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外壁塗装 大田区東蒲田にてニューアールダンテ外壁塗装を行い、おしゃれになりました
Before After Before After お客様からのご要望とご提案内容
今回ご依頼していただいたお客様は、築10年を節目にお家を建てた会社から外壁屋根塗装補修の見積もりが届いたことがきっかけでした。弊社に問い合わせていただた段階では、弊社で補修した場合の費用感がどのくらいなのかというのと、現状の劣化状況から実際に補修をやる必要があるのか、わからない状態におられました。
費用に関しては扱う塗料によって違う上で、塗料種類紹介の際、弊社が扱っているニューアールダンテにご興味を示していただきました。お客様のお考えとして塗装による補修を行うのであるならば、この機会にオシャレな外観にしたいとのことでした。ニューアールダンテは塗料の中に細かいチップが含まれており、近くで見ると、以下のような仕上がりになります。
ポイントでポイントでニューアールダンテを使用し、外壁デザインをしたいとのことでしたので、ベランダ部の壁を2か所ニューアールダンテで塗装することを勧めさせていただきました。また、黒ベースの外観になることをご希望されていたので、ベランダ壁部分以外は単色の黒色を勧めさせていただき、統一感あるシックな雰囲気のデザインをご提案いたしました。
ニューアールダンテの耐久性に合わせ、黒色の単色塗料は同等の15年程度期待できるシリコンREVOの遮熱をご提示いたしました。屋根の塗装に関しても壁の耐久性に合わせて15年期待できるスーパーシャネツサーモSiの遮熱塗料を提案いたしました。
現状に対して塗装補修が必要であるのか、というのに対しては「先延ばしする理由が得に無いのであれば、今後劣化部が増えるにつれヒビなどの補修費用が膨らむ前に、10年という築年数も考慮したうえで早めの塗装をご検討された方が間違いないです。」とお伝えしました。弊社以外にも、他社と相見積もりを何社かされていましたが、弊社の提案内容を気に入っていただきご契約させていただきました。
工事の基本情報のご紹介
屋根平米数 約60㎡ 外壁平米数 約148㎡ 築年数 10年 前回の塗装 無し 費用 約130万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 外壁:ニューアールダンテ、シリコンREVO
屋根:スーパーシャネツサーモSi保証 10年 工期 約1ヵ月 担当 小柴 宜輝 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)
今回のお客様の屋根材はスレート屋根で、外壁はサイディングボードになります。スレート屋根の状況は、築10年ということもありヒビや割れなど大きな著しい劣化はありませんが、色褪せしており表面の防水効果が切れていることから黒い雨染みが全体的に見受けられていました。サイディングボードの外壁の状態は横目地が少し目立ってきており、ボード自体が吸収・乾燥を繰り返すことで反りが出てきていました。屋根と同様に外壁材の表面の防水効果が切れている状態でした。
サイディングボードとのつなぎ目や窓枠周りにあるシーリング部分が黒ずんでいるのが分かります。これは、カビによる変色が進んでいます。このまま放置をしていると雨水の侵入を防ぐ機能や気密・断熱性の効果が薄れていき雨水が壁内に侵入することで雨漏りの原因にもなります。
施工中の様子
外壁塗装
着工日は足場の仮設から始まります。工事初日であるため、担当者が必ず立ち合い、お客様の車の配置や、近隣の方に配慮して行います。
