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屋根工事
大田区池上にてコロニアルNEO屋根を「アルマ」でカバー工法補修

Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
今回のお客様からは、メンテナンスにあたり今後20年間、屋根を良好な状態で維持したいというご要望をいただきました。
既存の屋根材が「コロニアルNEO」という、2001年~2010年頃にクボタ(現ケイミュー)が製造していたノンアスベストのスレート屋根材でした。従来のコロニアルと比べ、アスベストを含まない安全性が特徴ですが、耐久性が低く、水分を吸収しやすい素材で作られているため、経年劣化により層状剥離やひび割れ、欠けが多く発生する特徴があります。コロニアルNEOが塗装に向いてない屋根材ということ、これらの特徴をお伝えした上で、塗装以外の補修として「葺き替え工法」「カバー工法」のいづれかを勧めさせていただきました。
工事の基本情報のご紹介
平米数 約75㎡ 築年数 約50年 前回の塗装 約20年前 費用 約96万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 アルマ / メーカー:ニチハ 保証 10年 工期 2~3週間 担当 小西圭司 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

現地調査時 
現地調査時 今回ご依頼いただいたお客様の屋根の状態は、劣化が激しく屋根材自体が外れている箇所も見受けられました。メンテナンスするにあたり、塗装を行う場合は屋根材や下地がしっかり固定されていることが前提になります。外れた屋根材の上から塗っても、塗料が割れたり剥がれたりする原因になる恐れがあるためです。また、外れた屋根材の上から塗装では屋根の隙間を塞げず、防水機能が確保できないため、雨漏りの危険が残ります。
今回の様に、こうした劣化症状がみられる場合、塗装をしても塗膜が密着せず、すぐに剥がれてしまう恐れがあります。また、コロニアルNEO製造元のメーカーでも塗装によるメンテナンスは推奨していません。
適切な改修方法としては、既存の屋根の上から新しい金属屋根材をかぶせる「屋根カバー工法」または屋根を全て撤去して新しくする「葺き替え工事」が推奨されます。
施工中の様子
屋根カバー工法による補修【足場組み】

足場組み 
足場組み 足場組みでは、施工する家と隣家との距離や公道までの距離と位置を確認し、安全を確保している状態で設置していきます。
トラックで資材を搬入し、建物周囲に配置します。下から順に組み上げ、建物全体を覆った後、塗料飛散防止や作業員の安全確保のためのメッシュシート養生を足場外側に張ります。組み終えた後に、揺れや固定不良、塗装職人が作業をしやすい状態で組めているかの点検を再度行います。一般的な戸建て並みの大きさの場合、半日~1日で仮設することができます。
足場を組む際には金属音などが発生するため、弊社では近隣の方々にご理解いただけるよう、事前にご挨拶と工事内容のご案内をさせていただいております。ご希望があれば、お客様にもご同行いただき、一緒にご挨拶に回ることも可能です。
屋根カバー工法による補修【既存棟板金・貫板撤去】


カバー工法における既存棟板金の撤去は、仕上がりの品質と雨漏り防止のために欠かせない重要な工程になります。
棟板金を外すことで、屋根全体に新しい防水シートをしっかりと敷き込むことができます。これにより、雨水の侵入経路を完全に遮断することが可能です。
屋根カバー工法による補修【防水シートを敷く・各役物取付】

防水シートを敷く 
防水シートを敷く 
役物取付 
役物取付 カバー工法では古い屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を施工します。
既存屋根の上に防水シートを敷くことで、古い屋根材への雨水の浸透を防ぎ下地の腐食を抑えます。
古い屋根の下にも防水シートが敷かれていますが、防水シート(ルーフィング)の寿命が10年~15年程度が目安とされているため、カバー補修の際にもう一度新しく敷きなおしてあげる必要があります。

役物取付 
役物取付 今回は天窓を塞ぎたいとのことでしたので、このタイミングで防水シート・専用役物を窓枠周りに取付け雨水の侵入経路を完全に遮断します。
屋根カバー工法による補修【アルマ屋根材・樹脂貫板板金の新設】




防水シートを敷き終わり、各場所に専用役物の取付後、アルマ新屋根材を設置していきます。新屋根材と合わせて雪止めも取り付けます。
弊社では樹脂貫板を採用しており、防腐処理済みの貫板 (細長い樹脂製の板)を取り付けます。その上から覆うように役物(やくもの)棟板金 を被せます。
役物板金は、屋根の仕上がりや雨仕舞い(水の流れを正しく処理すること)に欠かせない重要な部材になります。屋根の端の板金は、雨漏りに直結する場所であるため、末端処理を含め丁寧に施工をしていく必要があります。
完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって最後の確認を行います。
足場を登らないと見えない部分は撮影した写真を見ていただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております。外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!
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外壁塗装
大田区池上にてサイディング外壁をダブルトーン工法で塗装補修を行いました

Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
今回のお客様は、外壁のひび割れが気になるとのことで、塗装によってサイディングのタイル模様を生かした外観にしたいというご希望をお持ちでした。また、今回のメンテナンスにあたっては、今後20年間、外壁を良好な状態で維持したいというご要望をいただきました。
弊社からは「衝撃や動きに追従できる弾力性のある塗料を使用すること(モルタル外壁は経年劣化によりひび割れが生じやすいため)」「タイル調の意匠を損なわない、ダブルトーン工法による塗装補修」をご提案させていただきました。また、塗料については、20年以上の耐久性を考慮し、フッ素樹脂を含む塗料をご提案させていただきました。工事の基本情報のご紹介
平米数 約150㎡ 築年数 約50年 前回の塗装 約20年前 費用 約100万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 フッ素REVO / アステックペイント 保証 10年 工期 2~3週間 担当 小西圭司 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

現地調査時(施工前) 
現地調査時(施工前) モルタル外壁はセメント・砂・水を混ぜた素材のため、乾燥や気温変化、建物の揺れなどによってひび割れが生じやすい性質があります。現地調査を行うと、モルタルがひび割れている状態が何か所か見受けられました。このような状態がたくさん見られる場合は、外壁全体や下地の劣化が進行している可能性があります。
ひび割れの種類には、表面だけの細い「ヘアークラック」と、下地まで達する「構造クラック」があり、後者は雨水の侵入や凍害による劣化を引き起こす恐れがあります。そのまま放置すると、内部の鉄筋が錆びたり、外壁の浮き・剥がれにつながることもあります。早期に補修を行い、専用のシーリング材で亀裂を埋めた上で、再塗装や防水処理を施すことが重要です。

