施工事例WORKS

大田区南馬込にてトタン屋根、鉄部、木枠、モルタル壁の補修を行いました2025.09.06

施工前
Before
施工後
After

お客様からのご要望とご提案内容

今回のお客様は、前提として今回補修を行う家にしばらくの間の居住を想定しているとのことでした。一時的な住まいとお考えになっており、長期居住は想定していないとのことでした。ですが、ご近隣の方が屋根や外壁補修を行っているのをご覧になったことをきっかけに、経年劣化による雨漏りなどが心配になったということでした。このことを踏まえて、弊社では耐久性よりコスト重視で塗料を選ぶようにお勧めいたしました。また、屋根関しては瓦屋根であったため、費用を抑えて屋根補修を最低限行うのであるならば、瓦屋根以外の部分(トタン屋根)のみの補修を提案いたしました。また、雨漏りをしやすい部分として窓枠の木部の補修もお薦めさせていただきました。家の補修が優先であり、費用を最大限に抑えるため、家回りの塀塗装補修について塗装箇所から削ることができるという提案もさせていただきました。色をかなり悩まれていたので、カラーシュミレーションと色見本板による色合わせを行えるようにしました。

工事の基本情報のご紹介

平米数外壁:150㎡
築年数45年
前回の塗装20年
費用約120万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)
使用材料外壁:セラミシリコン
屋根:デコルーフ(カバー)
保証外壁:7年
屋根:30年
工期2~ 3週間程度
担当山田 太郎

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

施工前
施工前
施工前
施工前のトタン屋根

劣化状態を計測した時点では、前回の塗装から期間が長く空いていたこともあり外壁の表面に構造クラック(ひび割れ)ている部分が多くみられました。これを放置していると、ひび割れから雨水が浸入し、雨漏りの原因にもなります。また、雨水が内部に侵入することで、内部構造の腐食を引き起こしたり、モルタル壁自体の剥離現象につながる恐れがあります。また、木造建築ということもあり隙間からシロアリ被害を発生させてしまう恐れもあります。トタン屋根と床下を支えている鉄部は写真の様に錆が深刻化しており、放置することで穴あきや破損につながり、建材の強度が低下してしまうことが伺えます。

施工前の木部
施工前の木部

木部は全体的に色褪せ変色しており、右上の写真では腐食がかなり進んでいることが分かります。木部は劣化状態が激しいと部分交換や張替えが必要になり、塗装のみでは補修できないケースがあります。

施工中の様子

足場組み

足場組の様子
足場組の様子

まず最初に、塗装補修を行うための足場組をします。通常の戸建てであれば半日~1日程度で組み終わることが出来ます。住宅街で行う際はご近隣の方への協力や理解が必要なケースがあります。(工事にあたり、一時的にお隣様の敷地をお借りして足場を設置させていただく場合があります)

弊社では事前に工事日程や挨拶を含めて許可を頂き、周りの方のご理解の上で進めさせていただいております。

高圧洗浄

高圧洗浄
高圧洗浄
高圧洗浄
高圧洗浄

足場を組み終わると、高圧洗浄を行います。高圧洗浄は天候関係なく予定通りに行えます。塗装面のすべての箇所を丁寧に洗い下地を整えていきます。高圧洗浄では専用の機械で当てていくので、多少の噴霧が周囲にかかることがあります。これを予防するために足場の周りには黒いメッシュシートを張っています。ですが念のため、近隣の方には事前に説明を行い、その日のお洗濯干しを外で行うのを控えていただくようお願いしております。

居住期間を踏まえて、耐久年数に合った塗料を使用した外壁補修(下塗り)

下塗り
下塗り

洗浄が終わり次第、壁をしっかり乾燥させ塗装面以外を養生していきます。左上の写真のオレンジのテープ部が養生になります。養生をすることで、塗装面と塗装面以外の境界線を綺麗に仕上げることが出来ます。建物全体の養生が終わり、下塗りをしていきます。

下塗りは、素地(外壁や屋根の下地材)と上塗り材をしっかりと密着させる「接着剤」のような役割を果たします。下塗りが不十分だと、数年で塗膜が剥がれてしまう原因になります。

