施工事例WORKS

大田区久が原にてパミール屋根を横暖ルーフasを使用しカバー工法補修2026.03.12

施工前
Before
施工後
After

お客様からのご要望とご提案内容

事前調査を行ったところ、既存屋根材は「パミール」であることが確認できました。これは屋根材メーカーである ニチハ が1996年〜2008年頃に製造・販売していたノンアスベストのスレート屋根材です。

このパミールは、一般的なスレート屋根材より軽量で扱いやすいという理由から当時多く使用されていましたが、耐久性能に問題があり、現在は製造中止となっています。また非常に脆いという特性があるため塗装によるメンテナンスには適しておらず、メーカーでも塗装によるメンテナンスを推奨していない屋根材です。

そのためお客様にはこの事実をご説明した上で、塗装以外の補修方法として「葺き替え工法」または「カバー工法」のいずれかをご提案させていただきました。

また、補修方法を検討するにあたり、カバー工法は既存屋根の撤去が不要であるため、葺き替え工事と比較して工期が短く、費用を抑えられるというメリットがあることもご説明いたしました。さらに屋根の耐久性を高めることができるため、コスト面・性能面の両方から多くのお客様にご好評をいただいている補修方法であることも併せてお伝えいたしました。

平米数約46㎡
築年数約17年
前回の塗装なし
費用約 66万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2026 年時点)
使用材料横暖ルーフas
メーカー:ニチハ
保証20年
工期1~2週間程度
担当小西圭司

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

現地調査時
現地調査時

既存の屋根材(パミール)は内部が層状に重なった構造になっており、経年劣化により層と層の間が剥がれてくる「層状剥離」が起きやすい特徴があります。この状態で塗装補修を行っても、表面だけが塗膜で覆われるだけで、内部の剥がれや浮きは解消されないという注意点があります。結果として、短期間で塗膜が浮いたり、ひび割れたりする恐れがあります。

写真からも見受けられるように、既に表面が剥離現象を起こしており屋根材の縁が割れたり、欠けているのが見て取れます。

現地調査時
現地調査時

屋根材自体が非常にもろい状態であり、今後ひび割れや欠けがさらに進行する恐れがありました。このまま劣化が進行すると防水性が大きく低下し、雨漏りにつながる可能性がある状態でした。

今回のような劣化症状がみられる場合は、早めのメンテナンスが重要です。

施工中の様子

既存棟板金・【貫板】の取り外し・防水シート(ルーフィング)の設置

棟板金の取り外し、貫板の取り外し作業は、雨が降っていないタイミングで行います。

施工前
施工前
貫板・棟板金取り外し
棟板金、貫板取り外し

棟板金は屋根の一番上にある金属のカバーで、雨水が入らないようにする大切な部分になります。

棟板金の下には「貫板」という木材があり、これが板金を支えています。この貫板自体も、年数が経つと雨水や湿気で腐っていることが多いためカバー補修をする際には一緒に取り換えてあげる必要があります。

上の写真からも見受られるように、木が痩せており所々黒ずんでおり腐食しているのが伺えます。

普段は棟板金に覆われおり、見えないですが、劣化が進むことで棟板金を固定している釘が緩んだり抜け固定負傷につながる恐れがあります。

雪止めの取り外し
雪止め取り外し作業
防水シートの敷設
防水シートの敷設
防水シートの敷設
防水シートの敷設

棟板金と貫板を取り外したら、防水シート(ルーフィング)を屋根の下部から上部にかけて順番に敷いていきます。古い棟板金・貫板を外すことで新しい防水シート(ルーフィング)を屋根の一番上にかけ隅々まで敷くことができるため、隙間からの雨水侵入リスクを最小限に抑えられることが出来ます。

防水シート敷設完了
防水シート敷設完了
防水シート敷設完了
防水シート敷設完了

防水シートは、屋根材の下に敷かれている「二重の傘」のようなもので、屋根材の下に入り込んだ雨水を建物の中に通さない重要な役割を持っています。既存のものが長年の熱や湿気で劣化し、破れやすくなっている場合が多いため、この機会にもう一度新しい防水シートを設置してあげます。

防水シート敷設完了
防水シート敷設完了

防水シートの敷設が完了したら、この時点でメーカーの仕様書にて指定されている端部の役物のみを先に取り付けておきます。

端部の役物設置
端部の役物設置

新しい屋根材【横暖ルーフas】にてカバー・雪止め設置

新屋根材敷設
新屋根材敷設
新屋根材敷設
新屋根材敷設

新しい屋根材【横暖ルーフas】で防水シートと同様に下から上部にかけて順番にメーカーが指定している工法手順に沿って既存の屋根の上に敷いていきます。同時進行で新しい雪止めも設置していきます。

今回使用した【横暖ルーフas】は、表面に耐久性の高いガルバリウム鋼板を使用し、裏側に断熱材を一体化させた金属屋根材です。屋根材自体が軽量で建物への負担が少なく、耐震性の向上につながります。また断熱材が付いていることで、夏の熱や冬の冷気を伝えにくくし、室内環境を快適に保ち、断熱材は雨音を吸収するため、金属屋根特有の音を軽減します。

"耐久性・断熱性・防音性"を兼ね備えている横暖ルーフasは、カバー工法にも適した屋根材として弊社でも勧めており、カバー補修を行うお客様にも人気な屋根材料となっております。

新屋根材敷設
新屋根材敷設
新屋根材敷設
新屋根材敷設
新屋根材敷設完了
新屋根材敷設完了
新屋根材敷設完了
新屋根材敷設完了

新しい専用の役物・棟板金(貫板)の設置

貫板の設置
貫板の設置
貫板
貫板

新しい屋根材【横暖ルーフas】を上の部分まで葺き終わると、棟の下地として樹脂製の貫板を設置します。樹脂製の貫板は、従来の木製貫板に代わる新しい素材のものになります。

従来の木材を主材とした貫板と違い、樹脂製の貫板はポリスチレンやポリプロピレンなどの樹脂を基材としているため、「腐食・劣化しにくい」という特徴があります。木製とは異なり、水を吸わないため変形や腐敗がほとんどありません。弊社では、屋根リフォームや棟板金交換の際は、樹脂製貫板を採用しております。

換気棟の設置
換気棟の設置
棟板金の設置
      棟板金の設置
棟板金
棟板金

貫板を設置したら、専用の接着剤で棟板金、換気棟を被せていきます。

棟板金の設置完了
棟板金の設置
棟板金の設置完了
棟板金の設置

先行して取り付けた末端部以外の残りの各役物を屋根材の重なりを確かめながら取り付けていきます。

隙間のコーキング処理による仕上げ

コーキング処理
コーキング処理

最後の仕上げとして、棟板金のつなぎ目や、釘穴、天窓周りの専用金具(役物)同士の溝や接合部の隙間をコーキングで処理していきます。

屋根は風雨を直接受ける部分のため、わずかな隙間からでも雨水が入ると、下地の貫板の腐食や雨漏りにつながるおそれがあります。隙間にコーキングをしっかりと充填することで、水の浸入経路を完全に塞ぎ、防水性を高めます。

コーキング処理
コーキング処理

丁寧なコーキング処理をしておくことで、防水効果をさらに高め、将来のメンテナンス頻度を減らすことができます。

完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査

足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。

足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。

お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。

完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。

弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!



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