現地調査時(施工前) 
現地調査時(施工前) コーキング部が上の写真のように隙間がが空き劣化すると雨水が侵入し、外壁内部や躯体に水が回ることで、木材の腐食や鉄筋の錆、カビの発生などにつながります。さらに、隙間から外気が侵入すると室内の温度管理が難しくなり、冷暖房効率が下がることもあります。
また、コーキングが本来持っている外壁材同士の伸縮や振動を吸収する機能が失われ、モルタルやサイディングにひび割れが広がる原因となります。コーキングを新しく打ち替えてあげる必要があります。
施工中の様子
ツートーン工法によるおしゃれな外壁塗装【足場組み・高圧洗浄】

足場組み 
足場組み 足場組みでは、施工する家と隣家との距離や公道までの距離と位置を確認し、安全を確保している状態で設置していきます。
トラックで資材を搬入し、建物周囲に配置します。下から順に組み上げ、建物全体を覆った後、塗料飛散防止や作業員の安全確保のためのメッシュシート養生を足場外側に張ります。組み終えた後に、揺れや固定不良、塗装職人が作業をしやすい状態で組めているかの点検を再度行います。一般的な戸建て並みの大きさの場合、半日~1日で仮設することができます。
足場を組む際には金属音などが発生するため、弊社では近隣の方々にご理解いただけるよう、事前にご挨拶と工事内容のご案内をさせていただいております。ご希望があれば、お客様にもご同行いただき、一緒にご挨拶に回ることも可能です。

高圧洗浄 
高圧洗浄 
高圧洗浄 
高圧洗浄 
高圧洗浄 
高圧洗浄 足場組みが終わると、高圧洗浄に入ります。
塗装前に行う高圧洗浄は、外壁や屋根の汚れ、カビ、藻、古い塗膜の剥がれかけ部分を除去し、塗料の密着性を高める重要な下地処理になります。汚れやホコリが残ったまま塗装すると、塗膜の剥がれやムラの原因になります。高圧洗浄では水圧で表面を清掃するため、目に見えない微細な汚れや藻も除去することが可能です。丁寧に洗浄することが塗装の耐久性を左右します。洗浄後は十分に乾燥させることで、塗料がしっかり密着し長持ちする仕上がりになります。
弊社では、塗装面以外の土間などもこの機会に洗浄させていただいております。
ツートーン工法によるおしゃれな外壁塗装【養生・下塗り】

下塗り 
下塗り 
下塗り 
下塗り 
下塗り後 
下塗り後 洗浄が終わり次第、壁をしっかり乾燥させ塗装面以外を養生していきます。上写真の緑と紫のテープ部が養生になります。養生をすることで、塗装面と塗装面以外の境界線を綺麗に仕上げることが出来ます。
下塗りは、素地(外壁や屋根の下地材)と上塗り材をしっかりと密着させる「接着剤」のような役割を果たします。下塗りが不十分だと、数年で塗膜が剥がれてしまう原因になります。
特にモルタル外壁は、そのままでは塗料を吸い込みやすい性質があります。下塗りを行うことで吸い込みを均一に抑え、上塗り材の発色や性能を安定させることができます。また、表面の細かい傷(ヘアークラック)や凹凸を滑らかにし、下地を整える役割もあります。
ツートーン工法によるおしゃれな外壁塗装【下地ひび割れ補修・中塗り】

ヒビ割れ補修 
ヒビ割れ補修 次に、下塗り塗料では埋まらなかったヒビの部分を専用の補修材で埋めていきます。
この工程は、下塗り塗料を十分に乾燥させてから行うことが大切になります。下塗りがしっかり乾いていない状態で補修材を充填すると、密着不良の原因になります。
しっかりと乾燥させたうえで補修材を充填することで、下塗り層と補修材がしっかりと密着し、仕上がりや耐久性が向上します。補修材をクラック内にしっかりと充填し、ヘラで押し込むように作業します。写真の様に、クラックを完全に埋めるようにして、表面が平滑になるように仕上げます。

中塗り 
中塗り 
中塗り 
中塗り ヒビ割れ補修後、その上から中塗りを行っていきます。
中塗りは、下塗りで整えた下地の上に塗布され、上塗りとの密着を良くする「接着層」としての役割を持ちます。また、塗膜の厚みを確保します。上塗り塗料の機能(外壁を紫外線や雨風から守るための強度と防水性)を向上させる重要な層でもあります。中塗りは通常、上塗りと同じ塗料を使用し、色ムラを防ぎ、美しい仕上がりに導きます。
今回はツートーン工法なため、中塗りと上塗りでは異なる色を使用しています。
塗膜の均一性を保つことで、塗装の寿命を延ばし、外壁全体の保護性能を高める役割も担います。
窓枠周り・外壁材のつなぎ目【コーキング補修】

コーキング前 プライマー塗布(窓枠) 
コーキング前 プライマー塗布 コーキング補修(シーリング補修)は、外壁の隙間や目地を埋めることで雨水の侵入を防ぎ、建物の防水性と気密性を保つための重要なメンテナンスです。特にサイディング外壁や窓まわりなどは、経年劣化によってコーキングが硬化・ひび割れ・剥離するため、定期的な補修が必要になります。
コーキング部分をカッターにて撤去し、打ち替え・打ち増し(窓枠周りのみ)を行います。目地の両側にマスキングテープを貼り、コーキングがはみ出さないように養生します。仕上がりのラインを決める大切な作業です。コーキングを打つ前に、目地の側面にプライマーを刷毛で均一に塗布します。

コーキング充填(窓枠)打ち増し 
コーキング充填 打ち替え 基本的は既存の物を除去し、新しく打ち替えます。
窓回りのみ冊子をカッターで傷つける危険がある(傷つけてしまうと雨漏りの原因になる)ため、既存の上から被せるように新しいコーキング剤を塗布していきます。
コーキング撤去~充填まで、外壁材がむき出しになり雨漏りの原因になるため雨の日を避けて作業を行います。
ツートーン工法によるおしゃれな外壁塗装【上塗り】

