施工事例WORKS
大田区久が原にてサイディング外壁を美壁color工法を用いてしました2026.03.01


お客様からのご要望とご提案内容
今回ご依頼いただいたお客様のご要望は、塗装メンテナンスにあたり、まず第一に建物の既存外観の印象を変えたくないというものでした。
もともと1階部分には模様付きの外壁材が使用されており、「単色で塗装してしまうと既存の模様が消えてしまうのではないか」、という点を懸念されていました。
そこで弊社からは、既存の模様をそのまま活かせる透明塗料によるクリア塗装という方法をご提案いたしました。ただし、現在外壁に付着している汚れもそのまま浮き出てしまう可能性があるというデメリットについても、あわせてご説明させていただきました。
その他の方法として、「美壁color工法」による施工もご提案いたしました。この工法は、既存のような模様を塗装で再現することが可能です。今回は1階部分のみの施工で良いとのことでしたので、費用が極端に高額になることはありませんが、模様を付ける工程が加わるため、一般的な単色仕上げと比較すると塗装回数が増え、その分費用が高くなる旨をお伝えいたしました。
耐久性については、約15年程度もたせたいとのご希望でしたので、遮熱機能を備えたアステック社の「シリコンREVO1000」をご提案させていただきました。
また、模様の仕上がりについてはカタログだけではイメージしづらいとのことでしたので、実際に試し塗りを行い、比較してご検討いただけるようサポートさせていただきました。


工事の基本情報のご紹介
| 平米数 | 約150㎡ 【60㎡分 美壁color工法】 |
| 築年数 | 約15年 |
| 前回の塗装 | なし |
| 費用 | 約120万円【足場込】 ※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2026年時点) |
| 使用材料 | シリコンREVO1000 / 美壁color工法 |
| 保証 | 10年 |
| 工期 | 2~3週間 |
| 担当 | 小西圭司、植木直史 |
現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)


目地のコーキング部分に割れや黒ずみ、隙間が見られていることから防水機能が低下していることが分かります。コーキング材は紫外線や雨風の影響で徐々に硬化し、弾力を失うことでひび割れや剥離が発生します。隙間が空くと、そこから雨水が侵入し、外壁材や下地を傷める原因となります。また、全体的な黒ずみはカビや汚れの付着によるもので、防水性の低下や湿気の滞留が影響している可能性があります。


さらに写真からも見受けられるとおり、サイディングボード全体が反っており、板の境目がわかりやすくなっております。これも外壁の防水機能が低下しているサインとなり、主な原因としては、塗膜や目地のシーリング材の劣化による吸水が挙げられます。防水性が落ちるとボード内部に雨水が浸入し、膨張と乾燥収縮を繰り返すことでさらに変形が生じていきます。この状態を放置することで、ボードの端部や継ぎ目からの反り症状が一層目立ちます。一回反ってしまったサイディングボードを塗装で元に戻すことは難しいです。
初期段階ではわずかな湾曲が見られる場合、なるべく早く塗装を行うことで防水機能を回復させてあげることが大切です。コーキングの劣化と同様、このまま放置してしまうことで隙間の拡大につながり、雨漏りや下地材の腐食へと進行する恐れがあります。


施工中の様子
美壁color工法によるおしゃれな外壁塗装【足場組み・高圧洗浄】


足場組みでは、施工する家と隣家との距離や公道までの距離と位置を確認し、安全を確保している状態で設置していきます。
トラックで資材を搬入し、建物周囲に配置します。下から順に組み上げ、建物全体を覆った後、塗料飛散防止や作業員の安全確保のためのメッシュシート養生を足場外側に張ります。組み終えた後に、揺れや固定不良、塗装職人が作業をしやすい状態で組めているかの点検を再度行います。一般的な戸建て並みの大きさの場合、半日~1日で仮設することができます。
足場を組む際には金属音などが発生するため、弊社では近隣の方々にご理解いただけるよう、事前にご挨拶と工事内容のご案内をさせていただいております。ご希望があれば、お客様にもご同行いただき、一緒にご挨拶に回ることも可能です。
今回は、隣接しているお家を含めて2軒同時に着工(足場組み)をさせていただきました。
このように隣同士で同時施工を行う場合、隣接している面の足場を共有することが可能となります。足場設置にかかる費用を分担でき、1件あたりの相場費用をそれぞれ抑えることができます。
近隣同時施工は、コスト面だけでなく作業効率や工期短縮の面でもメリットがあるため、ご検討の方はお気軽にご相談ください。




足場組みが終わると、高圧洗浄に入ります。
塗装前に行う高圧洗浄は、外壁の汚れ、カビ、藻、古い塗膜の剥がれかけ部分を除去し、塗料の密着性を高める重要な下地処理になります。汚れやホコリが残ったまま塗装すると、塗膜の剥がれやムラの原因になります。高圧洗浄では水圧で表面を清掃するため、目に見えない微細な汚れや藻も除去することが可能です。丁寧に洗浄することが塗装の耐久性を左右します。洗浄後は十分に乾燥させることで、塗料がしっかり密着し長持ちする仕上がりになります。
弊社では、塗装面以外の土間などもこの機会に洗浄させていただいております。
壁材のつなぎ目【コーキング補修】