家の前の道路にトラックがはみ出てしまう場合や、一般道を塞いでしまう場合は事前に道路使用を区役所の方で申請しております。足場組みは一般的な戸建てであれば約6時間程度で組み終わることができます。また安全を確保できれば雨の日にも行うことが出来るため、天候に左右されず着工予定日が変更になることはほとんどありません。
足場組みが終われば、次は高圧洗浄の工程になります。高圧洗浄では屋根や外壁の目に見えない微細な汚れ・排気ガス・カビ・コケ・砂埃を除去していきます。これらが残っているまま塗装をしてしまうことで、塗膜が外壁材や屋根材に密着せず、すぐ剥がれてしまう原因になります。また、前回の塗膜をしっかり落とすことで、新しい塗料の密着力が向上します。塗装面以外の土間などお家周りもサービスで洗浄させていただいております。洗浄後はしっかり乾燥させ塗装工程に入っていきます。洗浄も屋根と外壁、家回りを合わせて6時間程度目安で終わります。
コーキングの撤去 コーキングの撤去 コーキングの打ち替え コーキングの打ち増し 洗浄後の翌日以降、コーキング部分をカッターにて撤去し、打ち替え・打ち増し(窓枠周りのみ)を行いました。サイディングボードが外壁材として使用されている場合、塗装以外に、このような繋ぎ目の部分を新しく打ち替え・打ち増しを行う必要があります。コーキング撤去は外壁材がむき出しになってしまうため、雨の日を避けて行っています。
撤去した古いコーキングになります。
基本的は既存の物を除去しますが、窓回りのみ冊子をカッターで傷つける危険がある(傷つけてしまうと雨漏りの原因になる)ため、既存の上から被せるように新しいコーキング剤を塗布していきます。
塗装を行う部分以外の養生
塗装面以外を養生することで、塗料が飛び散ってしまったり、付着してはいけない場所を保護していきます。冊子や窓ガラス・玄関ドアやポストなどを覆います。最終的に取り外してしまうため形に残らない工程になりますが、塗装の境目を綺麗に見せる最終的な仕上がりの美観にもかかわってくるため、大切な工程になります。
屋根と外壁の下塗り(1回目)
外壁下塗り 外壁下塗り 屋根下塗り 養生が終わると、塗装の工程に入り、1回目の下塗りを行います。
下塗りはとても重要な土台作りの部分になります。小さな傷やひび割れている部分を下塗り塗料で埋めるため下地の補強をする役割があります。また、下塗り剤には塗料の吸い込みを防止する機能もあるため、色ムラが起こるのを防ぎます。
ニューアールダンテ(多彩模様塗料)を使用しベランダ部壁・建物左右面の中塗り・上塗りを行う
ニューアールダンテ(多彩模様)中塗り ニューアールダンテ(多彩模様)中塗り ニューアールダンテ(多彩模様)上塗り ニューアールダンテ(多彩模様)上塗り ニューアールダンテのような多彩模様塗料には、ローラーと吹付で塗装する方法があります。今回使用した塗料はマスチックローラーでの施工が可能であり、音が出ないため騒音の心配もなく、塗料の飛散も抑えることができます。吹付で行う方法と比べ、ご近所様への配慮がしやすい施工方法となります。中塗り、上塗りともにマスチックローラーで行います。上塗り後、乾燥する前にスムーディ(紫)で横方向に流して押し付けることで模様を整えていきます。
遮熱塗料による(中塗り・上塗り)屋根・外壁(ニューアールダンテ多彩模様以外)
屋根中塗り 屋根上塗り後 外壁(黒部分)中塗り 外壁(黒部分)上塗り後 下塗り後、遮熱シリコン塗料を使用して屋根・外壁(ニューアールダンテ面以外)の中塗り・上塗りを行います。
中塗りは塗膜の厚みを確保し耐久性を向上させる役割があります。塗膜のムラや凹凸をさらに均一に整えることで、上塗り塗料の密着性を高めます。中塗り後はしっかり時間を空け、乾燥させてから上塗りを始めます。上塗りは塗装の最終工程になり、見た目の美しさを整えるのと同時に建物を守るための最も重要な保護層の役割を果たします。今回遮熱塗料を使用していますが、さらに白色をお選びになられ、遮熱による効果を最大限に得られるようになっています。遮熱効果の塗料を使用することで、屋根材・外壁材自体の温度上昇が上がるのを防ぎ紫外線や熱によるダメージを大幅に減少させることが出来ます。
