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アフターサービスの実態と無償や点検保証の受け方2025.10.08

外壁塗装や屋根リフォームを終えた後、「アフターサービス」は工事の品質を長持ちさせるうえで非常に重要です。契約時に保証や点検が明記されていても、実際にどのように受けられるのか、どこまでが無償なのかを理解していない方は多いでしょう。ここでは、プロの視点からアフターサービスの実態と、無償点検・保証を正しく受けるためのポイントを解説します。

まず、アフターサービスの基本は「無償点検」と「施工保証」の2本柱です。無償点検は、施工後1年・3年・7年など、あらかじめ設定された周期で実施されるケースが一般的です。内容としては、塗膜の浮き・ひび割れ・コーキングの劣化・雨水の侵入などをチェックし、必要に応じて軽微な補修を行います。ただし、業者によっては点検連絡を待たないと実施されない場合もあるため、契約書に「定期点検の時期」「実施方法」「通知手段」が明記されているかを確認しておくことが重要です。

次に施工保証ですが、これは工事内容や使用塗料によって期間が異なります。一般的にウレタン塗料で10年、シリコン塗料で12年、フッ素塗料で20年程度が目安です。ただし、保証の範囲は「塗膜剥離や膨れなど施工不良が原因の不具合」に限られることが多く、経年劣化や自然災害による損傷は対象外になるのが一般的です。つまり、保証書の「免責事項」までしっかり読み込み、トラブル発生時にどこまで補償されるのかを把握しておくことが大切です。
また、アフターサービスを確実に受けるためには、お客様自身が点検を依頼する姿勢も欠かせません。業者によっては点検連絡が後回しになったり、担当者が変わって記録が引き継がれないケースもあります。施工直後に発行される保証書や引渡し書類は必ず保管し、点検予定時期には自ら確認の連絡を入れることをおすすめします。さらに、点検時には写真を撮っておくと、後の比較や再点検時に有効です。

信頼できる業者ほど、工事後のサポート体制を重視し、点検報告書を発行したり、施工履歴をデータで管理しています。見積もり段階で「アフターサービスの流れ」を具体的に説明してくれる業者を選ぶことが、長期的な安心につながります。






