施工事例WORKS

大田区南馬込にて築35年のモルタル外壁材にダンサイディングを上から被せて貼るカバー工法工事補修2025.07.29

  • 施工場所
    大田区南馬込
  • 施工時期
    1ヵ月~1か月半

大田区南馬込にて築35年のモルタル外壁材にDanサイディングを上から被せて貼るカバー工法工事補修を行いました。
旭トステムのDanサイディング、プレシャスウッドノッティSF、SWノッティオレンジオーカーFを使用し施工しました。

基本情報

施工期間:約1ヵ月~1ヵ月半

築年数:築35年

前回の塗装or補修:15年前

施工費用:約250万円(最上級のサイディングを使用しております。2025年時点)

平米数:約120㎡

費用内訳:旭トステムのDanサイディング、プレシャスウッドノッティSF、SWノッティオレンジオーカーF(8,643円/㎡単価)+役物(シーリング材、連結、出隅等)+透湿防水シート+胴縁+コーキング処理+施工費

保証年数:10年

工事を依頼するきっかけ

今回補修を依頼した戸建ては以前中古で購入したため、部分的な補修は少しづつ行ってきましたが、築年数的にも限界がきていると感じている状態でした。内装はリフォームを行い綺麗にしていましたが、後回しにしていた外壁をこの機会にきちんと耐久性と見栄えを一新したく、塗装による補修メンテナンスではなく、サイディングのカバー工法をお願いしました。

工事をする前の状態

工事する前は、色褪せや多少の窓枠周りのヒビ割れ、触れると白い粉が付くチョーキング現象が起きていました。雨漏り等は起こっていませんでした。

モルタル壁の家
サイディングボード壁の家

現在、塗装による補修以外で外壁の外観や耐久性を向上させる方法として注目されているのが、「既存モルタル壁の上から新しくDanサイディングを被せて貼り付けるカバー工法」です。

既存の古い経年劣化しているモルタル外壁をそのまま撤去せず、上から新しい外装材を貼り付けて施工をすることで、費用と工期を抑えつつ、建物の性能を復活させ、美観を向上させることができます。

サイディングは、窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングの主に4種類あります。使用するサイディングボードの種類によっても費用が変わってきます。

今回使用した、Danサイディングは、旭トステム外装株式会社が製造している金属系サイディングに当たります。アルミと亜鉛の合金である「ガルバリウム鋼板」のものになりますので、優れた耐候性と軽量性を持ち合わせています。今回の様に補修として使用することもできますが、リフォームや新築にも幅広く採用されています。

ダンサイディングの主な重ね張り工法の大まかな流れとしては、足場組み後、既存の壁補修や器具類の撤去を行い、胴縁など下地の工事を行います。その後、ダンサイディング本体・部材の設置、器具類の復帰やシーリングのを行い足場撤去をして終了になります。

胴縁とは、既存の外壁材と新規で取り付ける外壁材の間に空間を作る木材構造になります。また、新たに取り付ける(今回であればダンサイディング)外壁材を固定する役割があり、外壁の強度を高め、湿気を逃すための通気層を設けます。

今回のケースの場合は、モルタル壁に直接ダンサイディングを貼り付けること(直貼り工法)もできますが、外壁材同士の隙間に内部結露が起こりやすいというデメリットがあるため、弊社ではお薦めしておりません。胴縁により空気層を設け、湿気を逃す通気工法でダンサイディングを貼り付けていきました。

既存の壁補修や器具類の撤去後の下地工事(胴縁の固定)

カバー施工において、外壁通気工法をするために既存のモルタル壁に透湿防水シート(ラミテクト)を張り付けます。透湿防水シートは二次防水層になっており、外部からの水を防ぎ、住宅内部の湿気を外に逃がします。この役割を果たすおかげで、壁内部に結露が発生してしまう名を防ぎます。

胴縁
胴縁
胴縁
胴縁

Danサイデイング(ダンサイディング)本体の取付施工

胴縁の上からDanサイディングを順に張り付けていきます。釘で簡単に打ち付けて固定することができ、サイディングボード自体も軽量なため建物への負担が少なく、比較的短期間での施工が可能です。

サイディングボード貼り付け
サイディングボード貼り付け
サイディングボード貼り付け
サイディングボード貼り付け

役物の取付とシーリング(コーキング)の打ち付け
サッシ周りや出隅、入隅にはそれぞれ専用の役物を取り付けていきます。最後にシーリングを打ち付けて完成になります。

シーリング打ち
シーリング打ち
シーリング打ち
シーリング打ち

カバー工法のメリットは既存の壁を撤去しないため、解体費用や廃材費が不要であり費用を抑える点が挙げられます。また、解体工程がないため、短い工期でイメージを一新し、劇的な変化をもたらせることが出来ます。さらに、既存の壁とダンサイディング(断熱材を含んでいる)二重構造になるため断熱と遮音性の機能が向上します。サイディングボード自体に多様なデザインとカラーが豊富にあり、希望のイメージに沿った仕上がりに近づけることが可能です。窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングの4種類のサイディングボードがある中で、今回使用したダンサイディング(ガルバリウム鋼板)は錆びにくく、塗装の頻度も少なくて済みます。

外壁の補修に関して、既存のモルタル外壁が古くなったからといって、すべてを壊して作り直す必要はありません。モルタルの状態を残したまま塗装やコーキングでヒビ補修する以外に、今回の様に上貼りカバー補修する方法もあります。塗装よりも費用が大きくかかりますが、Danサイディングによるカバー工法は、耐久性と外観の双方に優れたリフォーム方法になります。また、地震に対する強度もアップします。

補修方法や施工内容によって費用の幅は変わってきますが、弊社ではできるだけお客様の予算に寄り添いながら、希望をかなえられるような提案を心掛けておりますので、お気軽にご相談ください。

外壁の劣化が気になり始めた方、住まいの見た目を大きく変えたいという方は、カバー工法もご検討ください!



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