施工事例WORKS

大田区田園調布にて塗装時期のタイミングにはいったモルタル外壁の補修2025.10.02

施工前
Before
施工後
After

お客様からのご要望とご提案内容

今回のお客様は、地域新聞「プティ・ぷてぃ」をご覧になり、弊社へご依頼くださいました。前回の塗装からかなり時間が経っており、お客様も劣化を気にされて今回のご依頼につながりました。

近隣の工務店にても見積もりをとっている状態でしたが、高額であったことと内容を比較していただき弊社に任せていただきました。ヒビ割れを気にされていたため、衝撃や壁の伸縮に追従する弾力性が備わった塗料を勧めさせていただきました。

工事の基本情報のご紹介

平米数外壁:184㎡
屋根:105㎡
築年数築後40年
前回の塗装約20年前
費用約137万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)
使用材料外壁:セラミシリコン【SK化研】
屋根:クールタイトSi【SK化研】
保証7年
工期約3週間
担当小西圭司

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

モルタル壁のひび割れ
モルタル壁のひび割れ
モルタル壁のひび割れ
モルタル壁のひび割れ

モルタル外壁のひび割れは、ヘアークラック(表面の微細な割れ)、構造クラック(地震や地盤沈下などで生じる幅の広い割れ)、下地の浮き・剥離などに分かれます。

表面的なヘアークラックは即座の構造問題は少ないが雨水浸入を繰り返すことで拡大していきます。構造クラックや剥離は鉄筋の錆びや爆裂、雨漏り、落下の危険を招くため早期診断と補修(Uカットシール、注入、張替えなど)が重要です。

目安として幅0.3mm未満はヘアークラック、0.3mm以上は構造クラックとして注意が必要です。

木部の劣化状態
木部の劣化状態
鉄部の劣化状態
鉄部の劣化状態

木部は紫外線や雨水、湿気の影響を受けやすく、劣化が進むと色あせや塗膜の剥がれが起こります。さらに吸水と乾燥を繰り返すことで反りや割れが生じ、カビや腐朽菌の繁殖により強度低下や腐食につながります。見た目以上に内部から劣化が進むため、外壁と同様塗装によるメンテナンスト保護が必要になります。

鉄部の腐食は、特に屋外にさらされる建材や部材では錆が発生します。雨水や湿気、塩害、排気ガスなどが腐食を促進し、放置するとサビが内部に進行して強度が低下し、穴あきや破損につながります。

初期段階では表面に赤サビが現れますが、進行すると層状に膨れ上がり、塗膜を押し上げて剥がれてきます。この状態で塗装しても短期間で再劣化を招くため、ケレンによるサビ除去と錆止め塗料の塗布が不可欠になります。

モルタル壁のチョーキング現象
モルタル壁のチョーキング現象
樋の劣化状態
樋の劣化状態

モルタル壁のチョーキング現象は、手で触れると白い粉が付着するのが特徴になります。外壁表面の塗膜が紫外線や雨風の影響で劣化し、塗料中の顔料が粉状になって浮き出る状態を指します。これは塗膜の保護機能が低下しているサインです。

塩ビ製の雨樋は長年の日射で硬化・変形し、割れや破損を起こしやすくなります。色あせが見られる段階は塗装によるメンテナンスのサインであり、劣化状態によっては交換が必要になる場合もあります。

施工中の様子

外壁塗装・屋根塗装前の高圧洗浄

塗装前の高圧洗浄
塗装前の高圧洗浄
塗装前の高圧洗浄
塗装前の高圧洗浄
塗装前の高圧洗浄
塗装前の高圧洗浄

塗装前の高圧洗浄は、外壁や屋根に付着した汚れ、ホコリ、カビ、コケ、古い塗膜の剥がれや劣化部分を取り除く工程です。これを行わないと塗料が下地に十分に密着せず、塗装の剥がれや膨れ、耐久性の低下につながります。また、カビやコケなどを残したまま塗装すると、塗膜下で再び繁殖し美観を損なう原因にもなります。高圧洗浄によって下地を清潔で均一な状態に整えることで、塗料の密着性が向上し、仕上がりの美しさや耐久性を高めることができます。つまり、塗装の品質を左右する非常に重要な下地処理工程です。

外観の仕上がりを左右する養生

塗装前の養生
塗装前の養生
塗装前の養生
塗装前の養生
塗装前の養生
塗装前の養生

洗浄後の養生は、建物や周囲を保護するための防御策であると同時に、塗装の品質を左右する大切な工程になります。

外壁や屋根の塗装時には、ローラーやスプレーで塗料が周囲に飛び散る可能性があるため、養生によって窓ガラス、サッシ、植木、車、近隣の建物などを保護します。

また、境界部分(窓枠、配管、床面など)をテープやビニールシートで覆うことで、塗料のはみ出しを防ぎ、塗り分けを綺麗に仕上げます。直線や境界が明確に分かれることで、全体の見栄えが向上します。

