施工事例WORKS
世田谷区野毛にてディプロマットスターを用いた屋根のカバー工法補修2026.02.07


お客様からのご要望とご提案内容
事前調査を行ったところ、既存の屋根材が「コロニアルNEO」という、2001年~2010年頃にクボタ(現ケイミュー)が製造していたノンアスベストのスレート屋根材でした。従来のコロニアルと比べ、アスベストを含まない安全性が特徴ですが、耐久性が低く、水分を吸収しやすい素材で作られているため、経年劣化により層状剥離やひび割れ、欠けが多く発生してしまいます。コロニアルNEOが塗装に向いてない屋根材ということ、これらの特徴をお伝えした上で、塗装以外の補修として「葺き替え工法」「カバー工法」のいづれかを勧めさせていただきました。
また、カバー工法は既存屋根の撤去が不要なため、葺き替え工事に比べて工期が短く、費用も抑えることができます。そのうえ屋根の耐久性を高めることができるため、コスト面・性能面の両方からお客様にも大変ご好評いただいている補修方法であることもお伝えしました。
| 平米数 | 約46㎡ |
| 築年数 | 約17年 |
| 前回の塗装 | なし |
| 費用 | 約69万円 ※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2026 年時点) |
| 使用材料 | ディプロマットスター メーカー:ディートレーディング |
| 保証 | 30年 |
| 工期 | 1~2週間程度 |
| 担当 | 小柴宜輝 |
現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)




現地調査時では既存の屋根材がコロニアルNEOであることが分かりました。屋根全面的に雨染みが見受けられ、これは表面の防水効果が切れているサインとなります。また多少の反りや浮きも見られます。吸水と乾燥を繰り返すことで屋根材が変形してしまうためです。屋根材の浮きや反りが悪化してしまうと、雨水が内部に入り込みやすくなるため注意が必要です。
さらに、経年劣化により屋根材自体が非常にもろくなっており、ひび割れや欠けが発生しやすい状態でした。これらの劣化から、防水性がさらに大きく低下することで雨漏りにつながる可能性もあります。今回のような劣化症状がみられる場合は、早めのメンテナンスが重要です。
施工中の様子
既存棟板金・【貫板】の取り外し・防水シート(ルーフィング)の設置
棟板金の取り外しは、必ず雨が降っていないタイミングで行います。
棟板金は屋根の一番上にある金属のカバーで、雨水が入らないようにする大切な部分になります。棟板金の下には「貫板」という木材があり、これが板金を支えています。この貫板自体も、年数が経つと雨水や湿気で腐っていることが多いためカバー補修をする際には一緒に取り換えてあげる必要があります。




棟板金と貫板を取り外したら、防水シート(ルーフィング)を屋根の下部から上部にかけて順番に敷いていきます。古い棟板金・貫板を外すことで新しい防水シート(ルーフィング)を屋根の一番上にかけ隅々まで敷くことができるため、隙間からの雨水侵入リスクを最小限に抑えられることが出来ます。
防水シートは、屋根材の下に敷かれている「二重の傘」のようなもので、屋根材の下に入り込んだ雨水を建物の中に通さない重要な役割を持っています。既存のものが長年の熱や湿気で劣化し、破れやすくなっている場合が多いため、この機会にもう一度新しい防水シートを設置してあげます。
新しい屋根材【ディプロマットスター】で既存の屋根をカバーする


新しい屋根材【ディプロマットスター】で防水シートと同様に下から上部にかけて順番にメーカーが指定している工法手順に沿って敷いていきます。
今回使用した新屋根材【ディプロマットスター】は、天然石粒付きの金属屋根材で、高い耐久性とデザイン性を兼ね備えた屋根材として近年注目されています。基材にはジンカリウム鋼板(アルミ・亜鉛合金めっき鋼板)を使用しており、一般的なガルバリウム鋼板よりも耐食性に優れているのが特長です。その表面を天然石粒でコーティングすることで、紫外線や雨風から鋼板を多重に保護し、長期間にわたり美観と性能を維持します。石粒が太陽光を拡散することで遮熱効果も期待でき、夏場の屋根表面温度の上昇を抑える役割を果たします。重量は1㎡あたり約6kgと非常に軽量で、瓦屋根と比べると大幅に建物への負担を軽減できます。見た目も単調な金属屋根とは異なり、自然な濃淡と立体感があり意匠性も高く見栄えも素敵です。
ディプロマットスターはカバー工法にも適した屋根材として弊社でも勧めており、カバー補修を行うお客様からも人気な屋根材料となっております。


新しい専用の役物・棟板金(貫板)の設置


新しい屋根材【ディプロマットスター】を上の部分まで葺き終わると、棟の下地として樹脂製の貫板を設置します。樹脂製の貫板は、従来の木製貫板に代わる新しい素材のものになります。




従来の木材を主材とした貫板と違い、樹脂製の貫板はポリスチレンやポリプロピレンなどの樹脂を基材としているため、「腐食・劣化しにくい」という特徴があります。木製とは異なり、水を吸わないため変形や腐敗がほとんどありません。弊社では、屋根リフォームや棟板金交換の際は、樹脂製貫板を採用しております。貫板を設置したら、専用の接着剤で棟板金を被せていきます。


役物を先に取り付けてから屋根材を敷いてしまうと、屋根材と役物の重なりが不十分になり、防水性が落ちてしまうため、葺いた後、末端部を含めた各役物は屋根材の重なりを確かめながら取り付けていきます。
隙間のコーキング処理による仕上げ

天窓周りには、わずかな隙間ができます。
最後の仕上げとして、こうした棟板金のつなぎ目や、釘穴、天窓周りの専用金具(役物)同士の溝など接合部をコーキングで処理していきます。


屋根は風雨を直接受ける部分のため、わずかな隙間からでも雨水が入ると、下地の貫板の腐食や雨漏りにつながるおそれがあります。隙間にコーキングをしっかりと充填することで、水の浸入経路を完全に塞ぎ、防水性を高めます。
丁寧なコーキング処理をしておくことで、防水効果をさらに高め、将来のメンテナンス頻度を減らすことができます。
完工前検査を経て、足場を解体します




足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。
足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。
お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。
完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。
弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!