付帯部塗装
最後に、外壁・屋根以外の付帯部(雨樋・破風板・軒天・水切り・雨戸戸袋・シャッターBOXなど)を塗装し完成となります。
足場解体前の検査
足場を解体する前に、塗装面の最終チェックを行います。外壁・屋根も確認しますが、それ以外も細かく検査し、お客様が足場を登らないと見えない部分は写真付きで確認していただきます。お客様が外観の仕上がりや施工内容に納得していただいて初めて足場を解体する作業に入ります。足場解体は約半日前後で終わます。足場を解体した後、施工中の写真と合わせて、完工書と保証書をお渡しして工事が完了となります。
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外壁塗装 大田区南馬込にてフッ素遮熱塗料を使用して屋根とモルタル外壁塗装を行いました
Before After Before After お客様からのご要望とご提案内容
弊社が近隣の家を塗装補修施工をしているのをきっかけに、検討いただきました。塗装補修を行うのであれば今後15年以上はもたせたいとのことだったため、塗料の耐久性を考慮しフッ素の樹脂を含んだプランご提案させていただきました。基本的に塗装を行うのであれば、より良い塗料を使用することでランニングコストが安くなる仕組みになっているため、できる範囲の予算で高耐久の塗料をお選びすることを勧めています。また、近隣の方と工事を同時にした場合、費用の負担額がどの程度抑えられるかの説明をさせていただきました。
工事の基本情報のご紹介
平米数 156㎡ 屋根平米数 55.94㎡ 築年数 築15年 前回の塗装 今回初めて 費用 約125万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)使用材料 スーパーシャネツサーモF 保証 10年 工期 約3週間 担当 小西 圭司 現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)
今回塗装を行った屋根はコロニアル屋根であり、劣化症状として主に色あせをしているのが写真でも分かります。そのほかにも、屋根の劣化症状としてはコケカビの発生、ヒビ割れ、雨染みなどが一般的に多いです。このまま劣化が進むことにより、屋根材の機能が果たせず雨漏りにつながることもあります。屋根材自体が水分を含んでしまう状態にまで陥ると、屋根材の防水性能を低下し、建物の耐久性を損なう原因となります。
モルタル壁は、経年劣化により写真からもヒビ割れやコケ、黒い雨染みカビが発生し、モルタル壁の内側から茶色いサビが出てきていました。一般的に細かいヘアークラークはモルタルの初期劣化症状で表面のみが割れており、基本的に大きな害があるとされていません。ですが今回の様に錆が表面にでている場合、雨染みがはっきりと残っている場合はヒビ割れ部分から雨が内側に侵食し、下地のラス網(金網)の金属が腐食を起こしたサビが表面に出ている状況になります。既に下地まで雨水が迫ってきている状態にあるため、ヒビ割れ補修を含めた外壁塗装補修を行わないと雨漏りが起きるのは時間の問題になってきます。緑のコケは、湿気が多く通気性の悪い家の裏側に多く発生しておりました。ご提案したフッ素の塗料はシリコンよりも耐久年数が高く、セルフクリーニンングの機能も備わっているため、雨水でコケやカビを洗い流し今回のお施主様にあった施工内容となっています。
施工中の様子
下塗り(1回目)遮熱塗料で快適さを向上させるための外壁屋根塗装
