施工事例WORKS

大田区大森北にてコロニアル屋根をエコグラーニによるカバー補修2025.10.21

Before
After

お客様からのご要望とご提案内容

今回のお客様はメンテナンスにより、屋根を長期間にわたり長持ちさせたいが、費用をなるべく抑えたいということでした。これらのご希望を踏まえ、弊社では、①高耐久性の塗料による塗装、②ご予算に余裕がある場合には屋根カバー工法による補修、の2つの方法をご提案いたしました。

既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねるため、解体費や廃材処理費を節約でき、工期も短く済みます。また、屋根材の間にできる空気層が断熱・遮音効果を高め、快適な住環境を維持することが出来ます。さらに、新しく葺く屋根材を軽量で耐久性の高いものを選んであげることで、建物への負担を抑えながら美観も向上することお伝えしました。カバー工法では、新しい屋根に葺き替えることで、機能性や外観が新築のように蘇る点が最大のメリットになります。

工事の基本情報のご紹介

平米数約40㎡
築年数
前回の塗装
費用約万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)
使用材料エコグラーニ ディプロ2
保証30年
工期1~2週間程度
担当植木尚史

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根

事前調査では、既存の屋根材がスレートの一種であるコロニアルということが分かりました。

コロニアル(スレート屋根)は軽量で施工しやすい反面、年数の経過とともに劣化が進行します。主な劣化症状としてまず挙げられるのが「色あせ」と「雨水が流れた跡に沿ってできる雨染み」です。

これは、紫外線や雨風により塗膜が劣化し防水性能が低下しているサインとなります。また、防水性が失われることで湿気を吸収しやすくなり、北面や日陰部分ではコケやカビが発生しやすくなります。

現段階でも表面に薄くヒビや割れが見られていますが、経年劣化がさらに進むことで、その部分が悪化し雨水が侵入するケースがあります。

施工中の様子

既存棟板金の取り外し・防水シート(ルーフィング)の設置

施工前のコロニアル屋根
施工前のコロニアル屋根
棟板金の取り外し
棟板金の取り外し

棟板金の取り外しは、必ず雨が降っていないタイミングで行います。

棟板金は屋根の一番上にある金属のカバーで、雨水が入らないようにする大切な部分になります。棟板金の下には「貫板」という木材があり、これが板金を支えています。この貫板自体も、年数が経つと雨水や湿気で腐っていることが多いためカバー補修をする際には一緒に取り換えてあげる必要があります。

防水シートを敷く
防水シートを敷く
防水シートを敷く
防水シートを敷く

棟板金と貫板を取り外したら、防水シート(ルーフィング)を屋根の下から上にかけて順番に敷いていきます。古い棟板金を外すことで新しい防水シート(ルーフィング)を屋根の一番上まできれいに敷けるため、隙間からの雨水侵入リスクを最小限に抑えられることが出来ます。

防水シートは、屋根材の下に敷かれている「二重の傘」のようなもので、屋根材の下に入り込んだ雨水を建物の中に通さない重要な役割を持っています。既存のものが長年の熱や湿気で劣化し、破れやすくなっている場合が多いため、この機会にもう一度新しい防水シートを設置してあげます。

新しい屋根材で既存の屋根をカバーする

新屋根材の設置(エコグラーニ)
新屋根材の設置(エコグラーニ)
新屋根材の設置(エコグラーニ)
新屋根材の設置(エコグラーニ)

新しい屋根材(エコグラーニ)で防水シートと同様に下から順番にメーカーが指定している工法手順に沿って仕上げていきます。

表面に施されたセラミックコーティングにより、色褪せや汚れに強く、美しい外観を長期間保ちます。これにより、今後のメンテナンスコストを抑えることができます。表面の自然石粒は、太陽の熱を反射し、屋内温度の上昇を抑制します。また石粒の凹凸が雨音を拡散し、音の反響を軽減するため防音効果もあり、静かな室内環境を実現します。

新しい専用の役物・棟板金(貫板)の設置

棟板金・貫板の設置
棟板金・貫板の設置
役物取付後
役物取付後
棟板金・貫板の設置
棟板金・貫板の設置

新しい屋根材(エコグラーニ)を上の部分まで葺き終わると、棟の下地として樹脂製の貫板を設置します。

樹脂製の貫板は、従来の木製貫板に代わる新しい素材のものになります。主にポリスチレンやポリプロピレンなどの樹脂を基材としており「腐食・劣化しにくい」という特徴があります。木製とは異なり、水を吸わないため変形や腐敗がほとんどありません。弊社では、屋根リフォームや棟板金交換の際は、樹脂製貫板を採用しております。貫板を設置したら、専用の接着剤で棟板金を被せていきます。

各役物は屋根材の重なりを確かめながら、葺いた後、取り付けていきます。先に役物を取り付けてから屋根材を敷いてしまうと、屋根材と役物の重なりが不十分になり、防水性が落ちてしまいます。

隙間のコーキング処理

コーキング処理
コーキング処理

棟板金は2〜3mほどの長さのものを継ぎ足して取り付けるため、つなぎ目にわずかな隙間ができます。最後の仕上げとして、こうした棟板金のつなぎ目や、天窓周りの専用金具(役物)同士の溝など接合部をコーキングで処理していきます。屋根は風雨を直接受ける部分のため、わずかな隙間からでも雨水が入ると、下地の貫板の腐食や雨漏りにつながるおそれがあります。隙間にコーキングを充填することで、水の浸入経路を完全に塞ぎ、防水性を高めます。

施工時に丁寧にコーキングしておくことで、将来のメンテナンス頻度を減らすことができます。

天窓周りの施工

天窓周り屋根施工前
天窓周り屋根施工前
天窓周り板金加工
天窓周り板金加工

天窓周りも同様に各板金を外し、防水シートを敷いた後、新しい屋根材(エコグラーニ)で葺いていきます。新しい屋根材を隙間なく敷き詰めたら、新しい貫板と棟板金を正確な大きさと形に切りそろえて取り付けていきます。


天窓周りコーキング処理
天窓周りコーキング処理
天窓周り施工後

天窓周り施工後

コーキング処理
コーキング処理

全体の設置が完了したら、最後の仕上げとして上記同様コーキング処理を行います。

釘穴や継ぎ目からの雨水侵入を完全に防ぎます。

完工前検査を経て、足場を解体します

施工後エコグラーニ
施工後エコグラーニ
施工後エコグラーニ
施工後エコグラーニ

足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。

足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。

お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。

完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。

弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!



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