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外壁塗装、屋根塗装の最適な時期は築何年?2025.09.11

外壁塗装の最適な時期は、一般的に「築10年前後」と言われています。新築時に使用される外壁材や塗料は、見た目はきれいでもコストを抑えた仕様であることが多く、耐久年数はおおよそ7〜10年程度にとどまります。

そのため、築10年を迎える頃には塗膜の防水性が低下し、色あせやチョーキング(外壁を触ると白い粉が付く現象)、ひび割れ、コーキング材の劣化などが目立ち始めます。これらは外壁が雨水や紫外線から守る力を失いかけているサインであり、放置すると外壁材そのものの劣化や内部への雨水浸入につながるため、修繕費が大幅に膨らむリスクがあります。したがって最初の塗装は築7〜10年以内に行うのが理想とされます。

2回目以降の塗装は、1回目に選んだ塗料の種類によって時期が異なります。シリコン塗料なら10〜15年、フッ素塗料なら15〜20年、無機塗料なら20年以上持つ場合もあります。ただし、塗料の性能に頼るだけでなく、立地環境によって劣化の進み方は大きく変わります。例えば海沿いの住宅は塩害で外壁が早く傷み、交通量の多い道路沿いは排気ガス汚れが付きやすく、日当たりの強い南面や西面は紫外線で色あせやひび割れが進行しやすい傾向にあります。


また、北面など湿気のこもりやすい場所ではカビや藻の発生が早まります。これらの影響を考えると、「築何年だから塗装する」というよりも、「築10年を目安に定期点検を行い、劣化の有無を確認して判断する」ことが最も賢明です。
まとめると、外壁塗装の最適な時期は初回が築7〜10年目、その後は使用塗料や環境に応じて12〜15年ごとが目安となります。外壁は住まいを守る最前線にあり、早めの塗装で外壁材の寿命を延ばせば、将来的な大規模修繕を防ぐことができます。
築年数の目安に加え、劣化症状を見逃さず点検する習慣を持つことが、長期的に見て最もコストを抑え、住宅を良好な状態に保つ秘訣です。少しでもお客様の不安や悩みが解消するように、安心と喜びの提供を経営理念とさせていただいております。
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