まず、最初に足場を組みと洗浄を行っていきます。足場組みにかかる時間は通常の戸建ての大きさであれば、半日程度で終わります。足場組みの際に発生する騒音は近隣の方への苦情につながりやすいため、事前にご挨拶も兼ねて社名を名乗り、工事日程を周辺の方にアナウンスしております。洗浄では、新しく塗布する塗料の密着性を上げるために、塗装面の埃やカビ、コケや汚れ、古い塗膜を綺麗に除去していきます。専用の高圧洗浄機で洗っていくため、周への噴霧が無いように慎重に行います。洗浄も通常の戸建ての大きさであれば、屋根と外壁を合わせて半日~1日で終わります。塗装の工程に入ってしまうと、塗料が雨により流れてしまうこともあるため天気の様子を見る必要がありますが、ここまでの工程は悪天候でも安全を確保できる状態であれば(強風や嵐でない場合)進めていくことが可能です。洗浄では、塗装面以外もサービスで土間などもこの機会に一緒に綺麗にさせていただいています。
雨漏りを起こしている場合、洗浄により屋内に水が浸入してしまう場合があります。
洗浄が終わり次第、塗装面以外に塗料が付着しないようビニールとマスキングテープで保護していきます。養生は塗装が終わるまで、基本的に覆ったままになりますが換気をしたい場合などご相談をしていただければその時々に合わせてご対応をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。マスキングテープを使用することで、剥がした際にお家に粘着剤が付かないようになっています。
中塗り(2回目)遮熱塗料でお住まい全体を暑さから守ります
養生が終わり次第、塗装の工程に入っていきます。塗装は外壁、屋根ともに3回塗りの工程(下塗り→中塗り→上塗り)になっており、下塗り作業から始めます。外壁は外壁用の下塗り剤、屋根は屋根用の下塗り剤を使用していきます。下塗りの役割は塗布面の凹凸(細かい傷やヒビなど)を埋め表面を平らにすること、この後塗布していく塗料の吸い込みを防止し仕上がりの色ムラを防ぎます。
下塗りが終わり乾燥し次第、中塗りの工程に移ります。中塗りの役割は塗膜に厚みを持たせることで強度を高めます。また、中塗り剤は下塗りと上塗りの接着剤のような機能を果たし、上塗りの密着性が向上するため、仕上がり面が均一になり塗膜が安定することに繋がります。
最終塗装の上塗り(3回目)
最後に上塗りをして完成です。中塗りで使用した塗料を上塗りでも使用していきます。
下塗りと中塗りで埋まらなかった屋根のヒビ割れはコーキング(白い線)で埋めて上から上塗りをします。塗装の最終工程として外観の美観を発揮させるとともに塗装による機能を確立させていきます。下塗りや中塗りを丁寧に行っても、上塗りが不十分であると効果を発揮しきれず建物の耐久年数を縮めてしまいます。塗料だけではなくきちんと最後まで丁寧に施工を行うことで、耐久年数が確保されます。
付帯部塗装
メインの屋根や外壁の塗装が完了しましたら、最後に付帯部の塗装に入ります。
付帯部塗装では弱溶剤の塗料使用しており、お客様にご希望の色を選んでいただきます。今回の付帯部塗装は戸袋のシャッターBOXと水切り、雨樋になります。弱溶剤であるため、ほんの少しシンナーのような匂いがしますが、揮発する際のみなので1日経過するとほとんど気にならなくなります。
完工前検査を経て、足場を解体します
全ての塗装が終わりましたら、足場を解体する前に検査に入ります。仕上がりをお客様と一緒に確認するために色々な角度から撮影しお見せします。色ムラや、塗り残し、はみ出ている部分がないか時間をかけて丁寧にみて確認します。お家周りの仕上がりを含め、お客様から了承を得て初めて足場を解体していきます。
今回は遮熱塗料を使用したので、屋根材や外壁材自体の熱吸収がおさえられ、防カビ、防汚、防水、以外のプラスαの機能を兼ね備えております。
遮熱機能により、夏場の3階の暑さが少しでも和らげればと思います!
