施工事例WORKS

築25年の戸建てモルタル壁をアステックの遮熱塗料を用いて塗装しました2025.10.16

Before
After

お客様からのご要望とご提案内容

今回のお客様は、今後も長くお住まいになるとのことでした。また、屋根の既存材がパミールであったため、カバー工法による補修をご提案いたしました。屋根の耐久性に合わせ、外壁にもバランスの取れた耐久性を確保できる塗料を選定させていただきました。また、夏場の暑さを気にされていたため、室内温度の上昇を抑えられる遮熱機能を含んだものをご提案もさせていただきました。事前に建物を調査し、劣化状況を確認しました。モルタル壁であるためヒビが多く見受けられたことから、衝撃に追従し、ひび割れに強い弾力性のある塗料をご提案いたしました。

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平米数174㎡
築年数約25年
費用約110万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)
使用材料シリコンREVO1000‐IR/ アステック
保証10年
工期約2~3週間程度
担当小西圭司

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

モルタル壁のひび割れ
モルタル壁のひび割れ
チョーキング現象
チョーキング現象

モルタル壁のひび割れ(クラック)は、経年劣化や気温・湿度の変化、地震や地盤の動きなどによって発生します。モルタルはセメント・砂・水を混ぜて作られるため強度はありますが、弾性が少なく衝撃や収縮に弱い性質があります。

そのため、経年劣化により乾燥収縮や温度変化による膨張・収縮で細かなヘアクラックが生じやすくなります。小さなひび割れから、雨水が内部に侵入し、雨漏りの原因につながります。

チョーキング現象は、外壁表面に起こる粉化現象のことです。塗膜の樹脂成分が紫外線や雨風の影響で劣化すると、塗料中の顔料(色の成分)が白い粉状になって表面に浮き出てきます。

チョーキングは塗膜が劣化して防水性や耐候性が低下しているサインであり、放置すると塗膜剥がれやひび割れが進行し、外壁自体の劣化につながります。塗装を行う場合、この白い粉を高圧洗浄で洗い流してあげる必要があります。

冊子周りの隙間
窓周りの隙間
雨染み
雨染み

窓周りの隙間やひび割れはコーキングの劣化により引き起こされます。隙間から雨水が侵入すると、外壁内部や断熱材の劣化、カビ・腐食の原因になもなります。また、雨染みからも外壁の防水機能が低下していることが伺えます。

施工中の様子

足場の架設

足場架設
足場架設

足場の架設は、塗装補修を効率的に行うために欠かせない工程になります。安全面から建物との適切な間隔を確保するため、近隣方の境界線を跨ぐ場合は事前に許可を頂いてからの工事になります。足場の架設に要する時間は一般的な戸建で半日~1日になります。トラックを家の周辺に停めての作業になるため、公共道路を使用する場合、事前に道路使用の許可を地区対象の警察署にて申請しております。

足場の架設が終わると、黒色の養生ネットを設置し周囲への塗料や洗浄噴霧の飛散を防止します。

高圧洗浄による下地処理

高圧洗浄
高圧洗浄
高圧洗浄
高圧洗浄

塗装前の高圧洗浄では、塗装の品質と寿命を左右する大切な工程になります。

外壁の表面に付着した汚れ・ホコリ・カビ・コケ・古い塗膜などを強力な水圧で洗い流します。この作業を丁寧に行うことで、下地が清潔な状態となり、新しい塗料がしっかりと密着します。表面に汚れが残ったまま塗装を行うと、塗膜の密着力が低下し、早期の剥がれや膨れ、ムラの発生といった不具合の原因になります。

高圧洗浄では、目に見えない微細なカビや藻も除去できるため、仕上がりの美観も向上します。高圧洗浄は雨の日でも行うことが可能であり、一般的な戸建ての場合半日~1日で終わります。

遮熱塗料で快適さを向上させるための外壁塗装【下塗り】

下塗り
下塗り

高圧洗浄が終わると、塗装の下塗り作業に入ります。下塗りは外壁の下地と上塗り塗料をしっかり密着させ、仕上がりの品質と耐久性を左右する非常に重要な工程になります。

下塗り材(シーラーやフィラーなど)を塗布することで、下地の吸い込みを抑え、上塗りが均一にのる状態をつくります。

また、劣化した表面の細かなひび割れや凹凸を埋めて整える効果があり、仕上がりの美しさにも大きく影響します。下塗りは、上塗り塗料の性能を最大限に引き出し、塗膜の密着力や防水性、耐久性を高め、建物を長期間守る強固な塗膜を形成するのを助けます。

遮熱塗料で快適さを向上させるための外壁塗装【中塗り】

中塗り
中塗り

中塗り作業は、下塗りと上塗りの中間に行う工程で、仕上がりの品質と耐久性を高める役割を担っています。

中塗りの主な目的は、下塗りで整えた下地の上に塗膜の厚みを確保し、上塗り塗料の密着性をさらに高めることです。中塗りと上塗りは同じ塗料を使用するため、塗料の色や艶を均一に仕上げるためのベースをつくり、上塗り後の発色や光沢を美しく見せる効果もあります。

中塗りを省略すると塗膜が薄くなり、耐候性や防水性が低下して早期劣化の原因になるため、欠かせない工程です。塗料が進化していることもあり、塗布後3時間で乾燥します。

中塗り
中塗り

遮熱塗料で快適さを向上させるための外壁塗装【上塗り】

上塗り
上塗り

上塗り作業は、仕上がりの美観と保護性能を決定づける最終工程になります。外壁を紫外線・雨・風・汚れなどの外的要因から守る役割を最前層で果たします。

中塗り兼上塗り塗料は耐候性・防汚性・遮熱性など、製品ごとの機能が反映されるため、ここで使用する塗料によって建物の耐久性を大きく左右します。

上塗りによって色艶が整い、見た目の美しさが引き立つだけでなく、塗膜の厚みが確保できるため、ひび割れや劣化を防ぐ効果もあります。

上塗り
上塗り

付帯部塗装

破風板塗装
破風板塗装
雨樋塗装
雨樋塗装

付帯部とは雨樋、破風板、鼻隠し、軒天、シャッターボックス、雨戸、戸袋などを指します。

これらの部分は外壁同様、紫外線や雨風の影響を受けやすく、劣化すると美観を損ねるだけでなく、建物全体の耐久性にも影響します。付帯部をしっかり塗装することで、サビや腐食を防ぎ、部材の寿命を延ばすことが出来ます。また、外壁と色を合わせることで全体の印象が引き締まり、統一感のある美しい仕上がりになります。

特に金属部分はケレンなどの下地処理を行った後、サビ止め処理を施したうえで塗装することが重要です。付帯部塗装は見落とされがちですが、建物全体を長く美しく保つためには欠かせないものになります。

シャッターBOXケレン作業
シャッターBOXケレン作業
シャッターBOX塗装
シャッターBOX塗装

完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認
足場解体前確認

足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。

お客様と家周りの仕上がりを確認し、足場を登らないと見えない部分は、あらゆる方向から撮影した写真をお見せし、一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。

お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。

完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は(ほとんど毎日)写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。

弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!



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