上塗り 
上塗り 外壁塗装の上塗りは、塗装工程の最終仕上げとして美観と耐久性を決定づける重要な工程になります。上塗りは、中塗りで形成された塗膜を保護し、外壁を紫外線・雨・風・汚れなどの外的要因から守る役割を持ちます。
さらに、上塗りには防水性・耐候性・汚れ防止等、塗料の機能が付加されます。適切な厚みと均一な仕上がりで施工することで、塗膜の寿命が延び、外壁の劣化を長期間防ぐことができます。

上塗り 
上塗り後 上塗りを塗布することで、色やツヤを整えられ建物の印象が美しくなります。
ツートン工法により、中塗り(黒)の上から上塗り(赤茶色)を塗布することでタイル目地が浮き上がり、実際のタイルを使用しているかのような艶のある高級感ある外観になりました。

上塗り 
上塗り後 
上塗り後 
上塗り後 付帯部塗装

軒天塗装 
破風塗装 付帯部塗装とは、外壁や屋根以外の雨樋、破風板、軒天、シャッターボックスなど建物の周辺部位に行う塗装のことです。外壁より面積は小さいですが、風雨や紫外線の影響を受けやすく、放置すると腐食や劣化が進みます。
塗装前は高圧洗浄にて外壁同様、塗装面の下地を整えているため外壁の上塗りが終わり次第、作業に入ることが出来ます。適切な付帯部塗装により、美観維持と建物寿命の延長が可能になります。
雨樋は弱溶剤塗料を使用するなど、付帯部の種類により各所適切な塗料を使用していきます。

樋塗装 
ベランダ床塗装 ベランダの床塗装は、雨水や紫外線から床面を守り、建物内部への漏水を防ぐための重要な防水メンテナンスです。長期間の使用により、ひび割れや色あせ、塗膜の剥がれが生じると、防水性能が低下して雨漏りの原因になります。弊社では大きな剥離現象や防水層がダメージを受けていない限り、トップコート塗装による補修を行っております。定期的にメンテナンスをすることでベランダ床も防水性・耐候性が向上し、美観が保たれます。
完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 
足場解体前検査 足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって最後の確認を行います。
お客様にも建物周りをご一緒に確認していただきます。また、足場を登らないと見えない部分は撮影した写真を見ていただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております。外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!
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屋根工事
大田区北馬込にてガルバリウム鋼板屋根を遮熱塗料を使用し塗装補修を行いました

Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
今回ご依頼していただいたお客様は、夏場の室内の暑さを気にされており、メンテナンスに支払うご予算も決められておりました。ガルバリウム鋼板の特性に適した性能と費用面を考慮し、遮熱性と柔軟性を備えたアステックのシリコン塗料「スーパーシャネツサーモSi」をご提案いたしました。
工事の基本情報のご紹介
平米数 60㎡ 築年数 11年 前回の塗装 なし 費用 約40万円(足場代込)
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 スーパーシャネツサーモSi (色:トゥルーホワイト)/メーカー:アステック 保証 10年 工期 2~3週間程度 担当 植木尚史 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)



写真から見て取れるように、新築時のような金属光沢やツヤが失われ、全体的にくすんだ印象を受けます。
長期間日光にさらされたことで、紫外線の影響により塗膜の劣化が進行したことが考えられます。 新築時では、ガルバリウムの上に塗装された塗膜により防汚機能がありますが、年数の経過とともにその機能が低下し、汚れが付着しやすくなります。写真でも表面がうっすら黒く汚れていることが確認できます。ガルバリウム鋼板は防錆性が高い素材ですが、小さな傷や、釘まわりや切断面、重なり部分に溜まる水分などから徐々にサビが発生することがあります。施工中の様子
下地を整え、塗料の密着性を高める高圧洗浄



塗布面に汚れが残っている場合、塗料の密着性に影響してしまいます。そのため最初の工程で、屋根全体を高圧洗浄で清掃します。コケ・藻・汚れ・チョーキング粉・サビをしっかり落とすことで、塗料の密着を高めます。汚れが残っていると塗膜が浮いたり、早期剥がれの原因になってしまいます。
錆止め塗料を丁寧に塗布します【錆止め塗料を使用した下塗り】


サビや古い塗膜の浮きが見られる場合には、サンドペーパーで丁寧に除去した後、下塗りとして錆止め塗料を塗布します。今回は目立ったサビの発生がなかったため、高圧洗浄のみで下地処理として十分な状態でした。
ガルバリウム鋼板の表面は、アルミと亜鉛の合金めっきで覆われており、非常にツルツルしていて塗料が密着しにくいという特徴があります。錆止め塗料には、錆による腐食を防止する他、ガルバリウム表面と上塗り塗料を密着させる“接着剤”の役割を果たします。 ガルバリウム鋼板には「エポキシ系」「変性シリコン系」の密着性が高い専用の金属用プライマー(サビ止め塗料)が使用されます。特に釘まわりや重なり部は腐食が起こりやすいため、念入りに防錆剤を塗布します。
遮熱塗料にてお住まい全体を暑さから守ります【中塗り】

中塗りは、下塗りで形成された防錆層の上に塗料の厚みと強度を持たせる工程です。塗膜の耐久性や防水性(今回の場合は遮熱塗料を使用しているので、遮熱性)を確保するために非常に重要な役割を果たします。下塗りがしっかり乾燥したことを確認したうえで行い、金属面との密着を保ちながら、塗膜を均一に仕上げていきます。
ガルバリウム鋼板は金属特有の熱膨張・収縮が起こるため、柔軟性や遮熱性に優れた塗料を選んであげることが重要です。
熱塗料にてお住まい全体を暑さから守ります【中塗り】


