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外壁塗装におけるメーカー保証と工事保証の違い2026.01.31

外壁塗装を検討する際、見積書や契約書に記載される「保証」の内容を正しく理解している方は意外と多くありません。特に混同されやすいのがメーカー保証と**工事保証(施工保証)**の違いです。この2つを区別して理解することが、塗装工事で後悔しないための重要なポイントだといえます。
まずメーカー保証とは、塗料メーカーが自社製品に対して付与する保証です。主な対象は塗料そのものの性能で、規定の施工仕様を守っているにもかかわらず、短期間で著しい剥離や膨れなどの不具合が発生した場合に適用されます。ただし、保証されるのは「塗料代」もしくは「塗料の再支給」に限られることが多く、再施工にかかる人件費や足場代までは含まれないのが一般的です。また、メーカー保証を受けるには、下地処理や塗布量、乾燥時間などの厳格な施工基準を満たしている必要があり、登録施工店のみが発行できるケースもあります。

一方、工事保証は実際に施工を行った業者が責任を持つ保証です。塗膜の剥がれ、施工不良による早期劣化、下地処理不足に起因する不具合など、工事の品質そのものが対象になります。こちらは再施工時の人件費や足場費用まで含まれることが多く、施主にとって実質的な安心材料といえます。ただし、保証内容や年数は業者ごとに大きく異なり、口約束だけで書面がない場合は注意が必要です。

重要なのは、「メーカー保証がある=安心」ではない点です。外壁塗装の不具合原因の多くは、塗料の欠陥よりも施工不良にあります。つまり、実際にトラブルが起きた際に機能するのは工事保証であることがほとんどです。プロの立場では、保証年数の長さよりも「保証対象が明確か」「不具合時の対応フローが決まっているか」「会社が継続できる体制か」を重視します。

理想的なのは、メーカー保証と工事保証の両方が揃っている状態ですが、最も重要なのは施工品質です。保証はあくまで“保険”であり、適切な診断と確実な施工があってこそ意味を持ちます。契約前には保証書の中身を確認し、何が・どこまで・誰の負担で直るのかを明確にすることが、失敗しない外壁塗装につながります。






