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住みながらの葺き替えは可能?工程と配慮点2025.10.24

屋根の葺き替え工事は「住みながらでも可能なのか?」とよく質問をいただきます。
結論から言うと、多くの住宅では住みながらの葺き替えが可能です。屋根の工事は建物の外部で行われるため、室内での生活に大きな支障はありません。ただし、作業の工程や天候の影響によって一時的に音や振動が発生したり、生活上の注意が必要になる場面もあります。あらかじめ工事内容やスケジュールを理解しておくことが大切です。

まず工事の流れとしては、最初に安全確保のための足場を設置します。足場の周囲には飛散防止ネットを張り、作業中に発生するホコリや破片が周囲に飛ばないようにします。その後、既存の屋根材を撤去し、下地となる野地板の状態を確認します。傷みや腐食がある場合は新しい合板に交換し、その上に防水シートを敷いて雨水の侵入を防ぐ下地を整えます。防水シートが敷き終わることで、この工程以降、万が一雨が降っても建物内部に雨漏りする心配はほとんどありません。

次に、新しい屋根材を施工します。最近では軽量で耐久性に優れたガルバリウム鋼板などの金属屋根が多く採用されており、施工期間も比較的短く済みます。
屋根材の取り付けが終わったら、棟板金や端部(役物取付)の仕上げを行い、全体の清掃と点検を経て完工となります。工期は一般的に2~3週間程度で、天候によって多少前後します。
住みながら工事を行う際には、いくつかの配慮が必要です。まず、撤去や釘打ちの際に発生する騒音や振動は避けられません。特にお子様やペットがいるご家庭では、在宅中に驚かないよう事前に工事時間を確認しておくと安心です。また、工事期間中は足場や資材の搬入で玄関周りが作業動線となるため、通行の際は注意が必要です。施工業者は安全管理を徹底しますが、家族の安全を守るためにも近づかないよう心がけましょう。
さらに、屋根上での作業により一時的に粉塵が舞うことがあるため、洗濯物は室内干しにするのがおすすめです。窓の開閉も、作業の進行状況を確認して行うと安心です。換気などによる窓の開閉についても、お気軽にご相談ください。状況に応じて、こちらで調整いたします。

工事中に雨が降った場合は、防水シートにてしっかり養生が行われるため、建物内部に影響が出ることはありませんが、天候次第で工期が延びる場合もあります。
このように、屋根の葺き替え工事は外部作業が中心であり、基本的には住みながらでも問題なく行うことができます。ただし、一時的な騒音や粉塵、作業動線の制限など、生活に少しの不便は生じます。
そのため、弊社では事前に工程や注意点をしっかり施主様と共有し、生活への影響を最小限に抑える工夫をしております。弊社では、居住者様の生活リズムに配慮した工程を立て、安全な葺き替え工事を行っております。