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外壁塗装 1ヵ月~1か月半
大田区南馬込にて築35年のモルタル外壁材にダンサイディングを上から被せて貼るカバー工法工事補修
大田区南馬込にて築35年のモルタル外壁材にDanサイディングを上から被せて貼るカバー工法工事補修を行いました。
旭トステムのDanサイディング、プレシャスウッドノッティSF、SWノッティオレンジオーカーFを使用し施工しました。基本情報
施工期間:約1ヵ月~1ヵ月半
築年数:築35年
前回の塗装or補修:15年前
施工費用:約250万円(最上級のサイディングを使用しております。2025年時点)
平米数:約120㎡
費用内訳:旭トステムのDanサイディング、プレシャスウッドノッティSF、SWノッティオレンジオーカーF(8,643円/㎡単価)+役物(シーリング材、連結、出隅等)+透湿防水シート+胴縁+コーキング処理+施工費
保証年数:10年
工事を依頼するきっかけ
今回補修を依頼した戸建ては以前中古で購入したため、部分的な補修は少しづつ行ってきましたが、築年数的にも限界がきていると感じている状態でした。内装はリフォームを行い綺麗にしていましたが、後回しにしていた外壁をこの機会にきちんと耐久性と見栄えを一新したく、塗装による補修メンテナンスではなく、サイディングのカバー工法をお願いしました。
工事をする前の状態
工事する前は、色褪せや多少の窓枠周りのヒビ割れ、触れると白い粉が付くチョーキング現象が起きていました。雨漏り等は起こっていませんでした。
現在、塗装による補修以外で外壁の外観や耐久性を向上させる方法として注目されているのが、「既存モルタル壁の上から新しくDanサイディングを被せて貼り付けるカバー工法」です。
既存の古い経年劣化しているモルタル外壁をそのまま撤去せず、上から新しい外装材を貼り付けて施工をすることで、費用と工期を抑えつつ、建物の性能を復活させ、美観を向上させることができます。
サイディングは、窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングの主に4種類あります。使用するサイディングボードの種類によっても費用が変わってきます。
今回使用した、Danサイディングは、旭トステム外装株式会社が製造している金属系サイディングに当たります。アルミと亜鉛の合金である「ガルバリウム鋼板」のものになりますので、優れた耐候性と軽量性を持ち合わせています。今回の様に補修として使用することもできますが、リフォームや新築にも幅広く採用されています。
ダンサイディングの主な重ね張り工法の大まかな流れとしては、足場組み後、既存の壁補修や器具類の撤去を行い、胴縁など下地の工事を行います。その後、ダンサイディング本体・部材の設置、器具類の復帰やシーリングのを行い足場撤去をして終了になります。
胴縁とは、既存の外壁材と新規で取り付ける外壁材の間に空間を作る木材構造になります。また、新たに取り付ける(今回であればダンサイディング)外壁材を固定する役割があり、外壁の強度を高め、湿気を逃すための通気層を設けます。
今回のケースの場合は、モルタル壁に直接ダンサイディングを貼り付けること(直貼り工法)もできますが、外壁材同士の隙間に内部結露が起こりやすいというデメリットがあるため、弊社ではお薦めしておりません。胴縁により空気層を設け、湿気を逃す通気工法でダンサイディングを貼り付けていきました。
既存の壁補修や器具類の撤去後の下地工事(胴縁の固定)
カバー施工において、外壁通気工法をするために既存のモルタル壁に透湿防水シート(ラミテクト)を張り付けます。透湿防水シートは二次防水層になっており、外部からの水を防ぎ、住宅内部の湿気を外に逃がします。この役割を果たすおかげで、壁内部に結露が発生してしまう名を防ぎます。
Danサイデイング(ダンサイディング)本体の取付施工
胴縁の上からDanサイディングを順に張り付けていきます。釘で簡単に打ち付けて固定することができ、サイディングボード自体も軽量なため建物への負担が少なく、比較的短期間での施工が可能です。
役物の取付とシーリング(コーキング)の打ち付け
サッシ周りや出隅、入隅にはそれぞれ専用の役物を取り付けていきます。最後にシーリングを打ち付けて完成になります。カバー工法のメリットは既存の壁を撤去しないため、解体費用や廃材費が不要であり費用を抑える点が挙げられます。また、解体工程がないため、短い工期でイメージを一新し、劇的な変化をもたらせることが出来ます。さらに、既存の壁とダンサイディング(断熱材を含んでいる)二重構造になるため断熱と遮音性の機能が向上します。サイディングボード自体に多様なデザインとカラーが豊富にあり、希望のイメージに沿った仕上がりに近づけることが可能です。窯業系サイディング、金属系サイディング、樹脂系サイディング、木質系サイディングの4種類のサイディングボードがある中で、今回使用したダンサイディング(ガルバリウム鋼板)は錆びにくく、塗装の頻度も少なくて済みます。
外壁の補修に関して、既存のモルタル外壁が古くなったからといって、すべてを壊して作り直す必要はありません。モルタルの状態を残したまま塗装やコーキングでヒビ補修する以外に、今回の様に上貼りカバー補修する方法もあります。塗装よりも費用が大きくかかりますが、Danサイディングによるカバー工法は、耐久性と外観の双方に優れたリフォーム方法になります。また、地震に対する強度もアップします。
補修方法や施工内容によって費用の幅は変わってきますが、弊社ではできるだけお客様の予算に寄り添いながら、希望をかなえられるような提案を心掛けておりますので、お気軽にご相談ください。
外壁の劣化が気になり始めた方、住まいの見た目を大きく変えたいという方は、カバー工法もご検討ください!