まず最初に、目地の補修を行います。
コーキング補修(シーリング補修)は、外壁の隙間や目地を埋めることで雨水の侵入を防ぎ、建物の防水性・気密性を保つための重要なメンテナンスです。特にサイディング外壁や窓まわりは、経年劣化によってコーキング材が硬化・ひび割れ・剥離を起こすため、定期的な補修が必要になります。
基本的には既存のコーキング材を撤去し、新しく打ち替えを行います。既存材をしっかり除去した後、充填前に目地の側面へプライマーを刷毛で均一に塗布します。プライマーは密着性を高めるための大切な工程です。
次に、目地の両側へマスキングテープを貼り、コーキング材がはみ出さないよう丁寧に養生します。マスキングテープは仕上がりのラインを美しく整えるための重要な作業です。その後、コーキング材を充填し、表面をならして仕上げます。
弊社では、使用する外壁塗料の耐久性に合わせたコーキング材を採用し、建物全体の耐久性のバランスを考えた施工を行っております。






窓回りのみ状況に応じて、冊子をカッターで傷つける危険がある(傷つけてしまうと雨漏りの原因になる)場合は、既存の上から被せるように新しいコーキング剤を塗布していきます。
コーキング撤去~充填乾燥後まで、外壁材がむき出しになり雨漏りの原因になるため雨の日を避けて作業を行います。
美壁color工法によるおしゃれな外壁塗装【養生・下塗り】






洗浄が終わり次第、壁をしっかり乾燥させ塗装面以外を養生していきます。上写真の緑と紫のテープ部が養生になります。養生をすることで、塗装面と塗装面以外の境界線を綺麗に仕上げることが出来ます。
下塗りは、素地(外壁や屋根の下地材)と上塗り材をしっかりと密着させる「接着剤」のような役割を果たすため、下塗りが不十分だと数年で塗膜が剥がれてしまう原因になるため丁寧に行います。
下塗りを行うことで外壁材への吸い込みを均一に抑え、上塗り材の発色や性能を安定させることができます。また、表面の細かい傷の凹凸を滑らかにする役割があるため、下地を整えられます。
美壁color工法によるおしゃれな外壁塗装【専用塗材によりる中塗り2回】




専用塗材による中塗りは、下塗りで整えた下地の上に塗布する工程で、上塗りとの密着性を高める「接着層」としての役割を担います。さらに、この後に塗布する仕上げ塗料の性能を十分に発揮させるための重要な層でもあり、外壁を紫外線や雨風から守るための強度や防水性の向上につながります。
今回は美壁color工法のため、専用塗材を使用し2回に分けて丁寧に塗布しました。2回塗り重ねることでベースの色が安定し、色ムラを防ぎながら美しい仕上がりへと導きます。また、塗膜の厚みを均一に保つことで塗装の耐久性が向上し、外壁全体の保護性能をより高めることができます。
美壁color工法によるおしゃれな外壁塗装【専用ローラーを使用した模様付け2回】




仕様書どおりに2回にわたり丁寧に模様付けを行うことで、デザインを整えより洗練されたおしゃれな外観に仕上げることができます。
美壁color工法では、中塗り(ベージュ色)の上から上塗り(白色)を重ねることでタイル目地が立体的に浮かび上がり、まるで本物のタイルを使用しているかのような、高級感あふれる外観になりました。
美壁color工法によるおしゃれな外壁塗装【仕上げのクリア保護塗装】


最終工程として行った保護塗装(クリア塗装)を行います。保護塗装は、塗装工程の最終仕上げとして美観と耐久性を決定づける重要な工程になります。これにより、これまで塗装した塗膜を保護し、外壁を紫外線・雨・風・汚れなどの外的要因から守る役割を持ちます。
さらに、保護塗装を丁寧に行うことで防水性・耐候性・汚れ防止等、塗料の機能が付加されます。適切な厚みと均一な仕上がりで施工することで、塗膜の寿命が延び、外壁の劣化を長期間防ぐことができます。
付帯部塗装


付帯部塗装とは、外壁や屋根以外の雨樋、破風板、軒天、シャッターボックスなど建物の周辺部位に行う塗装のことです。外壁より面積は小さいですが、風雨や紫外線の影響を受けやすく、放置すると腐食や劣化が進みます。
塗装前は高圧洗浄にて外壁同様、塗装面の下地を整えているため外壁の上塗りが終わり次第、作業に入ることが出来ます。適切な付帯部塗装により、美観維持と建物寿命の延長が可能になります。
雨樋は弱溶剤塗料を使用するなど、付帯部の種類により各所適切な塗料を使用していきます。


ベランダの床塗装は、雨水や紫外線から床面を守り、建物内部への漏水を防ぐための重要な防水メンテナンスになります。。外壁同様、長期間の使用により、ひび割れや色あせ、塗膜の剥がれが生じると、防水性能が低下して雨漏りの原因になります。


弊社では大きな剥離現象や防水層がダメージを受けていない限り、トップコート塗装による補修を行っております。定期的にメンテナンスをすることでベランダ床も防水性・耐候性が向上し、美観が保たれます。
完工前検査を経て、足場を解体します






足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって最後の確認を行います。
お客様にも建物周りをご一緒に確認していただきます。また、足場を登らないと見えない部分は撮影した写真を見ていただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。


お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
今回は既存のデザインや外観の雰囲気を残したいというご希望でしたので、仕上がりにとても満足していただくことが出来ました。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております。外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!






