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外壁のひび割れ(クラック)の種類と危険度チェック2025.09.24

外壁のひび割れ(クラック)の種類と危険度チェック

1. ヘアークラック(幅0.3mm未満)

  • 特徴:塗膜や表面仕上げ材にできる細いひび。よく見ると髪の毛のように細い。
  • 原因:経年劣化・乾燥収縮・紫外線劣化。
  • 危険度:低
  • 対応:早急な補修は不要。ただし放置すると雨水浸入のリスクが高まるため、再塗装時にしっかりと下地処理を行うことが望ましい。

2. 構造クラック(幅0.3mm以上、深さもある)

  • 特徴:外壁材そのものが割れている。斜めや縦に長く入ることが多い。
  • 原因:地震・地盤沈下・建物の構造的な動き。
  • 危険度:高
  • 対応:雨漏りのリスクが高く、建物の耐久性に関わる可能性あり。応急補修ではなく、シーリング・樹脂注入・部分補修や張替えが必要。構造由来の場合は専門業者に調査依頼が必須。

3. 縁切れクラック(モルタル外壁に多い)

  • 特徴:窓の角やサッシ周りに放射状に入るひび。
  • 原因:応力集中・乾燥収縮。
  • 危険度:中
  • 対応:雨水が入りやすいため、早めにシーリング補修や防水処理を行うことが推奨される。

4. 開口部クラック(ドア・窓周り)

  • 特徴:サッシの角から伸びる直線的なひび。
  • 原因:開口部は負荷がかかりやすく、温度変化や建物の揺れで発生。
  • 危険度:中〜高
  • 対応:雨水が入りやすく、内部の木部腐食や雨漏りに直結。早期の補修が必要。

5. 貫通クラック(外壁を貫通している)

  • 特徴:外壁の表面から下地まで貫いている大きなひび。
  • 原因:構造的欠陥・大きな揺れや衝撃。
  • 危険度:最も高い
  • 対応:雨漏りや構造劣化を引き起こすため、早急に専門業者による調査・補修が必要。外壁材の交換や大規模修繕に発展するケースもある。

危険度セルフチェックの目安

  • 幅0.3mm未満 → 表面劣化の可能性(軽度)
  • 幅0.3mm以上/深さあり → 構造クラック(要注意)
  • 窓・ドア周り/貫通クラック → 雨漏りリスク大(早急対応)

🔧 まとめ
ひび割れは「見た目が細いから大丈夫」と思われがちですが、場所・幅・深さで危険度が大きく変わります。特に開口部周りや貫通クラックは、早めに専門業者へ調査を依頼することが建物を長持ちさせるポイントです。



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