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外壁塗装 世田谷奥沢にてラムダサイデイングという特殊なサイデイング壁を専用の下塗り剤と白色の遮熱塗料を使用し外壁塗装補修工事を行いました
基本情報
施工期間:約14日間(足場込み)(天候により前後いたします)
築年数:築30年
前回の塗装:20年
施工費用:約150万円
平米数:約360㎡(大きなお家で、一般的な外壁面積の約2.5倍サイズになります)
使用材料:スーパーラジカルシリコンGH/ メーカー:アステック
保証年数:10年
工事を依頼するきっかけ
前回の塗装から20年ほど経過し、今後も引き続き今の家に住む予定であるため屋根の塗装の時期を考え始めたのがきっかけでした。助成金を使用したいとのことで、東京都23区内の複数社の相見積もりのなかからお選びになったそうです。費用を含め提案内容が具体的で安心できるということで、ご依頼していただけました。
工事をする前の状態
外壁全体の色が白色であるため、色褪せしていることが分かりづらいですが、チョーキング現象により壁に少し触れただけで白い粉が手につく状態でした。また、屋根と同様に前回の塗装から20年程度経過しているため、劣化による防水性や耐久性に不安を感じておられました。
今回のお客様は基本的に在宅されていることが多かったため、工程の報告や進捗状況をLINEだけではなく、毎日できるだけ挨拶を含めた直接のコミュニケーションを行いました。お客様からは「業者の様子が分かり、自分が気になった点もすぐ解消できる」ととても安心してくださいました。
外壁塗装では、足場組みをし、高圧洗浄で長年の汚れや旧塗膜をしっかりと除去します。そして丁寧に時間をかけて養生した後、下塗り・中塗り・上塗りの3工程の内容となります。また、屋根や付帯部分も一緒に高圧洗浄で洗い、塗装し、色や仕上がりを含めて、全体の統一感を意識して進めました。
高圧洗浄による下地処理
高圧洗浄を行うことで、表面を綺麗にし塗料が密着しやすいようにします。埃やカビ、コケが表面に残っている状態で塗装してしまうと塗膜が剥がれてしまう原因になります。高圧洗浄は専用の機械で行いますが、水圧が高すぎてしまうと壁や雨樋などを損傷してしまう可能性があり、弱すぎると綺麗に洗い流せないため、ベテラン職人の腕が肝になってきます。最初の工程で、あまり深く注意されない部分になりますが、仕上がりに直結してくるため丁寧に行う必要があります。
今回は、カーポートの上の汚れも気になるということでしたので、サービスで一緒に洗浄させていただきました。
養生
養生は塗料のはみ出しや、望まない部分への付着を避けるために行います。最後には剥がしてしまい形に残らない作業になりますが、この工程を細やかに行うことで塗装の作業効率と仕上がりの綺麗さ(塗料と塗料の境目)に影響してきます。
コーキング補修
コーキングを打ち換えることで、ボードとボードのゴムの弾力性を再生し、地震によるひび割れ防止の機能を回復していきます。また、窓回りを含めたゴムの部分が劣化しひヒビが入ることで、そこからの雨漏りを防ぎます。
エポプレミアムシーラープライマー下塗り【塗装1回目】
今回はラムダサイデイング(押出成形セメント板)というサイデイングの中でも特殊なものだったため、通常の下塗り塗料ではなく、そのサイデイングに合わせた下塗り材を使用する必要がありました。
ラムダサイデイング(押出成形セメント板)はセメント質である素材なため、水分を吸収しやすくメンテナンスで塗装を行う場合、不具合が生じやすいという点があります。
相性の良い塗料に変更する以外は、いつも通りの手順で行います。
ですが念には念、ということで目立たない部分に少しだけ(手のひらサイズ)下塗りをし、乾燥してから数日観察しました。乾燥してから時間が経過しても膨れたり、剥がれてこないということを確認してから本格的に下塗り作業を始めていきました。
スーパーラジカルシリコンGH中塗り【塗装2回目】
