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大田区池上台にて屋根カバー補修における天窓周りの防水処理を行いました2025.12.11

大田区池上台にて屋根カバー補修における天窓周りの防水処理を行いました

大田区池上台にて屋根カバー補修における天窓周りの防水処理を行いました。天窓周りの防水処理は、雨漏りを防ぐうえで重要な工程の一つになります。

天窓は屋根面に開口部があるため、通常の屋根材よりも雨水が集中しやすく、水の侵入リスクが高です。そのため、天窓周りの処理が不十分だと、どれだけ高品質な屋根材でカバー工法を行っても、内部への漏水が起こる可能性があるためしっかりと防水処理を行う必要があります。

既存の天窓の状態を確認をした際に、枠の腐食、パッキンの劣化、ガラスと枠の隙間、既存防水シートの破れなどを細かく点検し、再利用が可能かどうかをまず判断します。劣化がひどい場合は、天窓そのものの交換を推奨するケースもあります。カバー工法では屋根材を重ねていくため、一度施工を行うと天窓回りの手直しが難しいです。

既存状態

天窓周りの一次防水として、防水シート(ルーフィング)のを敷きます。天窓の周り、四方をしっかりと覆うことで、万が一屋根材の下へ雨水が入り込んでも室内へ侵入しないようにします。防水シート(ルーフィング)同士の重ね幅を十分に確保し、継ぎ目を確実に密着させます。また、四隅は雨水が溜まりやすく、浸入のリスクが高いため、補強用の防水テープを併用し、弱点を作らないように施工します。

防水シート天窓周り

そして二次防水として、板金による捨て板金・水切り・立ち上がり板金の取り付けを行います。特に重要なのが「下場(天窓の下側)の水切り」で、流れてくる雨水をスムーズに左右へ逃がす役割があります。

天窓板金

最後に、カバー工法で使用する新しい屋根材(ガルバリウム鋼板など)を、天窓の板金部分に合わせて丁寧に加工し、隙間をつくらないように葺いていきます。屋根材と板金の取り合い部分には、コーキング処理を施します。きちんと雨水の侵入経路を遮断し、長期的な耐久性を考慮した施工を行います。

天窓周りの防水処理は、細部の積み重ねが屋根全体の耐久性を左右します。丁寧な下地処理と板金施工により、長く安心して暮らせる屋根環境をつくることができます。



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