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大田区南馬込にて2回建て戸建て屋根のカバー工法補修を行いました2025.12.13

大田区南馬込にて2回建て戸建て屋根のカバー工法補修を行いました
施工前の屋根
Before
施工後の屋根
After

お客様からのご要望とご提案内容

今回のお客様はメンテナンスにより、屋根を長期間にわたり長持ちさせたいが、費用をなるべく抑えたいということでした。これらのご希望を踏まえ、弊社では、①高耐久性の塗料による塗装、②ご予算に余裕がある場合には屋根カバー工法による補修、の2つの方法をご提案いたしました。

②のカバー工法補修の場合、「既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材を重ねるため解体費や廃材処理費を節約でき、工期も短く済む」「屋根材の間にできる空気層が断熱・遮音効果を高め、快適な住環境を維持することが出来る」「新しく葺く屋根材を軽量で耐久性の高いものを選ぶことで、建物への負担を抑えながら美観も向上する」という3点をお伝えさせていただきました。また、カバー工法を行うことで新しい屋根材が新設されるため、機能性や外観が新築のように蘇る点が最大のメリットになります。

工事の基本情報のご紹介

平米数約98㎡
築年数約25年
前回の塗装
費用約139万円
※同様・同程度の工事を行った場合の目安です(2025年時点)
使用材料エコグラーニ
保証30年
工期1~2週間程度
担当小西圭司

現地調査時の様子(施工前の状況のご紹介)

施工前の屋根
施工前の屋根
施工前の屋根
施工前の屋根

現地調査では、色褪せや雨染みが発生しているのが分かりました。

また、全体的に紫外線や雨風で塗膜が劣化し、色が薄くなっています。さらに、水はけが悪くなっており、雨染みの周辺には黒いコケが発生しているのが写真からも見受けられます。

既存の塗膜が劣化することで、屋根材自体が水を吸い込みやすくなり、乾燥した後に黒いシミとして残ります。

これは屋根表面の防水機能が低下していることが考えられ(塗膜が劣化し水はけが悪くなっている状態)、放置することで下地の防水シートや野地板の腐食にもつながってしまいます。

施工中の様子

屋根のカバー工法補修を行うための足場組み

足場組み
足場組み

まず最初に足場組みを行います。屋根工事における足場組みは、安全性と作業品質を確保するための最初の重要な工程になります。

建物を囲うように鉄製の架台を組み、職人が安定して立てる作業床を設置します。

また、足場の外側にはメッシュシートを張り、周囲への工具や材料などの落下を防止します。

工事中は振動や騒音が出るため、近隣への配慮として事前挨拶を行っております。足場は通常の戸建ての大きさや高さで半日~1日で組み終わります。

屋根の補修工事の仕上がりを左右するため、丁寧で安全な足場設置が欠かせません。

既存棟板金・【貫板】の取り外し・防水シート(ルーフィング)の設置

棟板金・【貫板】の取り外し
棟板金・【貫板】の取り外し
防水シート(ルーフィング)の設置
防水シート(ルーフィング)の設置

棟板金の取り外しは、必ず雨が降っていないタイミングで行います。

棟板金は屋根の一番上にある金属のカバーで、雨水が入らないようにする大切な部分になります。棟板金の下には「貫板」という木材があり、これが板金を支えています。この貫板自体も、年数が経つと雨水や湿気で腐っていることが多いためカバー補修をする際には一緒に取り換えてあげる必要があります。写真に写っている細長い木材が貫板になります。よく見ると、黒く色が変色している部分があり腐食していることが分かります。

防水シートを敷く
防水シートを敷く
防水シートを敷く
防水シートを敷く

棟板金と貫板を取り外したら、防水シート(ルーフィング)を屋根の下から上にかけて順番に敷いていきます。古い棟板金・貫板を外すことで新しい防水シート(ルーフィング)を屋根の一番上まで全面的に敷くことができるため、隙間からの雨水侵入リスクを最小限に抑えられることが出来ます。

防水シートは、屋根材の下に敷かれている「二重の傘」のようなもので、屋根材の下に入り込んだ雨水を建物の中に通さない重要な役割を持っています。既存のものが長年の熱や湿気で劣化し、破れやすくなっている場合が多いため、この機会にもう一度新しい防水シートを設置してあげます。

新しい屋根材で既存の屋根をカバーする

新屋根材の新設
新屋根材の新設
新屋根材の新設
新屋根材の新設

新しい屋根材(エコグラーニ)で防水シートと同様に下から順番にメーカーが指定している工法手順に沿って仕上げていきます。

新屋根材(エコグラーニ)は、軽量で耐久性の高いガルバリウム鋼板をベースに、天然石粒を吹き付けて仕上げたものになります。金属特有の熱や音を抑え、断熱・遮音性に優れているのが大きな特徴です。表面の石粒が紫外線による劣化を防ぐため、色あせしにくく、長期間美観を保つことが出来ます。さらに、錆びも強いため台風や地震などの災害にも高い耐候性を発揮します。建物への負担も少なく、カバー工法にも適した屋根材として弊社でも、カバー工法補修を行う多くのお客様から選ばれています。

新しい専用の役物・棟板金(貫板)の設置

新しい棟板金
新しい棟板金
末端部の役物取付
末端部の役物取付

新しい屋根材(エコグラーニ)を上の部分まで葺き終わると、棟の下地として樹脂製の貫板を設置します。

樹脂製の貫板は、従来の木製貫板に代わる新しい素材のものになります。

従来の木材を主材とした貫板と違い、樹脂製の貫板はポリスチレンやポリプロピレンなどの樹脂を基材としているため、「腐食・劣化しにくい」という特徴があります。木製とは異なり、水を吸わないため変形や腐敗がほとんどありません。弊社では、屋根リフォームや棟板金交換の際は、樹脂製貫板を採用しております。貫板を設置したら、専用の接着剤で棟板金を被せていきます。

役物を先に取り付けてから屋根材を敷いてしまうと、屋根材と役物の重なりが不十分になり、防水性が落ちてしまうため、葺いた後、各役物は屋根材の重なりを確かめながら取り付けていきます。

隙間のコーキング処理

天窓周りのコーキング処理
天窓周りのコーキング処理

天窓周りには、わずかな隙間ができます。最後の仕上げとして、こうした棟板金のつなぎ目や、釘穴、天窓周りの専用金具(役物)同士の溝など接合部をコーキングで処理していきます。

屋根は風雨を直接受ける部分のため、わずかな隙間からでも雨水が入ると、下地の貫板の腐食や雨漏りにつながるおそれがあります。隙間にコーキングを充填することで、水の浸入経路を完全に塞ぎ、防水性を高めます。

施工時に丁寧にコーキングしておくことで、防水効果をさらに高め、将来のメンテナンス頻度を減らすことができます。

完工前検査を経て、足場を解体します

足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査
足場解体前検査

足場を解体する前に職人と現場監督が責任をもって、最後の施工後確認を行います。

足場を登らないと見えない部分であるため、あらゆる方向から撮影した写真を通して一緒にご確認していただきます。契約させていただいた施工内容に対し、お客様にご納得いただけるまで解体作業に進むことはありません。

お客様の了承を得た上で足場解体を行い、その後完工書類に記入をしていただき初めて工事が完工となります。

完工後、請求書と一緒に保証書をお渡ししております。お客様が安心して工事を任せていただけるように、工事期間中も施工が行われた日は写真と動画付きで進捗状況を報告させていただいております。

弊社では、お客様の納得と信頼に寄り添った工事を提案時から常々心がけております!外壁や屋根の補修でお困りやお悩みがある場合はお気軽にお問い合わせください!



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