ガルバリウム鋼板の上塗りは、塗装工程の最終仕上げとして美観と保護性能を完成させる最後の工程になります。中塗りによって形成された塗膜をさらに強化し、屋根全体を紫外線・雨風・熱から長期間守る役割を担います。
ガルバリウム鋼板は金属特有の熱膨張・収縮を繰り返すため、中塗りと同様に、柔軟性のある塗料を使用して塗膜が追従できるよう仕上げることが重要です。これにより、ヒビ割れの発生を防ぎ、長期間にわたり屋根の防水性と耐久性を維持できます。また、上塗りによって屋根のツヤがよみがえり、建物全体の印象が新築時のように美しくなります。
今回は、中塗り・上塗りの両工程で遮熱機能を備えた塗料を使用したため、夏場の室内温度上昇を抑える効果が期待できます。
完工前検査を経て、足場を解体します


足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。
足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!
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施工事例
大田区大森北にてコロニアル屋根をエコグラーニによるカバー補修

Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
今回のお客様はメンテナンスにより、屋根を長期間にわたり長持ちさせたいが、費用をなるべく抑えたいということでした。これらのご希望を踏まえ、弊社では、①高耐久性の塗料による塗装、②ご予算に余裕がある場合には屋根カバー工法による補修、の2つの方法をご提案いたしました。
既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねるため、解体費や廃材処理費を節約でき、工期も短く済みます。また、屋根材の間にできる空気層が断熱・遮音効果を高め、快適な住環境を維持することが出来ます。さらに、新しく葺く屋根材を軽量で耐久性の高いものを選んであげることで、建物への負担を抑えながら美観も向上することお伝えしました。カバー工法では、新しい屋根に葺き替えることで、機能性や外観が新築のように蘇る点が最大のメリットになります。
工事の基本情報のご紹介
平米数 約40㎡ 築年数 年 前回の塗装 年 費用 約万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 ディプロ2 / メーカー:ディーズルーフィング 保証 30年 工期 1~2週間程度 担当 植木尚史 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

施工前のコロニアル屋根 
施工前のコロニアル屋根 
施工前のコロニアル屋根 
施工前のコロニアル屋根 事前調査では、既存の屋根材がスレートの一種であるコロニアルということが分かりました。
コロニアル(スレート屋根)は軽量で施工しやすい反面、年数の経過とともに劣化が進行します。主な劣化症状としてまず挙げられるのが「色あせ」と「雨水が流れた跡に沿ってできる雨染み」です。
これは、紫外線や雨風により塗膜が劣化し防水性能が低下しているサインとなります。また、防水性が失われることで湿気を吸収しやすくなり、北面や日陰部分ではコケやカビが発生しやすくなります。
現段階でも表面に薄くヒビや割れが見られていますが、経年劣化がさらに進むことで、その部分が悪化し雨水が侵入するケースがあります。
施工中の様子
既存棟板金の取り外し・防水シート(ルーフィング)の設置

施工前のコロニアル屋根 
棟板金の取り外し 棟板金の取り外しは、必ず雨が降っていないタイミングで行います。
棟板金は屋根の一番上にある金属のカバーで、雨水が入らないようにする大切な部分になります。棟板金の下には「貫板」という木材があり、これが板金を支えています。この貫板自体も、年数が経つと雨水や湿気で腐っていることが多いためカバー補修をする際には一緒に取り換えてあげる必要があります。

防水シートを敷く 
防水シートを敷く 棟板金と貫板を取り外したら、防水シート(ルーフィング)を屋根の下から上にかけて順番に敷いていきます。古い棟板金を外すことで新しい防水シート(ルーフィング)を屋根の一番上まできれいに敷けるため、隙間からの雨水侵入リスクを最小限に抑えられることが出来ます。
防水シートは、屋根材の下に敷かれている「二重の傘」のようなもので、屋根材の下に入り込んだ雨水を建物の中に通さない重要な役割を持っています。既存のものが長年の熱や湿気で劣化し、破れやすくなっている場合が多いため、この機会にもう一度新しい防水シートを設置してあげます。
新しい屋根材で既存の屋根をカバーする

新屋根材の設置(エコグラーニ) 
新屋根材の設置(エコグラーニ) 新しい屋根材(エコグラーニ)で防水シートと同様に下から順番にメーカーが指定している工法手順に沿って仕上げていきます。
表面に施されたセラミックコーティングにより、色褪せや汚れに強く、美しい外観を長期間保ちます。これにより、今後のメンテナンスコストを抑えることができます。表面の自然石粒は、太陽の熱を反射し、屋内温度の上昇を抑制します。また石粒の凹凸が雨音を拡散し、音の反響を軽減するため防音効果もあり、静かな室内環境を実現します。
新しい専用の役物・棟板金(貫板)の設置

棟板金・貫板の設置 
役物取付後 
棟板金・貫板の設置 新しい屋根材(エコグラーニ)を上の部分まで葺き終わると、棟の下地として樹脂製の貫板を設置します。
樹脂製の貫板は、従来の木製貫板に代わる新しい素材のものになります。主にポリスチレンやポリプロピレンなどの樹脂を基材としており「腐食・劣化しにくい」という特徴があります。木製とは異なり、水を吸わないため変形や腐敗がほとんどありません。弊社では、屋根リフォームや棟板金交換の際は、樹脂製貫板を採用しております。貫板を設置したら、専用の接着剤で棟板金を被せていきます。
各役物は屋根材の重なりを確かめながら、葺いた後、取り付けていきます。先に役物を取り付けてから屋根材を敷いてしまうと、屋根材と役物の重なりが不十分になり、防水性が落ちてしまいます。
隙間のコーキング処理

コーキング処理 棟板金は2〜3mほどの長さのものを継ぎ足して取り付けるため、つなぎ目にわずかな隙間ができます。最後の仕上げとして、こうした棟板金のつなぎ目や、天窓周りの専用金具(役物)同士の溝など接合部をコーキングで処理していきます。屋根は風雨を直接受ける部分のため、わずかな隙間からでも雨水が入ると、下地の貫板の腐食や雨漏りにつながるおそれがあります。隙間にコーキングを充填することで、水の浸入経路を完全に塞ぎ、防水性を高めます。
施工時に丁寧にコーキングしておくことで、将来のメンテナンス頻度を減らすことができます。
天窓周りの施工

天窓周り屋根施工前 
天窓周り板金加工 天窓周りも同様に各板金を外し、防水シートを敷いた後、新しい屋根材(エコグラーニ)で葺いていきます。新しい屋根材を隙間なく敷き詰めたら、新しい貫板と棟板金を正確な大きさと形に切りそろえて取り付けていきます。

