施工事例WORKS

大田区池上にてコロニアルNEO屋根を「アルマ」でカバー工法補修2025.11.14

施工前
Before
施工後
After

お客様からのご要望とご提案内容

今回のお客様からは、メンテナンスにあたり今後20年間、屋根を良好な状態で維持したいというご要望をいただきました。

既存の屋根材が「コロニアルNEO」という、2001年~2010年頃にクボタ(現ケイミュー)が製造していたノンアスベストのスレート屋根材でした。従来のコロニアルと比べ、アスベストを含まない安全性が特徴ですが、耐久性が低く、水分を吸収しやすい素材で作られているため、経年劣化により層状剥離やひび割れ、欠けが多く発生する特徴があります。コロニアルNEOが塗装に向いてない屋根材ということ、これらの特徴をお伝えした上で、塗装以外の補修として「葺き替え工法」「カバー工法」のいづれかを勧めさせていただきました。

工事の基本情報のご紹介

平米数約75㎡
築年数約50年
前回の塗装約20年前
費用約96万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)
使用材料アルマ / メーカー:ニチハ
保証10年
工期2~3週間
担当小西圭司

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

現地調査時
現地調査時
現地調査時
現地調査時

今回ご依頼いただいたお客様の屋根の状態は、劣化が激しく屋根材自体が外れている箇所も見受けられました。メンテナンスするにあたり、塗装を行う場合は屋根材や下地がしっかり固定されていることが前提になります。外れた屋根材の上から塗っても、塗料が割れたり剥がれたりする原因になる恐れがあるためです。また、外れた屋根材の上から塗装では屋根の隙間を塞げず、防水機能が確保できないため、雨漏りの危険が残ります。

今回の様に、こうした劣化症状がみられる場合、塗装をしても塗膜が密着せず、すぐに剥がれてしまう恐れがあります。また、コロニアルNEO製造元のメーカーでも塗装によるメンテナンスは推奨していません。

適切な改修方法としては、既存の屋根の上から新しい金属屋根材をかぶせる「屋根カバー工法」または屋根を全て撤去して新しくする「葺き替え工事」が推奨されます。

施工中の様子

屋根カバー工法による補修【足場組み】

足場組み
足場組み
足場組み
足場組み

足場組みでは、施工する家と隣家との距離や公道までの距離と位置を確認し、安全を確保している状態で設置していきます。

トラックで資材を搬入し、建物周囲に配置します。下から順に組み上げ、建物全体を覆った後、塗料飛散防止や作業員の安全確保のためのメッシュシート養生を足場外側に張ります。組み終えた後に、揺れや固定不良、塗装職人が作業をしやすい状態で組めているかの点検を再度行います。一般的な戸建て並みの大きさの場合、半日~1日で仮設することができます。

足場を組む際には金属音などが発生するため、弊社では近隣の方々にご理解いただけるよう、事前にご挨拶と工事内容のご案内をさせていただいております。ご希望があれば、お客様にもご同行いただき、一緒にご挨拶に回ることも可能です。

屋根カバー工法による補修【既存棟板金・貫板撤去】

屋根施工前
既存貫板撤去

カバー工法における既存棟板金の撤去は、仕上がりの品質と雨漏り防止のために欠かせない重要な工程になります。

棟板金を外すことで、屋根全体に新しい防水シートをしっかりと敷き込むことができます。これにより、雨水の侵入経路を完全に遮断することが可能です。

屋根カバー工法による補修【防水シートを敷く・各役物取付】

屋根防水シート新設
防水シートを敷く
屋根防水シート新設
防水シートを敷く
役物取付
役物取付
役物取付
役物取付

カバー工法では古い屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を施工します。

既存屋根の上に防水シートを敷くことで、古い屋根材への雨水の浸透を防ぎ下地の腐食を抑えます。

古い屋根の下にも防水シートが敷かれていますが、防水シート(ルーフィング)の寿命が10年~15年程度が目安とされているため、カバー補修の際にもう一度新しく敷きなおしてあげる必要があります。

役物取付
役物取付
役物取付
役物取付

今回は天窓を塞ぎたいとのことでしたので、このタイミングで防水シート・専用役物を窓枠周りに取付け雨水の侵入経路を完全に遮断します。

屋根カバー工法による補修【アルマ屋根材・樹脂貫板板金の新設】

屋根材新設、貫板新設
屋根材新設、貫板新設
屋根材新設、貫板新設
屋根材新設、貫板新設

防水シートを敷き終わり、各場所に専用役物の取付後、アルマ新屋根材を設置していきます。新屋根材と合わせて雪止めも取り付けます。

弊社では樹脂貫板を採用しており、防腐処理済みの貫板 (細長い樹脂製の板)を取り付けます。その上から覆うように役物(やくもの)棟板金 を被せます。

役物板金は、屋根の仕上がりや雨仕舞い(水の流れを正しく処理すること)に欠かせない重要な部材になります。屋根の端の板金は、雨漏りに直結する場所であるため、末端処理を含め丁寧に施工をしていく必要があります。

完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査

足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって最後の確認を行います。

足場を登らないと見えない部分は撮影した写真を見ていただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。

お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。

完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。

弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております。外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!



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