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大田区西馬込にてサイディングの目地・チョーキング・反りの点検を行いました2025.10.14
大田区西馬込にてサイディングの目地・チョーキング・反りの点検を行いました。費用を出させていただくにあたり、補修費の面でどの程度傷んでいるのか現地調査する必要があります。
窯業系サイディングの外壁は、見た目のデザイン性や耐久性の高さから多くの住宅で採用されています。しかし、経年によって劣化が進むため、定期的な点検と塗り替えが必要です。
特に「目地の劣化」「チョーキング現象」「反り」は、塗り替え時期を知らせる重要なサインです。現地調査でもどの程度劣化しているのかの判断基準になります。それぞれの特徴と放置した場合のリスクについて詳しく説明します。
まず「目地の劣化」についてです。サイディングボードの継ぎ目には、シーリング(コーキング)と呼ばれるゴム状の素材が充填されています。このシーリングは、雨水の侵入を防ぎ、外壁の動きによる衝撃を吸収する役割を果たしています。経年により紫外線や気温変化で硬化・ひび割れ・剥離が起こると、防水機能が失われ、雨水が壁内部へ浸入してしまいます。内部に水が入り込むと、下地材や断熱材の腐食、カビの発生など、建物の寿命を縮める原因となります。そのため、シーリングのひび割れや痩せが見られたら、早めの打ち替えが必要です。

次に「チョーキング現象(白亜化)」です。外壁を手で触れたとき、白い粉が手につく状態をチョーキングと呼びます。これは、塗膜に含まれる樹脂が紫外線や雨風によって分解され、顔料が粉状に浮き出てくる現象です。見た目の美観を損ねるだけでなく、塗膜の防水性が低下しているサインでもあります。この状態を放置すると、外壁材が直接雨水や紫外線の影響を受けるようになり、吸水や膨張・収縮を繰り返してひび割れや反りにつながります。チョーキングが確認できた段階で塗り替えを行うことで、外壁の寿命を延ばすことができます。

最後に「反り」についてです。サイディングボードは、内部に水分が入り込むことで膨張し、乾燥時に収縮を繰り返すため、次第に反りや浮きが発生することがあります。特に、シーリングの劣化や塗膜の防水性能の低下によって雨水が内部へ侵入することで、この現象が起こりやすくなります。反りやボードの浮きが進行するとボード同士に隙間ができ、そこからさらに雨水が入り込み、留めている釘やビスが緩むことで、ボードの脱落につながる危険もあります。
早期であれば部分補修や再塗装で対応できますが、重度の場合は張り替えが必要となります。

これらのサインは、いずれも塗膜の劣化や防水性能の低下が原因で起こるものです。窯業系サイディングは10年前後を目安に塗り替えを行うことで、外観の美しさを保ちつつ、建物の構造体を長期的に守ることができます。目地の割れ、チョーキング、反りのいずれか一つでも見られた場合は、点検を受け、早めにメンテナンスを行うことが大切です。弊社ではご相談のみも受け付けております!
ご不安な点やご希望等あればお気軽にお話だけでもお伺いさせてください!