天窓周りコーキング処理 
天窓周り施工後

コーキング処理 全体の設置が完了したら、最後の仕上げとして上記同様コーキング処理を行います。
釘穴や継ぎ目からの雨水侵入を完全に防ぎます。
完工前検査を経て、足場を解体します

施工後エコグラーニ 
施工後エコグラーニ 足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。
足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!
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屋根工事
大田区東雪谷にてコロニアルNEO屋根のカバー工法補修を行いました

Before 
After 
Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
お客様はのご要望は、今回メンテナンスを行うことで、将来的な塗り替えや補修の手間は大幅に減らしたいとのことでした。また、事前に現地調査をさせていただいた際に屋根材が「コロニアルNEO」であることが判明しました。
コロニアルNEOは、ニチハ株式会社が製造していたスレート系屋根材で、「塗装によるメンテナンスが適していない」とされています。アスベストを含まないノンアスベスト素材(健康に配慮された屋根材)ですが、その分基材が脆く、水分を吸収しやすく表面の防水層が劣化すると層間剥離(そうかんはくり)が起こりやすい構造になっています。
塗装をしても内部に湿気がこもることでさらに剥離が進行し、塗膜の膨れや割れ、屋根材自体の破損につながるため、塗装では十分な耐久性を確保できません。
塗装では屋根材自体の根本的な補修にはならず長期的な耐久性にも期待が出来ません。これらを踏まえ、弊社はカバー工法補修を提案させていただきました。
カバー工法による補修は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工するため、防水性・断熱性が向上し、耐久性を大きく延ばすことができます。また、既存屋根を撤去しないため廃材が少なく、葺き替え(既存の物を全て撤去し、新しく葺く)よりも工期の短縮やコスト削減によって施工費用を抑えることができます。
見た目の美しさを保ちながら、今後の雨漏りリスクを軽減し、長期的に安心して住める住まいに仕上げることができます。
工事の基本情報のご紹介
平米数 64.8㎡ 築年数 約23年 費用 約110万円(足場代込)
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 スカイメタルルーフウッド オリーブ色 / メーカー:伊藤忠建材 保証 30年 工期 1週間~2週間程度【屋根のみの場合】 担当 小西圭司 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

施工前 
施工前 施工中の様子
棟板金を外す・防水シートを敷く

棟板金を外す 
棟板金を外す 最初に棟板金を取り外します。棟板金を外すことで、屋根全体に新しい防水シートをしっかりと敷き込むことができます。これにより、雨水の侵入経路を完全に遮断することが可能になります。

防水紙を敷く 
防水紙を敷く カバー工法では古い屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を施工するため、既存屋根の上に防水シートを敷くことで、古い屋根材への雨水の浸透を防ぎ下地の腐食を抑えます。
古い既存の屋根材の下にも防水シートが敷かれていますが、防水シート(ルーフィング)の寿命が10年~20年程度が目安とされているため、カバー補修の際にもう一度新しく敷いてあげる必要があります。
屋根材を端から順番に敷く

新しい屋根材の設置 
新しい屋根材の設置 基本的に、屋根材は下から上へ順に敷いていきます。屋根材同士の重なりを適切に取ることで、防水性能を確保します。急勾配な箇所には、適切な位置に屋根材の上に雪止め金具を直接固定していきます。
棟板金と役物の取付


新しい屋根材(スカイメタルルーフ)を上の部分まで葺き終わると、棟の下地として貫板を設置します。
樹脂製の貫板は、従来の木製貫板に代わる新しい素材のものになります。主にポリスチレンやポリプロピレンなどの樹脂を基材としており「腐食・劣化しにくい」という特徴があります。木製貫板は、長年の雨水や湿気の影響で腐ったり、釘が効かなくなったりすることがありますが、樹脂製は水を吸わないため、変形や腐敗がほとんどありません。弊社では、屋根リフォームや棟板金交換の際は、樹脂製貫板を採用しております。

棟板金の取付 
役物の取付 上部まで新しい屋根材を敷き詰めたら、屋根材メーカー専用の棟板金に接着剤をつけて固定していきます。末端部に取り付ける役物は美観を向上させるとともに雨水の流れを整え、屋根の側面を保護し、風による吹き上げや雨だれによる劣化を防ぎます。
完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前検査 
足場解体前検査 足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。
足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!
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外壁塗装
築25年の戸建てモルタル壁をアステックの遮熱塗料を用いて塗装しました

Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
今回のお客様は、今後も長くお住まいになるとのことでした。また、屋根の既存材がパミールであったため、カバー工法による補修をご提案いたしました。屋根の耐久性に合わせ、外壁にもバランスの取れた耐久性を確保できる塗料を選定させていただきました。また、夏場の暑さを気にされていたため、室内温度の上昇を抑えられる遮熱機能を含んだものをご提案もさせていただきました。事前に建物を調査し、劣化状況を確認しました。モルタル壁であるためヒビが多く見受けられたことから、衝撃に追従し、ひび割れに強い弾力性のある塗料をご提案いたしました。
工事の基本情報のご紹介→h2を選択
平米数 174㎡ 築年数 約25年 費用 約110万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 シリコンREVO1000‐IR/ アステック 保証 10年 工期 約2~3週間程度 担当 小西圭司 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

モルタル壁のひび割れ 
チョーキング現象 モルタル壁のひび割れ(クラック)は、経年劣化や気温・湿度の変化、地震や地盤の動きなどによって発生します。モルタルはセメント・砂・水を混ぜて作られるため強度はありますが、弾性が少なく衝撃や収縮に弱い性質があります。
そのため、経年劣化により乾燥収縮や温度変化による膨張・収縮で細かなヘアクラックが生じやすくなります。小さなひび割れから、雨水が内部に侵入し、雨漏りの原因につながります。
チョーキング現象は、外壁表面に起こる粉化現象のことです。塗膜の樹脂成分が紫外線や雨風の影響で劣化すると、塗料中の顔料(色の成分)が白い粉状になって表面に浮き出てきます。
チョーキングは塗膜が劣化して防水性や耐候性が低下しているサインであり、放置すると塗膜剥がれやひび割れが進行し、外壁自体の劣化につながります。塗装を行う場合、この白い粉を高圧洗浄で洗い流してあげる必要があります。