中塗りは、上塗りと同じ塗料を用いて行いました。下地の塗膜を厚くさせ凹凸を無くしていくことで上塗りの密着性をあげます。上塗りが安定することで、耐久性にもかかわってくるため最後の土台となる中塗りを通して整えていきます。外壁が長く保護できるポイントになります。
スーパーラジカルシリコンGH上塗り仕上げ【塗装3回目】
最後に、中塗りと同じ塗料を使用して上塗りを行い外壁の方は完成になります。外観として露わになる部分なので同じように丁寧に塗っていきます。塗装面積が大きく、塗料自体も塗布した瞬間からすぐ乾燥してしまうため、ローラーの塗装跡やつなぎ目が目立ってしまう懸念がありましたが、腕のある職人さんの技術力のおかげでとっても美しく素敵な白色が映える仕上げになりました。
プレミアムNADシリコンによる付帯部塗装
付帯部塗装は素材が外壁と異なるため、弱溶剤の塗料(シンナーが含まれているもの)になります。塗料が乾燥し、揮発する際匂いが気になる方もいらっしゃいます。動物を飼っているなど相談していただければ、その期間をなるべく短縮できるよう、工程や職人の人数を変更したりの対応をしております。
今回のお客様は外壁の色と合わせて付帯部の雨樋などが目立たないようにしたいということだったため、同じ系統の近い白色をお選びになられました。アクセントで敢えて色を変え、目立つようにするお客様もいらっしゃいます。皆様の理想的なイメージのデザインにできる限り近づけるよう見本板やカラーシュミれーションを行っております!
今回の外壁塗装は足場代を含めて外壁塗装費用¥150万(税抜)で承りました。
お家の大きさ(外壁の大きさ)や使う塗料のランク、お客様が求める機能性、お家の劣化状態によって補修費や材料代を含めた価格は変動いたしますので、参考価格としていただければと思います。また、施工期間も同じく変動します。
今回は屋根をきっかけに外壁の施工を行いましたが、屋根塗装を行うのであれば、屋根と耐久性期間が同等の塗料をピックアップし、いくつかお勧めさせていただいています。
弊社では、外壁工事以外にも、屋根補修、部分補修(天窓カバーや窓交換、屋上防水、網戸交換、フェンスの取付、波板交換、給湯器交換など)、内装(クロス張替え、床張り替え、キッチン交換等)のリフォームなど全般的に行っております。工事ごとに業者を変えたり、探したりすることも大変かと思いますので、お問い合わせの際には「このような工事もできますか?」とお気軽に相談していただければと思います。
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屋根工事 世田谷奥沢にて遮熱塗料を使用し屋根の塗装補修工事を行いました
基本情報
施工期間:約10日間(足場込み)(天候により前後いたします)
築年数:築30年
前回の塗装:年20年
施工費用:約45万円(足場代は別途になります)
平米数:約125㎡(大きなお家で、一般的な屋根面積の約2倍サイズになります)
使用材料:スーパーシャネツサーモSI (遮熱塗料)/ メーカー:アステック
保証年数:10年
きっかけ:前回の塗装から20年程度経過し、現在の家に引き続き住むことを考えているため、塗装をし前向きに検討してた。しかし、相場も分からず、何の塗料が良いのか、信頼できる業者も分からず、工事に踏み切るまでが大変であるということを含め、現状の不安や悩みを相談をできた。
屋根は普段見えない部分であり、気づかないうちに経年劣化していることが多いです。雨漏りをすることで、屋根の基礎部分や屋内に被害を受ける前にメンテナンスしてあげることが大切になってきます。
ここからは実際の工事写真を交えながら、屋根の塗装工事の工程を紹介していきます。
既存屋根の状態と劣化状態について
今回塗装する屋根材は「カラーベストコロニアル」で全体的に縦に雨染みが出ています。これは、屋根材自体の表面の防水効果が既に切れており、屋根材が雨を吸い込んでいる証拠になります。屋根材自体の防水効果はないことが伺えます。屋根材の下層部の内側にある防水紙が雨漏りを防いでいる状態です。今回は、屋根材の表面が塗装できる状態であるということ、耐久年数が10年程度で良いというお客様のご希望がありましたので、塗装しました。
