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外壁のチョーキング現象とは?外壁を触ると指に色が付く原因と対処法2025.09.26

外壁のチョーキング現象とは?外壁を触ると指に色が付く原因と対処法

外壁のメンテナンスにおいて、よく耳にするのが「チョーキング現象」です。これは、外壁を手で触れた際に白い粉が付着する現象を指します。白いチョークを触ったように見えることからこの名称で呼ばれています。見た目の美観を損ねるだけでなく、建物の劣化サインの一つとして重要視すべき現象です。

チョーキング

原因
チョーキングの主な原因は、塗料に含まれる「樹脂成分の劣化」です。外壁塗装は、顔料・樹脂・添加剤などから成り立っていますが、紫外線や雨風に長期間さらされることで、塗膜の樹脂が分解され、表面に顔料が浮き出てきます。これが粉状になり、手に付着するのです。特に日当たりや風雨が強い面では進行が早く、築10年前後で目立つケースが一般的です。

塗料

放置するとどうなるか
チョーキングは見た目だけの問題ではありません。放置すると塗膜の防水性が低下し、外壁材が雨水を吸収しやすくなります。結果として、ひび割れ、カビや苔の発生、内部の腐食や雨漏りにつながる恐れがあります。つまり、チョーキングは「そろそろ塗装メンテナンスが必要ですよ」という外壁からのサインなのです。

ひび割れ

対処法
チョーキングが発生した場合、まずは専門業者による診断を受けることが重要です。劣化の進行度によっては、すぐに再塗装が必要な場合と、まだ少し様子を見られる場合があります。再塗装を行う際は、以下の手順が一般的です。

  1. 高圧洗浄で外壁表面の汚れや粉をしっかり除去。
  2. 下地処理・補修として、ひび割れやシーリングの劣化を直す。
  3. 下塗りで外壁と塗料の密着性を高める。
  4. 中塗り・上塗りで仕上げ、防水性と美観を回復する。

塗料選びも重要で、耐候性の高いフッ素塗料や無機塗料を選べば、長期間チョーキングを防ぎやすくなります。

まとめ
チョーキング現象は、外壁の劣化を知らせる大切なサインです。放置せず、早めに専門家へ相談し、適切な再塗装を行うことで建物を長持ちさせることができます。住まいを守るためにも、定期的なチェックとメンテナンスを心掛けましょう。



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