窓周りの隙間 
雨染み 窓周りの隙間やひび割れはコーキングの劣化により引き起こされます。隙間から雨水が侵入すると、外壁内部や断熱材の劣化、カビ・腐食の原因になもなります。また、雨染みからも外壁の防水機能が低下していることが伺えます。
施工中の様子
足場の架設

足場架設 
足場架設 足場の架設は、塗装補修を効率的に行うために欠かせない工程になります。安全面から建物との適切な間隔を確保するため、近隣方の境界線を跨ぐ場合は事前に許可を頂いてからの工事になります。足場の架設に要する時間は一般的な戸建で半日~1日になります。トラックを家の周辺に停めての作業になるため、公共道路を使用する場合、事前に道路使用の許可を地区対象の警察署にて申請しております。
足場の架設が終わると、黒色の養生ネットを設置し周囲への塗料や洗浄噴霧の飛散を防止します。
高圧洗浄による下地処理

高圧洗浄 
高圧洗浄 
高圧洗浄 
高圧洗浄 塗装前の高圧洗浄では、塗装の品質と寿命を左右する大切な工程になります。
外壁の表面に付着した汚れ・ホコリ・カビ・コケ・古い塗膜などを強力な水圧で洗い流します。この作業を丁寧に行うことで、下地が清潔な状態となり、新しい塗料がしっかりと密着します。表面に汚れが残ったまま塗装を行うと、塗膜の密着力が低下し、早期の剥がれや膨れ、ムラの発生といった不具合の原因になります。
高圧洗浄では、目に見えない微細なカビや藻も除去できるため、仕上がりの美観も向上します。高圧洗浄は雨の日でも行うことが可能であり、一般的な戸建ての場合半日~1日で終わります。
遮熱塗料で快適さを向上させるための外壁塗装【下塗り】

下塗り 
下塗り 高圧洗浄が終わると、塗装の下塗り作業に入ります。下塗りは外壁の下地と上塗り塗料をしっかり密着させ、仕上がりの品質と耐久性を左右する非常に重要な工程になります。
下塗り材(シーラーやフィラーなど)を塗布することで、下地の吸い込みを抑え、上塗りが均一にのる状態をつくります。
また、劣化した表面の細かなひび割れや凹凸を埋めて整える効果があり、仕上がりの美しさにも大きく影響します。下塗りは、上塗り塗料の性能を最大限に引き出し、塗膜の密着力や防水性、耐久性を高め、建物を長期間守る強固な塗膜を形成するのを助けます。
遮熱塗料で快適さを向上させるための外壁塗装【中塗り】

中塗り 
中塗り 中塗り作業は、下塗りと上塗りの中間に行う工程で、仕上がりの品質と耐久性を高める役割を担っています。
中塗りの主な目的は、下塗りで整えた下地の上に塗膜の厚みを確保し、上塗り塗料の密着性をさらに高めることです。中塗りと上塗りは同じ塗料を使用するため、塗料の色や艶を均一に仕上げるためのベースをつくり、上塗り後の発色や光沢を美しく見せる効果もあります。
中塗りを省略すると塗膜が薄くなり、耐候性や防水性が低下して早期劣化の原因になるため、欠かせない工程です。塗料が進化していることもあり、塗布後3時間で乾燥します。

中塗り 
中塗り 遮熱塗料で快適さを向上させるための外壁塗装【上塗り】

上塗り 
上塗り 上塗り作業は、仕上がりの美観と保護性能を決定づける最終工程になります。外壁を紫外線・雨・風・汚れなどの外的要因から守る役割を最前層で果たします。
中塗り兼上塗り塗料は耐候性・防汚性・遮熱性など、製品ごとの機能が反映されるため、ここで使用する塗料によって建物の耐久性を大きく左右します。
上塗りによって色艶が整い、見た目の美しさが引き立つだけでなく、塗膜の厚みが確保できるため、ひび割れや劣化を防ぐ効果もあります。

上塗り 
上塗り 付帯部塗装

破風板塗装 
雨樋塗装 付帯部とは雨樋、破風板、鼻隠し、軒天、シャッターボックス、雨戸、戸袋などを指します。
これらの部分は外壁同様、紫外線や雨風の影響を受けやすく、劣化すると美観を損ねるだけでなく、建物全体の耐久性にも影響します。付帯部をしっかり塗装することで、サビや腐食を防ぎ、部材の寿命を延ばすことが出来ます。また、外壁と色を合わせることで全体の印象が引き締まり、統一感のある美しい仕上がりになります。
特に金属部分はケレンなどの下地処理を行った後、サビ止め処理を施したうえで塗装することが重要です。付帯部塗装は見落とされがちですが、建物全体を長く美しく保つためには欠かせないものになります。

シャッターBOXケレン作業 
シャッターBOX塗装 完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前確認 
足場解体前確認 
足場解体前確認 
足場解体前確認 
足場解体前確認 
足場解体前確認 足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。
お客様と家周りの仕上がりを確認し、足場を登らないと見えない部分は、あらゆる方向から撮影した写真をお見せし、一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は(ほとんど毎日)写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!
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屋根工事
大田区西馬込にてパミール屋根のカバー補修を行いました

Before 
After 
Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
お客様はのご要望は今後も長く住む予定であり、今回のメンテナンスを行うことで、将来的な塗り替えや補修の手間は大幅に減らしたいとのことでした。その点も踏まえ、劣化状態とパミールの屋根であること確認した上で、塗装ではなくカバー工法による補修を提案させていただきました。
築年数的にも屋根材の劣化が進んでいたため、塗装を行っても数年以内に剥がれ落ちてしまう可能性があることをお伝えしました。カバー工法による補修は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工するため、防水性・断熱性が向上し、耐久性を大きく延ばすことができます。また、既存屋根を撤去しないため廃材が少なく、工期の短縮やコスト削減によって施工費用を抑えることができます。今回の様に屋根材の下地の腐食やひび割れが進行している場合は、塗装では根本的な改善が難しいため、カバー工法が最適な選択です。
見た目の美しさを保ちながら、今後の雨漏りリスクを軽減し、長期的に安心して住める住まいに仕上げることができます。
工事の基本情報のご紹介
平米数 57㎡ 築年数 約25年 費用 約100万円(足場代込)
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 横暖ルーフaS 保証 20 年 工期 1週間~2週間程度【屋根のみの場合】 担当 小西圭司 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

