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築30年以上の外壁塗装で注意する構造劣化と下地補修2025.10.22

築30年以上の外壁塗装で注意する構造劣化と下地補修

築30年以上の外壁塗装で注意すべき構造劣化と下地補修の重要性

築30年以上経過した住宅では、外壁の表面だけでなく内部構造にも劣化が進行しているケースが多く見られます。見た目がきれいでも、内部の木材やモルタルの下地、サイディングの固定部などが傷んでいると、塗装をしても長持ちしないため注意が必要です。特に世田谷区や大田区のように気温差や湿度が大きい地域では、経年劣化が進みやすく、外壁塗装前の「下地補修」が重要なポイントになります。

まず確認すべきは、外壁内部の構造劣化です。築30年以上の住宅では、外壁材のひび割れや浮き、シーリングの剥がれなどから雨水が侵入し、木材の腐食や金属部のサビが進行している場合があります。特にモルタル外壁ではクラック(亀裂)が入りやすく、放置すると雨漏りや壁内部のカビ発生につながります。サイディング外壁でも、釘の緩みや反りが起きやすく、下地の補修を怠ると塗膜の早期剥離につながります。

次に大切なのが下地補修の工程です。塗装前には必ず高圧洗浄で汚れや古い塗膜を除去し、クラックには専用の充填材で補修を行います。傷んだサイディングボードは部分交換、シーリングは打ち替えが基本です。また、木部や鉄部が腐食している場合には、防腐・防錆処理を徹底することで、塗装後の耐久性を大きく向上させることができます。

さらに、劣化診断を専門家に依頼することも大切です。築年数が経過した住宅ほど、表面の状態だけでは劣化の進行を判断できません。外装劣化診断士などの資格を持つ専門業者に依頼すれば、外壁の内部状態まで丁寧にチェックし、最適な補修と塗装プランを提案してもらえます。

築30年以上の住宅の外壁塗装は「見た目をきれいにするだけ」ではなく、「建物の寿命を延ばすための再生工事」と捉えることが重要です。しっかりとした下地補修と適切な塗料選びによって、雨漏りや構造劣化を防ぎ、これからの10年・20年を安心して過ごすことができます。



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