施工事例WORKS

大田区西馬込にてパミール屋根のカバー補修を行いました2025.10.15

施工前
Before
施工後
After
Before
After

お客様からのご要望とご提案内容

お客様はのご要望は今後も長く住む予定であり、今回のメンテナンスを行うことで、将来的な塗り替えや補修の手間は大幅に減らしたいとのことでした。その点も踏まえ、劣化状態とパミールの屋根であること確認した上で、塗装ではなくカバー工法による補修を提案させていただきました。

築年数的にも屋根材の劣化が進んでいたため、塗装を行っても数年以内に剥がれ落ちてしまう可能性があることをお伝えしました。カバー工法による補修は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工するため、防水性・断熱性が向上し、耐久性を大きく延ばすことができます。また、既存屋根を撤去しないため廃材が少なく、工期の短縮やコスト削減によって施工費用を抑えることができます。今回の様に屋根材の下地の腐食やひび割れが進行している場合は、塗装では根本的な改善が難しいため、カバー工法が最適な選択です。

見た目の美しさを保ちながら、今後の雨漏りリスクを軽減し、長期的に安心して住める住まいに仕上げることができます。

工事の基本情報のご紹介

平米数57㎡
築年数約25年
費用約100万円(足場代込)
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)
使用材料横暖ルーフaS
保証20 年
工期1週間~2週間程度【屋根のみの場合】
担当小西圭司

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

施工前
施工前
施工前
施工前
施工前
施工前
施工前
施工前

現地調査により、今回のお客様の屋根材はパミールであることが判明しました。パミールは内部が層状に重なった構造になっており、経年劣化により層と層の間が剥がれてくる「層状剥離」が起きやすい特徴があります。この状態で塗装補修を行っても、表面だけが塗膜で覆われるだけで、内部の剥がれや浮きは解消されないという注意点があります。結果として、短期間で塗膜が浮いたり、ひび割れたりする恐れがあります。

表面が既に剥離現象を起こしており屋根材の縁が割れたり、欠けているのが見て取れます。縦線に白い雨染みもあり、屋根材の防水機能が低下していることが分かります。

施工中の様子

棟板金を外す・防水シートを敷く

棟板金取り外し
棟板金取り外し
棟板金取り外し
棟板金取り外し

最初に棟板金を取り外します。棟板金を外すことで、屋根全体に新しい防水シートをしっかりと敷き込むことができます。これにより、雨水の侵入経路を完全に遮断することが可能です。

防水紙敷く
防水紙敷く
防水紙敷く
防水紙敷く
防水紙敷く
防水紙敷く
防水紙敷く
防水紙敷く

カバー工法では古い屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を施工するため、既存屋根の上に防水シートを敷くことで、古い屋根材への雨水の浸透を防ぎ下地の腐食を抑えます。古い屋根の下にも防水シートが敷かれていますが、防水シート(ルーフィング)の寿命が10年~15年程度が目安とされているため、カバー補修の際にもう一度新しく敷いてあげる必要があります。

屋根材を端から順番に敷く


新しい屋根材
新しい屋根材
新しい屋根材の設置
新しい屋根材の設置
雪止め設置
雪止め設置
屋根の端部に金属部材を取り付ける
屋根の端部に金属部材を取り付ける

雨水の流れを整えるため、屋根の端部や谷部分に金属部材を取り付けます。

基本的に、屋根材は下から上へ順に敷いていきます。屋根材同士の重なりを適切に取ることで、防水性能を確保します。急勾配な箇所には、適切な位置に屋根材の上に雪止め金具を直接固定していきます。

屋根材新設
屋根材新設
屋根材新設
屋根材新設

棟板金の装着と防水性を高めるコーキング処理

棟板金の装着
棟板金の装着
棟板金装着後
棟板金装着後

上まで新しい屋根材を敷き詰めたら、屋根材メーカー専用の棟板金に接着剤をつけて固定していきます。

コーキング処理
コーキング処理
コーキング処理
コーキング処理

棟板金は2〜3mほどの長さのものを継ぎ足して取り付けるため、つなぎ目にわずかな隙間ができます。最後の仕上げとして、こうした棟板金のつなぎ目や、天窓周りの専用金具(役物)同士の溝など接合部をコーキングで処理していきます。屋根は風雨を直接受ける部分のため、わずかな隙間からでも雨水が入ると、下地の貫板の腐食や雨漏りにつながるおそれがあります。隙間にコーキングを充填することで、水の浸入経路を完全に塞ぎ、防水性を高めます。

施工時に丁寧にコーキングしておくことで、将来のメンテナンス頻度を減らすことができます。

完工前検査を経て、足場を解体します

施工後検査
施工後検査
施工後検査
施工後検査
施工後検査
施工後検査
施工後検査
施工後検査

足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。

足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。

お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。

完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。

弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!



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