施工前 
施工前 
施工前 
施工前 現地調査により、今回のお客様の屋根材はパミールであることが判明しました。パミールは内部が層状に重なった構造になっており、経年劣化により層と層の間が剥がれてくる「層状剥離」が起きやすい特徴があります。この状態で塗装補修を行っても、表面だけが塗膜で覆われるだけで、内部の剥がれや浮きは解消されないという注意点があります。結果として、短期間で塗膜が浮いたり、ひび割れたりする恐れがあります。
表面が既に剥離現象を起こしており屋根材の縁が割れたり、欠けているのが見て取れます。縦線に白い雨染みもあり、屋根材の防水機能が低下していることが分かります。
施工中の様子
棟板金を外す・防水シートを敷く

棟板金取り外し 
棟板金取り外し 最初に棟板金を取り外します。棟板金を外すことで、屋根全体に新しい防水シートをしっかりと敷き込むことができます。これにより、雨水の侵入経路を完全に遮断することが可能です。

防水紙敷く 
防水紙敷く 
防水紙敷く 
防水紙敷く カバー工法では古い屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を施工するため、既存屋根の上に防水シートを敷くことで、古い屋根材への雨水の浸透を防ぎ下地の腐食を抑えます。古い屋根の下にも防水シートが敷かれていますが、防水シート(ルーフィング)の寿命が10年~15年程度が目安とされているため、カバー補修の際にもう一度新しく敷いてあげる必要があります。
屋根材を端から順番に敷く

新しい屋根材 
新しい屋根材の設置 
雪止め設置 
屋根の端部に金属部材を取り付ける 雨水の流れを整えるため、屋根の端部や谷部分に金属部材を取り付けます。
基本的に、屋根材は下から上へ順に敷いていきます。屋根材同士の重なりを適切に取ることで、防水性能を確保します。急勾配な箇所には、適切な位置に屋根材の上に雪止め金具を直接固定していきます。

屋根材新設 
屋根材新設 棟板金の装着と防水性を高めるコーキング処理

棟板金の装着 
棟板金装着後 上まで新しい屋根材を敷き詰めたら、屋根材メーカー専用の棟板金に接着剤をつけて固定していきます。

コーキング処理 
コーキング処理 棟板金は2〜3mほどの長さのものを継ぎ足して取り付けるため、つなぎ目にわずかな隙間ができます。最後の仕上げとして、こうした棟板金のつなぎ目や、天窓周りの専用金具(役物)同士の溝など接合部をコーキングで処理していきます。屋根は風雨を直接受ける部分のため、わずかな隙間からでも雨水が入ると、下地の貫板の腐食や雨漏りにつながるおそれがあります。隙間にコーキングを充填することで、水の浸入経路を完全に塞ぎ、防水性を高めます。
施工時に丁寧にコーキングしておくことで、将来のメンテナンス頻度を減らすことができます。
完工前検査を経て、足場を解体します

施工後検査 
施工後検査 
施工後検査 
施工後検査 足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。
足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!
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施工事例
大田区田園調布にて塗装時期のタイミングにはいったモルタル外壁の補修

Before 
After お客様からのご要望とご提案内容
今回のお客様は、地域新聞「プティ・ぷてぃ」をご覧になり、弊社へご依頼くださいました。前回の塗装からかなり時間が経っており、お客様も劣化を気にされて今回のご依頼につながりました。
近隣の工務店にても見積もりをとっている状態でしたが、高額であったことと内容を比較していただき弊社に任せていただきました。ヒビ割れを気にされていたため、衝撃や壁の伸縮に追従する弾力性が備わった塗料を勧めさせていただきました。
工事の基本情報のご紹介
平米数 外壁:184㎡
屋根:105㎡築年数 築後40年 前回の塗装 約20年前 費用 約137万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 外壁:セラミシリコン【SK化研】
屋根:クールタイトSi【SK化研】保証 7年 工期 約3週間 担当 小西圭司 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

モルタル壁のひび割れ 
モルタル壁のひび割れ モルタル外壁のひび割れは、ヘアークラック(表面の微細な割れ)、構造クラック(地震や地盤沈下などで生じる幅の広い割れ)、下地の浮き・剥離などに分かれます。
表面的なヘアークラックは即座の構造問題は少ないが雨水浸入を繰り返すことで拡大していきます。構造クラックや剥離は鉄筋の錆びや爆裂、雨漏り、落下の危険を招くため早期診断と補修(Uカットシール、注入、張替えなど)が重要です。
目安として幅0.3mm未満はヘアークラック、0.3mm以上は構造クラックとして注意が必要です。

木部の劣化状態 
鉄部の劣化状態 木部は紫外線や雨水、湿気の影響を受けやすく、劣化が進むと色あせや塗膜の剥がれが起こります。さらに吸水と乾燥を繰り返すことで反りや割れが生じ、カビや腐朽菌の繁殖により強度低下や腐食につながります。見た目以上に内部から劣化が進むため、外壁と同様塗装によるメンテナンスト保護が必要になります。
鉄部の腐食は、特に屋外にさらされる建材や部材では錆が発生します。雨水や湿気、塩害、排気ガスなどが腐食を促進し、放置するとサビが内部に進行して強度が低下し、穴あきや破損につながります。
初期段階では表面に赤サビが現れますが、進行すると層状に膨れ上がり、塗膜を押し上げて剥がれてきます。この状態で塗装しても短期間で再劣化を招くため、ケレンによるサビ除去と錆止め塗料の塗布が不可欠になります。

モルタル壁のチョーキング現象 
樋の劣化状態 モルタル壁のチョーキング現象は、手で触れると白い粉が付着するのが特徴になります。外壁表面の塗膜が紫外線や雨風の影響で劣化し、塗料中の顔料が粉状になって浮き出る状態を指します。これは塗膜の保護機能が低下しているサインです。
塩ビ製の雨樋は長年の日射で硬化・変形し、割れや破損を起こしやすくなります。色あせが見られる段階は塗装によるメンテナンスのサインであり、劣化状態によっては交換が必要になる場合もあります。
施工中の様子
外壁塗装・屋根塗装前の高圧洗浄

