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天窓(トップライト)の雨漏り対策と交換時期を解説します2025.10.31

天窓(トップライト)の雨漏り対策と交換時期を解説します

天窓(トップライト)は、自然光を効率よく取り入れ、室内を明るく快適にしてくれる建築要素ですが、屋根に穴を開けて設置する構造上、雨漏りのリスクが非常に高い部位でもあります。ここでは、プロの目線から天窓の雨漏り対策と交換時期について詳しく解説します。

天窓

まず雨漏りの主な原因は、「シーリングや防水部材の劣化」「取り合い部分の施工不良」「結露の誤認」の3つです。天窓周囲のシーリング材は紫外線や熱で劣化しやすく、10年前後で硬化・ひび割れを起こします。また、屋根材と天窓の取り合い部分に設けられた「水切り板金」や「防水シート(ルーフィング)」が傷んでいると、雨水が内部へ浸入しやすくなります。さらに冬季には、結露水が枠内に溜まり雨漏りのように見えるケースもあり、プロはまずこの見極めを正確に行います。

雨漏れ

雨漏り対策として最も重要なのは、定期的な点検と早めのメンテナンスです。屋根塗装や葺き替えの際には必ず天窓周りもチェックし、シーリングの打ち替えや水切り板金の再施工を行うことが基本です。また、最近の天窓は防水性・断熱性ともに格段に向上しており、古いタイプに比べて雨仕舞いの設計が進化しています。そのため、20年以上経過した天窓は、補修ではなく本体交換を検討するのが現実的です。メーカーによってはパーツ供給が終了していることも多く、ガラスパッキンや開閉金具の交換ができないケースもあります。

天窓

交換時期の目安はおおよそ20〜25年。ただし、台風や大雪などでフレームが歪んだ場合や、室内側の木枠に黒ずみ・腐食が見られる場合は、早期の交換が必要です。交換の際は屋根材との相性も考慮し、既存の屋根形状に合わせた防水フラッシングの再施工を行うことがポイントです。

適切な点検とタイミングを見極めることで、天窓は明るさと快適性を長く維持できます。外装リフォームのプロとしては、「雨漏りしてから」ではなく「雨漏りする前」の対応が、結果的に最もコストを抑える賢いメンテナンスといえるでしょう。

メンテナンスや点検をお考えの方は是非アイブイホームにご連絡ください!!



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