塗装前の高圧洗浄
専用の高圧洗浄機を使用して、汚れや古い塗膜を洗い流し、これから塗装する塗料の密着性を上げ、耐久性を上げます。きちんと洗浄することで、剥がれやすくするのを防ぎ、色ムラが出ないよう、より美しく仕上げていきます。
スーパーシャネツサーモSI (遮熱塗料)下塗り【塗装1回目】
洗浄後、乾燥したら1回目の塗装(下塗り)をしていきます。下塗りの目的は、塗装面の素材に塗料が吸い込まないようにする、吸い込んだ場合も均一に吸い込まれるようにする、ということが挙げられます。塗装表面の凹凸を滑らかにし整えます。また、下地に白に近い透明の塗料を塗布することで、上塗り塗料の仕上がり色を均一にする美観に関わってきます。
スーパーシャネツサーモSI (遮熱塗料)中塗り【塗装2回目】
下塗りが乾燥したら、中塗りを同じように塗布していきます。中塗りの目的は、塗膜に厚みをもたせることで塗料本来の保護する機能を発揮できるようにします。また、下塗りのみではカバーできない凹凸や仕上がりの色ムラをカバーし、下地の状態をさらに整える役割があります。2層目を塗装することで、下塗り塗料と上塗り塗料の密着性を向上させ、塗装後の塗膜のヒビ割れを防ぎます。
スーパーシャネツサーモSI (遮熱塗料)上塗り仕上げ【塗装3回目】
中塗りの塗料の乾燥を経て、いよいよ仕上げの3層目の上塗りをして仕上げていきます。今回の様に遮熱性の高い上塗り材を使用することで、夏場の暑さから屋根材自体の温度上昇を抑えることができ、耐久性をより高めることが出来ます。また、新たに塗装により保護膜が形成されることから防水効果や防カビ、防汚を含めた機能も復活します。
施工期間中は毎日お客様にLINEやメッセンジャーにて本日の作業内容とともに、施工中の動画やお写真を添付しております。お客様には以下のような完工後のお写真を複数枚お見せし、了承を得た上での足場解体を行います。足場を解体した後、完工書類に記入をしていただきご入金の形となります。弊社では工程が済み次第、勝手に工事が終わることはありません。お客様の納得をいただけたうえでの終了となります。
今回の屋根工事は¥45万円(税抜)で承りました。
屋根の種類や状態、傾斜角度、面積の大きさによって施工内容や施工期間により価格は変動いたしますので、参考価格としていただければと思います。
弊社では、屋根工事以外にも、外壁補修、部分補修(フェンスの取付、波板交換、給湯器交換、ポストの取付など)のお家回りの小さい工事、内装(窓交換、クロス張替え、床張り替え、キッチン交換)のリフォームなど全般的に行っております。工事ごとに業者選びや業者探しをすることも大変かと思いますので、お問い合わせの際には「このような工事もできますか?」とお気軽にご相談していただければと思います。
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外壁塗装 2025年6月
フッ素REVO1000(-IR)の艶ありで仕上げた施工事例
フッ素樹脂の遮熱塗料、フッ素REVO1000(-IR)の艶あり塗料を使用しました
明るい印象になり素敵です!(^^)!
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外壁塗装 2025年6月
賃貸アパートの外壁塗装を艶消しで仕上げました(^^)/
お客様の予算と合わせて塗らない場所を作りながらコストダウンを図りました(^^)/
艶消し塗料で高級感のある仕上がりに!(^^)!
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外壁塗装 2025年6月
石目調のサイディングの美観を出すためにネオフレッシュティアラを使用しました
石目調のサイディングを活かすためにクリアー塗料だと色あせが激しかったので多彩模様を出せるネオフレッシュティアラを使用して施工しました(^^)/