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外壁塗装の保証内容はどこまで?年数と対象範囲の違い2025.11.15

**外壁塗装の保証内容はどこまで?

年数と対象範囲の違いをプロが解説**
外壁塗装の見積りを比較すると、
「10年保証」「5年保証」「塗膜保証」など、会社によって保証内容が大きく異なります。
しかし“保証年数だけ”を見て判断するのは危険です。
大切なのは 保証の対象範囲 と どこまで対応してもらえるか を理解することです。
1. 外壁塗装の保証に含まれるのは?
一般的に外壁塗装の保証で多いのは次の内容です。
✔ 塗膜の剥がれ・膨れの保証(塗膜保証)
もっとも一般的な保証。
施工不良や密着不良が原因で 剥がれ・膨れ が発生した場合に無償で補修。
✔ ひび割れの再発保証(一部業者)
外壁材によっては微細なヘアークラックの再発を保証するケースもありますが、
構造的な大きなひび割れ(構造クラック)は対象外 になることが多いです。
✔ 防水の保証(屋上・バルコニー)
防水工事をセットで行う場合、
「防水層の破断・漏水」などを保証する場合も。
2. 保証“年数”は何で変わる?

保証年数は次の要素で変わります。
① 使用する塗料のグレード
- アクリル → 1〜3年
- ウレタン → 3〜5年
- シリコン → 5〜7年
- フッ素 → 10〜12年
- 無機 → 10〜15年
塗料の耐久性が上がるほど、保証年数も長くなります。
3. 保証対象外になりやすいケース
保証書に小さく書かれていることが多い“対象外”項目です。
✔ 経年劣化(チョーキング・色あせ)
塗膜が正常に劣化していく現象は保証対象外。
✔ 地震・台風など自然災害による損傷
災害は保証でなく火災保険の対応。
✔ 外壁自体の欠陥(構造クラック・反り・浮き)
塗装では改善できない構造問題は対象外。
✔ 周辺工事が原因の破損(別業者の足場など)
4. 保証を比較するときのチェックポイント
年数よりも重要なのが「範囲」と「対応内容」 です。
✔ 保証書は発行されるか?(口頭だけはNG)
✔ どの劣化症状が対象なのか?
✔ 無償補修の範囲は?部分補修?全面?
✔ 施工店保証+メーカー保証の両方があるか?
✔ 定期点検はあるか?
信頼できる業者は、
保証の条件・対象外項目・対応フローまで明確に説明します。
まとめ

外壁塗装の保証は、
「年数」よりも「どこまで対応してもらえるか」が大切。
- 塗膜の剥がれ・膨れが中心
- ひび割れや色あせは対象外が多い
- 高耐久塗料ほど保証年数が長い
- 曖昧な保証は要注意
保証内容を理解しておくことで、失敗しにくい塗装工事ができます。






