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大田区にてサイディングカバー工事の下地に重要な胴縁取付工事行いました2025.07.19

大田区南馬込にてサイディングカバー工事の下地に重要な胴縁の取付工事を行いました。
住宅の外壁リフォームにおいて、既存のモルタル壁の上からサイディングを張る「カバー工法」は、コストと工期を抑えつつ、見た目と性能を向上させることができる有効な手段です。今回は、その中でも非常に重要な工程である「胴縁」施工についてご紹介します。

サイディングのカバー工法とは、既存の外壁を解体せず、その上に新しい外壁材(サイディング)を張り付けるリフォーム手法です。モルタル壁のように解体や撤去に手間や費用がかかる場合に適しており、住宅の美観と耐久性を高めることができます。
胴縁とは、外壁材を固定するための「下地材」のこと。木材や樹脂、金属製のものが使われ、モルタルの上に縦方向または横方向に一定間隔で取り付けていきます。この胴縁の上にサイディングをビスなどでしっかりと固定します。
胴縁は単なる「固定用の枠」と思われがちですが、実は通気・排湿を確保するためにも非常に重要な役割を担っています。

胴縁施工のポイント
- 通気層の確保
サイディングと既存のモルタル壁の間には隙間(通気層)を設けます。これにより、壁内部の湿気を効率よく排出し、結露や腐朽のリスクを軽減します。胴縁はこの通気層を生み出すために不可欠です。 - 下地の確認と防水処理
モルタル面の劣化やひび割れがある場合は、胴縁取り付け前に補修を行います。また、胴縁の裏には防水シートを施工し、万が一の雨水侵入にも備えます。 - ビスの打ち込み位置と長さ
胴縁をしっかりとモルタル下の下地に固定するためには、専用の長いビスで確実に固定する必要があります。施工ミスがあると、後のサイディング浮きや脱落の原因となります。
既存モルタルにサイディングをカバーする工法は、外壁リフォームの中でも特に合理的な方法ですが、その中でも胴縁の施工は成功のカギを握っています。見えなくなる部分だからこそ、正確で丁寧な施工が求められます。

リフォームをご検討中の方は、見た目だけでなく、構造や通気性、防水性など「中身の品質」にも注目して、安心して長く住める家づくりを目指しましょう。