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大田区南馬込にて塗装前に屋根のコケ・カビの汚れを高圧洗浄にて除去2025.11.22

大田区南馬込にて塗装前の下地処理として屋根のコケ・カビの汚れを高圧洗浄にて除去しました。
塗装前の屋根に付着したコケやカビ、古い塗膜や土埃を丁寧に取り除くことは、仕上がりの美しさだけでなく、塗膜の耐久性を大きく左右します。

今回のようなスレート屋根は表面がざらついており、湿気が溜まりやすいためコケや藻が発生しやすい構造をしています。これらの汚れを残したまま塗装を行うと、塗料がしっかり密着せず、早期の剥がれや膨れにつながってしまうため、塗装前の高圧洗浄が欠かせません。
高圧洗浄の手順としては、まず屋根全体を確認し、脆弱になっている部分や破損箇所がないか事前にチェックします。
水圧が強いため、傷んだ部分に無理に洗浄を行うと破損が広がる恐れがあるため、状況に応じて水圧を調整していきます。

傾斜が急勾配な部分は滑りやすく危険なため、安定して作業ができるよう安全確保をした上で洗浄を開始します。

汚れや洗浄水が下へ流れる性質を利用し、効率よく全体を洗い上げるために、上から下へと一定方向に洗浄を進めていきます。
最初に表面を広範囲に洗い流し、次にコケやカビが特に多い北面や日陰部分を重点的に洗浄します。コケが厚くこびり付いている場合には、ノズルを回転型(トルネードノズル)に切り替えて強力な水流で根本から除去します。目に見えない汚れや埃までしっかり落とし、丁寧に洗浄を行います。
高圧洗浄を行う理由は、見た目を綺麗にするためだけではありません。最大の目的は塗料の密着性を高めるためです。塗装は「下地がどれだけ整っているか」で耐久性が決まります。コケやカビ、古い塗膜の剥がれかけ部分が残ったまま塗装すると、塗料が密着するのは汚れではなく弱った表層のため、すぐに剥がれや膨れが起きてしまいます。高圧洗浄で劣化した表層をしっかり削ぎ落とすことで、塗料が下地に直接付着し、長期間にわたって保護性が維持されます。

特に湿気の多い地域や北面の屋根ではコケカビが再発しやすいため、この処理が長期的な美観維持に繋がります。
最後に、洗浄後はしっかり乾燥時間を確保します。濡れた状態で塗装をすると密着不良を起こすため、天候や気温に合わせて十分な乾燥を確認してから下塗りに移ります。






