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外壁塗装のトラブル事例と回避策 (色ムラ・剥がれ・工程省略)について2025.12.13
① 色ムラのトラブル
色ムラは、塗料の希釈不足・過度の希釈、乾燥時間の未確保、塗装職人の技術差などによって発生します。また、下地の吸い込みが強い場合や、下塗り不足でもムラが出やすくなります。
回避策としては、まず「吸い込み止めの適切な下塗り塗料」を使用して塗装する事、さらに同じ職人が同じ塗り方で一面を仕上げる「同一方向・同一ペースの塗装」が重要です。使用塗料のロット番号をそろえ、途中で別ロットを混ぜないことも効果的です。施工中に施主側が確認できるよう、現場写真の共有や進捗説明を受けると安心です。弊社では施主様の壁材に合わせて塗料を使用しており、塗料の種類も全て使用量と共に見積書に明記しています。また、きちんと見積もり書に沿った塗料が使用されていることが施主様も把握できるよう、直接施主様のお家に新品の塗料缶を届けさせていただいております。

② 塗膜の剥がれ(剥離)
剥がれの多くは「下地処理不足」に起因します。汚れ・コケ・古い塗膜を十分に除去せずに塗装すると、密着不良を起こし、1〜3年で膨れや剥がれが発生します。また、下塗り材の選定ミス(サイディングにシーラーではなくフィラーを使用するなど)や、乾燥不足のまま重ね塗りすることも原因になります。回避するには、高圧洗浄の徹底、クラック補修、旧塗膜のケレン作業などの「下地処理の詳細が見積書と報告書で明記されている会社」を選ぶことが大切です。さらに、下塗り・中塗り・上塗りの乾燥時間を守る業者であるかも確認すべきポイントになります。弊社では、既存の状態に合わせ下地処理を丁寧に行い、乾燥時間を含めメーカの指示書に沿った施工を行っております。

③ 工程省略(手抜き)
外壁塗装のトラブルで最も多いのが工程省略です。例として、下塗りを一部しか塗らない、2回塗りを1回で済ませる、養生を不十分にして窓周りが汚れるなどが挙げられます。
特に塗料の使用缶数をごまかすケースもあり、本来必要量より少ない塗料で仕上げると耐久性が大きく低下します。これを防ぐためには「使用塗料の缶の写真」「作業工程の毎日の報告」「乾燥時間の記録」といった“見える化”を行う会社を選ぶことが効果的です。また、極端に安い見積りは工程を省略するリスクが高いため、適正価格での比較が重要です。①と同様に、弊社では「見える化」の仕組みづくりをしておりお客様に安心して施工をお任せいただけるよう心がけております。

◆総合的な回避策
・見積書に工程と材料仕様が細かく記載されているか
・塗料メーカーの規定(塗布量・乾燥時間)を遵守するか
・写真付きの施工報告を行うか
・保証内容(5〜10年)が明確か
これらを満たす業者であれば、色ムラ・剥がれ・工程省略といった代表的なトラブルを大きく防ぐことができます。