モルタルやコンクリート、スレート屋根などの素材は、そのままでは塗料を吸い込みやすい性質があります。下塗りを行うことで吸い込みを均一に抑え、上塗り材の発色や性能を安定させることができます。また、表面の細かい傷(ヘアークラック)や凹凸を滑らかにし、下地を整えてる役割もあります。

居住期間を踏まえて、耐久年数に合った塗料を使用した外壁補修(中塗り)

中塗り
中塗り

次は中塗り作業にはいります。

塗料は「塗布量」と「乾燥時間」が守られてはじめて性能を発揮します。下塗りを薄く塗りすぎたり、乾燥不十分のまま次の工程に進むと、剥がれや膨れの原因になります。メーカーの基準を守ることが大切です。中塗りの役割は、塗膜に十分な厚みを持たせて耐候性や防汚性、遮熱性などの機能を補助する役割があります。

居住期間を踏まえて、耐久年数に合った塗料を使用した外壁補修(上塗り)

上塗り
上塗り

上塗りでは、艶や色ムラの調整を行い、色や光沢を出す工程になります。最後の層になるため外観の仕上がりや塗装の美しさは、この上塗りで決まります。また、塗膜の防水性や耐候性、耐汚染性などの機能は上塗りで発揮され、塗装全体の耐久性と見た目の完成度が決まる工程になります。

木部の下地処理と塗装補修

木部のケレン作業
木部のケレン作業
木部のケレン作業
木部のケレン作業

木部は他の建材に比べて吸水性が高く、劣化しやすいため、塗装前の下地処理が非常に重要です。

やすりを使用して木の表面を軽く削りました。適切な処理を行うことで、塗料の密着性や耐久性が格段に向上し仕上がり状態の見栄えも良くなります。

木部塗装
木部塗装
木部塗装
木部塗装

木部には、専用の木材用塗料を使用することで、紫外線や雨水、カビ・腐朽・シロアリなどから木材を守ることができます。

鉄部の下地処理(ケレン)と塗装補修

鉄部ケレン作業
鉄部ケレン作業
鉄部ケレン作業
鉄部ケレン作業

鉄部は時間とともに錆びや古い塗膜が劣化するため、そのまま塗装しても塗料がうまく密着せず、耐久性が低下してしまいます。ケレン作業は、その問題を防ぐために行われます。またケレンにより鉄の表面にわずかな傷(目荒し)をつけることで、塗料が入り込みやすくなります。

鉄部塗装
鉄部塗装
鉄部塗装
鉄部塗装

鉄部は屋外にあると錆びやすく、塗装で保護することが重要です。密着性が高く、防錆効果がある塗料で補修していきます。

その他付帯部塗装

付帯部塗装
付帯鵜塗装

外装補修では、屋根や外壁以外に、建物に付随している様々な細かい部分おいても専用の塗料で塗装していきます。建物を全体的に塗装補修することで古びた印象から生まれ変わり、美観を保つことが出来ます。雨樋や破風板、水切りなど付帯部の劣化を放置すると、部分補修では対応できず、大規模な修理や交換が必要になってきます。屋根・外壁同様、これ以上の悪化を遅らせ耐久性を維持していくという点において重要な塗装部位になります。

トタン屋根のカバー補修

トタン屋根施工前
1.既存のトタン屋根
トタン屋根に防水紙を貼る
2.既存のトタン屋根の上に防水シートを貼る
トタン屋根の補修後
・防水紙の上から板金でカバーをする

トタン屋根のカバー工法による補修は既存のトタン屋根の上に新しい屋根材を重ねることを指します。
既存屋根を撤去せずに新しい屋根をかぶせることで、短期間で耐久性や断熱性を向上させることができます。

最近は、軽量の屋根材もたくさん出てきているので、カバーによる重さを気にしている方にもお薦めです。

既存のトタンの状態が著しく劣化している場合は、撤去して全面葺き替えの方が安全になってくるケースもございます。一度点検を行い、その上で専門の方の意見を参考することをお勧めします。

足場解体前の検査

足場解体前の確認検査
足場解体前の確認検査
足場解体前の確認検査
足場解体前の確認検査

足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって最後の確認を行います。

お客様にも家回りを確認していただきます。また、足場を登らないと見えない部分は撮影した写真を見ていただき、納得していただくまで解体作業に進むことはありません。

足場解体後は、完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。最後に請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から心がけております。外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽に弊社までお問い合わせください!



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