NEWS新着情報
大田区田園調布にて外壁調査をしエフロレッセンスを見つけました2025.04.04

先日、大田区田園調布にて外壁調査をした際に階段面にエフロレッセンス現象を発見しました。

エフロレッセンスとは「エフロ」「白華」とも呼ばれます。コンクリートやモルタル、タイルの隙間の表面に白く浮き上がる現象です。放置しておくことで、白い粉状のものが蓄積しゴツゴツした白色の石灰のような固い塊になります。
発生原因としては基礎(コンクリート)に含まれている水酸化カルシウムが雨水の浸透により溶け出し、表面部分で空気の二酸化酸素と触れることで炭酸カルシウム(エフロレッセンス)が形成されます。コンクリート部分に雨水が浸透する要因として、外壁のひび割れや隙間が挙げられます。


発生しやすい場所として、湿気が溜まりやすい環境(海岸沿いの高湿度な環境)(雨や雪、梅雨など湿度の高い状態が続く環境)が考えられます。
対策としては、耐水性の外壁材を使用し、雨水の侵入を防ぐなどの方法があります。
エフロレッセンスが起こることで外観は損なわれますが、急に建物の劣化が進行するわけではありません。
しかし、雨水が浸透していることが考えられるため、基礎の鉄骨部分が錆ている可能性も高いです。
発見した場合は対策を考える必要があります。一緒に考えさせていただきますので、お気軽にご相談ください。