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ベランダと屋根の取り合い部分からの漏水対策2026.02.25

ベランダと屋根の取り合いは、住宅の中でも特に漏水リスクが高い部位です。構造が複雑で、防水層・板金・外壁・笠木など複数の部材が交差するため、わずかな施工不良や経年劣化が雨水の侵入口になります。重要なのは「表面防水」だけでなく「納まり」と「排水経路」の健全性を総合的に確認することです。

まず多いのが、ベランダ防水の立ち上がり不足や亀裂です。FRP防水やウレタン防水でも、立ち上がりが150mm未満、もしくはサッシ下端より低い場合は強風時に吹き込みます。防水層のトップコート劣化だけでなく、端部のシーリング切れも重点的に点検します。単なる再塗装ではなく、防水層の浮きや層間剥離があれば部分改修ではなく全面改修を判断します。

ベランダ

次に屋根との取り合い部。下屋根がベランダ壁に差し込む形状では、雨押え板金と防水紙の納まりが生命線です。本来は二次防水であるルーフィングを立ち上げ、さらに雨押え板金で覆う「二重防御」が基本です。ここで多い不具合は、板金内側の防水紙が切れている、あるいは外壁改修時に上から被せただけの簡易施工になっているケースです。散水調査で浸入経路を特定し、板金の脱着と防水紙の差し替えまで行うのが確実です。

バルコニー

排水も重要です。ベランダのドレン詰まりや勾配不良があると、水が滞留し取り合い部へ逆流します。清掃だけでなく、ドレン周囲の防水補強や改修用ドレンの設置を検討します。笠木からの浸水も見落とされがちで、ジョイント部の止水処理や内部への水抜き構造の有無を確認します。

屋上

対策の基本は「原因の特定」「二次防水まで含めた改修」「排水改善」の三点です。表面のコーキング増し打ちだけでは再発します。足場を設ける外壁塗装や屋根工事のタイミングで同時点検・同時改修を行うことが、結果的にコストもリスクも抑える最善策です。



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