに、下地処理不足や施工不良があると、予定より早期に劣化が進むこともあります。

雨
太陽

放置するとどうなるか
チョーキング自体はすぐに外壁材を傷めるものではありませんが、塗膜の防水性が失われ始めているサインです。放置すると外壁に水分が浸透し、ひび割れ・カビ・藻の発生を招き、最終的には外壁材そのものの劣化につながります。特にサイディングやモルタルは吸水すると凍害や剥離を起こす恐れがあるため、早めの対応が必要です。

凍害

対処法
チョーキングが確認できた場合、基本的には「再塗装」が最適な対処法です。塗装前には高圧洗浄で浮き出た粉や汚れをしっかり洗い流し、密着性を高めるために下塗り材(シーラーやフィラー)を塗布します。ここで適切な下地処理を行わないと、新しい塗料がすぐに剥がれてしまうため、プロの技術が重要になります。塗料の選択においては、耐久性・コスト・住宅環境(日当たり・立地)を踏まえて決めるのがポイントです。

まとめ
チョーキング現象は「外壁塗装の寿命」を知らせる重要なサインです。早期に気づき、適切な塗り替えを行うことで外壁材を長持ちさせ、住宅全体の資産価値を守ることにつながります。定期的なセルフチェックとプロによる点検を組み合わせ、最適なタイミングでメンテナンスを実施することをおすすめします



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