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塗料の乾燥時間・硬化時間の目安と季節影響2026.01.12

塗料の乾燥時間・硬化時間の目安と季節影響

塗料の「乾燥時間」と「硬化時間」は、塗装品質と耐久性を左右する重要な要素です。一般の方には同じ意味に捉えられがちですが、プロの現場では明確に区別して管理します。

まず乾燥時間とは、塗料表面が指で触れても付着せず、次の工程に進める状態までの時間を指します。外壁用塗料の場合、気温20℃・湿度65%前後の標準条件で、下塗りは2~4時間、中塗り・上塗りは3~6時間が目安です。一方、硬化時間とは塗膜内部まで化学反応が進み、本来の強度・耐候性を発揮するまでの時間を指し、これには数日~1週間程度かかることも珍しくありません。乾いたように見えても、完全硬化前に強い衝撃や雨が当たると、性能低下や不具合につながるため注意が必要です。

乾燥

季節による影響も非常に大きなポイントです。春と秋は気温・湿度が安定しており、乾燥・硬化ともに最も理想的な条件です。メーカーが想定する標準環境に近いため、仕上がりも安定しやすく、工期管理もしやすい時期といえます。

夏は気温が高く乾燥が早まる一方、表面だけが急激に乾き、内部の硬化が追いつかない「表面乾燥」が起きやすくなります。この状態で重ね塗りすると、膨れや剥離の原因になります。プロはあえて乾燥時間を長めに取ったり、早朝や夕方の施工を選ぶなど調整を行います。

夏

冬は逆に気温低下で乾燥・硬化が著しく遅れます。特に気温5℃以下では塗料性能が十分に発揮されず、硬化不良のリスクが高まります。そのため冬季は施工可能時間を短縮したり、使用塗料を選定するなどの配慮が欠かせません。

冬

梅雨時は湿度が高く、乾燥遅延や白化現象が起きやすいため、天候判断と工程管理がプロの腕の見せ所となります。

結論として、塗料の性能を最大限引き出すには「乾燥時間を守る」だけでなく、「季節と環境を読んだ施工管理」が不可欠です。単なる日数ではなく、気温・湿度・風まで考慮して判断することが、長持ちする塗装への近道といえるでしょう。



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