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雨漏り原因の特定手順:散水試験と開口調査2025.09.12

雨漏り原因の特定手順:散水試験と開口調査

雨漏りの原因をどう突き止める?

プロが行う「散水試験」と「開口調査」の流れ

「天井からポタポタと水が…」「壁にシミが出てきた…」そんな時、多くの方がまず気になるのは「どこから雨が入っているのか」という点ではないでしょうか。実は雨漏りは、見た目のシミの位置と実際の浸入口が一致しないことが多く、原因特定が非常に難しい不具合のひとつです。プロの現場では、推測ではなく再現性と確認を重ねて原因を突き止めていきます。その代表的な手法が「散水試験」と「開口調査」です。

天井シミ

散水試験:実際に雨を再現してみる

まず行うのが散水試験です。ホースや専用のノズルを使い、屋根や外壁、サッシまわりなど怪しい部分に水をかけていきます。ポイントは順番を区切ること。たとえば窓まわりなら下から順に散水し、漏れがなければ徐々に上部へ範囲を広げていきます。こうすることで「どこに水をかけたら室内に漏れるか」が明確になり、浸入口を絞り込むことができます。

ホース

開口調査:内部を直接確認する

散水試験で候補が絞られたら、次は開口調査です。外壁や天井を一部外し、防水シートや下地の状態を直接チェックします。ここで初めて「どこから入った水が、どの経路を伝って室内に出てきたのか」がはっきりします。防水層の切れやシーリングの劣化など、外からは見えない不具合を突き止めるには欠かせない工程です。

雨漏れ

確実な補修につなげるために

雨漏り修理で一番避けたいのは「工事したのにまた漏れた」という再発です。そのためにも、プロは必ず散水試験で再現性を確認し、必要なら開口調査で裏付けをとります。こうした段階を踏むことで、無駄のない的確な補修が可能になります。



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