クラック補修

汚れが残るとシーリング材が密着せず、剥がれや再ひび割れの原因になるため、クラック内部のホコリや砂、古い塗膜をブラシやエアーで除去します。

クラックに適量のシーリング材を充填し、ヘラで表面を平滑に仕上げます。

シーリング材が完全に硬化し、その後上塗り塗装を行うことで外壁の美観と防水性を確保していきます。

塗料の吸い込みを防止する下塗り

外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り
屋根下塗り
屋根下塗り
屋根下塗り
屋根下塗り

下塗りでは、モルタル外壁素地の細かな凹凸や吸い込みを均一にし、仕上がりの美しさを保ちます。

特にモルタル壁は、吸い込みの激しい外壁素材になるため必須の工程になります。また、下塗り材には既存の下地と新しい塗料をしっかりと密着させる役割があります。これにより、上塗り材の剥がれや浮きを防ぎ、塗膜の耐久性を高めます。

外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り
外壁下塗り

規定の塗膜厚を確保するための中塗り

外壁中塗り
外壁中塗り
外壁中塗り
外壁中塗り
外壁中塗り
外壁中塗り

下塗りの上から、さらに中塗りを行うことで表面が均一になり、上塗りがきれいに仕上がります。特に色ムラや艶ムラを防ぎ、最終的な美観性に大きく影響してきます。

中塗りは、下塗りと上塗りの間に行うことで塗膜の層を厚くし、耐久性を高めます。塗料の仕様通りの性能を発揮させるためには、規定の塗膜厚を確保することが必要であり、その中心的役割を担うのが中塗りです。

屋根中塗り
屋根中塗り
屋根中塗り
屋根中塗り

機能性の効果を最大化する上塗り

外壁の上塗り
外壁の上塗り
屋根の上塗り
外壁の上塗り
屋根の上塗り
屋根の上塗り

上塗りは「美しさ」と「耐久性・機能性」を決定づける仕上げの工程になります。上塗りは最も表面にくる層で、色や艶を決定づけます。中塗りまでではムラが残ることもありますが、上塗りによって均一で美しい仕上がりとなります。基本的に中塗りと同じ塗料で施工する場合が多いため、上塗りによってその機能性(耐候性、防水性、耐久性、防汚性)の効果が最大化されます。

付帯部塗装【木部】

木部塗装
木部塗装
木部塗装
木部塗装

木材は水を吸収しやすく、濡れると膨張し、乾くと収縮します。この繰り返しがひび割れや反りを引き起こすため、塗膜で防水性を発揮させてあげることが重要になります。

また、木材は紫外線による影響を受けやすく色褪せなどの劣化を促進します。塗装により遮光・保護し、長期的な耐久性を確保します。木部専用の塗料を用いることで、腐食やカビの発生、シロアリなどの害虫被害を防止できます。

付帯部塗装【鉄部】

鉄部塗装前のケレン作業
鉄部塗装前のケレン作業
鉄部塗装前のケレン作業
鉄部塗装前のケレン作業

鉄部塗装の前に既存のサビや古い塗膜、汚れを除去し、表面を整えるケレン作業(下地処理)を行います。サビを残したまま塗装すると内部で進行し、早期剥離や腐食を招きますが、ケレンにより劣化を抑えられます。また、表面に適度なザラつきを与えることで錆止め塗料の密着性が向上し、塗膜の剥がれを防ぎ耐久性を高めます。密着性が高まることで、長期的な防錆効果につながります。

さらに凹凸や汚れを取り除くことで塗装後の仕上がりも美しくなります。

鉄部塗装
鉄部塗装
鉄部塗装
鉄部塗装

白い塗料は、鉄部の下塗り材になります。これは、錆止め塗料であり、錆の発生を抑えます。

鉄部塗装
鉄部塗装
鉄部塗装
鉄部塗装

鉄部の専用の塗料を使用し、塗装していきます。

付帯部塗装【雨樋】

樋塗装
樋塗装
樋塗装
樋塗装

雨樋も紫外線や雨風の影響を受けやすく、劣化すると 色あせ・変形・ひび割れ・金具のサビ などが起こります。こうした劣化を防ぎ、美観と耐久性を保つために、外壁と屋根同様、付帯部部分の雨樋も塗装してあげる必要があります。塗装を行うことで家全体の耐久性を上げます。

足場解体前検査

仕上がり確認を行う際に写真を40枚程度様々な角度から撮り、お客様にお見せしています。

お客様に施工後状態を納得していただいた上で、足場解体を行います。

足場解体後も工事終了というわけではなく、完工書類にサインを頂き初めて終了となります。その後請求書と保証書をお渡しいたします。

弊社では費用予算や塗装する範囲など、お客様のご希望に沿った施工を心掛けています。工事完了までお客様が不安にならないよう頻繁に進捗状況を写真付きで連絡させていただいております。

今のお家にそもそも塗装が必要なのか、そのようなお悩みでも構いません。お話のみのご相談や点検など無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください!



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