塗装前の高圧洗浄 
塗装前の高圧洗浄 
塗装前の高圧洗浄 塗装前の高圧洗浄は、外壁や屋根に付着した汚れ、ホコリ、カビ、コケ、古い塗膜の剥がれや劣化部分を取り除く工程です。これを行わないと塗料が下地に十分に密着せず、塗装の剥がれや膨れ、耐久性の低下につながります。また、カビやコケなどを残したまま塗装すると、塗膜下で再び繁殖し美観を損なう原因にもなります。高圧洗浄によって下地を清潔で均一な状態に整えることで、塗料の密着性が向上し、仕上がりの美しさや耐久性を高めることができます。つまり、塗装の品質を左右する非常に重要な下地処理工程です。
外観の仕上がりを左右する養生

塗装前の養生 
塗装前の養生 
塗装前の養生 洗浄後の養生は、建物や周囲を保護するための防御策であると同時に、塗装の品質を左右する大切な工程になります。
外壁や屋根の塗装時には、ローラーやスプレーで塗料が周囲に飛び散る可能性があるため、養生によって窓ガラス、サッシ、植木、車、近隣の建物などを保護します。
また、境界部分(窓枠、配管、床面など)をテープやビニールシートで覆うことで、塗料のはみ出しを防ぎ、塗り分けを綺麗に仕上げます。直線や境界が明確に分かれることで、全体の見栄えが向上します。
クラック補修


汚れが残るとシーリング材が密着せず、剥がれや再ひび割れの原因になるため、クラック内部のホコリや砂、古い塗膜をブラシやエアーで除去します。
クラックに適量のシーリング材を充填し、ヘラで表面を平滑に仕上げます。
シーリング材が完全に硬化し、その後上塗り塗装を行うことで外壁の美観と防水性を確保していきます。
塗料の吸い込みを防止する下塗り

外壁下塗り 
外壁下塗り 
外壁下塗り 
外壁下塗り 
屋根下塗り 
屋根下塗り 下塗りでは、モルタル外壁素地の細かな凹凸や吸い込みを均一にし、仕上がりの美しさを保ちます。
特にモルタル壁は、吸い込みの激しい外壁素材になるため必須の工程になります。また、下塗り材には既存の下地と新しい塗料をしっかりと密着させる役割があります。これにより、上塗り材の剥がれや浮きを防ぎ、塗膜の耐久性を高めます。

外壁下塗り 
外壁下塗り 規定の塗膜厚を確保するための中塗り

外壁中塗り 
外壁中塗り 
外壁中塗り 下塗りの上から、さらに中塗りを行うことで表面が均一になり、上塗りがきれいに仕上がります。特に色ムラや艶ムラを防ぎ、最終的な美観性に大きく影響してきます。
中塗りは、下塗りと上塗りの間に行うことで塗膜の層を厚くし、耐久性を高めます。塗料の仕様通りの性能を発揮させるためには、規定の塗膜厚を確保することが必要であり、その中心的役割を担うのが中塗りです。

屋根中塗り 
屋根中塗り 機能性の効果を最大化する上塗り

外壁の上塗り 
外壁の上塗り 
屋根の上塗り 
屋根の上塗り 上塗りは「美しさ」と「耐久性・機能性」を決定づける仕上げの工程になります。上塗りは最も表面にくる層で、色や艶を決定づけます。中塗りまでではムラが残ることもありますが、上塗りによって均一で美しい仕上がりとなります。基本的に中塗りと同じ塗料で施工する場合が多いため、上塗りによってその機能性(耐候性、防水性、耐久性、防汚性)の効果が最大化されます。
付帯部塗装【木部】

木部塗装 
木部塗装 木材は水を吸収しやすく、濡れると膨張し、乾くと収縮します。この繰り返しがひび割れや反りを引き起こすため、塗膜で防水性を発揮させてあげることが重要になります。
また、木材は紫外線による影響を受けやすく色褪せなどの劣化を促進します。塗装により遮光・保護し、長期的な耐久性を確保します。木部専用の塗料を用いることで、腐食やカビの発生、シロアリなどの害虫被害を防止できます。
付帯部塗装【鉄部】

鉄部塗装前のケレン作業 
鉄部塗装前のケレン作業 鉄部塗装の前に既存のサビや古い塗膜、汚れを除去し、表面を整えるケレン作業(下地処理)を行います。サビを残したまま塗装すると内部で進行し、早期剥離や腐食を招きますが、ケレンにより劣化を抑えられます。また、表面に適度なザラつきを与えることで錆止め塗料の密着性が向上し、塗膜の剥がれを防ぎ耐久性を高めます。密着性が高まることで、長期的な防錆効果につながります。
さらに凹凸や汚れを取り除くことで塗装後の仕上がりも美しくなります。

鉄部塗装 
鉄部塗装 白い塗料は、鉄部の下塗り材になります。これは、錆止め塗料であり、錆の発生を抑えます。

鉄部塗装 
鉄部塗装 鉄部の専用の塗料を使用し、塗装していきます。
付帯部塗装【雨樋】

樋塗装 
樋塗装 雨樋も紫外線や雨風の影響を受けやすく、劣化すると 色あせ・変形・ひび割れ・金具のサビ などが起こります。こうした劣化を防ぎ、美観と耐久性を保つために、外壁と屋根同様、付帯部部分の雨樋も塗装してあげる必要があります。塗装を行うことで家全体の耐久性を上げます。
足場解体前検査

仕上がり確認を行う際に写真を40枚程度様々な角度から撮り、お客様にお見せしています。
お客様に施工後状態を納得していただいた上で、足場解体を行います。
足場解体後も工事終了というわけではなく、完工書類にサインを頂き初めて終了となります。その後請求書と保証書をお渡しいたします。
弊社では費用予算や塗装する範囲など、お客様のご希望に沿った施工を心掛けています。工事完了までお客様が不安にならないよう頻繁に進捗状況を写真付きで連絡させていただいております。
今のお家にそもそも塗装が必要なのか、そのようなお悩みでも構いません。お話のみのご相談や点検など無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください!






