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2025.10.01雨漏りを防ぐ外壁塗装:シーリング打ち替えと防水設計
雨漏りを防ぐ外壁塗装の基本ポイント
外壁塗装は美観や耐久性向上だけでなく、雨水の侵入を防ぐ防水性能の確保が大きな目的の一つです。特に「シーリング」と「塗膜防水」は、建物を守る重要な要素になります。
1. シーリング打ち替えの重要性
シーリング材(コーキング)は、外壁の目地やサッシまわりの隙間を埋め、雨水の浸入を防ぐ役割や建物に地震や風など起こる揺れなどから衝撃を緩衝してくれる役割も持ちます。しかし、紫外線や熱の影響で 5〜10年程度で硬化・ひび割れ・剥離 が起こります。
- 打ち替えが必要な症状
- ひび割れ、肉やせ
- 剥離(外壁やサッシから離れて隙間ができる)
- 硬化(弾力性がなくなる)衝撃緩衝ができなくなる
- 工法の種類
- 打ち替え工法:既存シーリングを撤去し、新しいシーリングを充填(基本はこの方法を推奨)
- 増し打ち工法:既存シーリングを撤去せず上から充填(短期的対応向き)
- ポイント
- 外壁塗装前に行うことで、塗膜と一体化して防水性が高まる
- 特にサッシまわり・外壁目地・換気口・配管まわりは重点チェックが必要
2. 外壁塗装による防水設計
塗料選びと施工方法で防水性は大きく変わります。
- 下塗り(シーラー・フィラー)
下地との密着を高め、細かいクラックを埋める役割 - 上塗り塗料の選定
- 高耐候性シリコン樹脂、フッ素樹脂、無機塗料は防水性能が長持ち
- 微弾性塗料を選ぶとヘアークラック追従性が向上
- 防水仕様
- ヘアークラック補修 → 弾性塗料で仕上げ
- 広範囲クラック → UカットやVカット補修後、シーリング材充填
- 屋根や庇と外壁の取り合い部 → 専用防水材で処理
3. 防水性を高める施工上の注意点
- 高圧洗浄で旧塗膜や汚れを確実に除去
- クラック補修は塗装前に必ず完了させる
- 塗料は規定の塗布量・乾燥時間を守る
- 雨仕舞い(サッシまわり・笠木・庇の水切り)を丁寧に確認
まとめ
雨漏りを防ぐ外壁塗装では、**「シーリング打ち替え」と「塗装による防水設計」**が両輪となります。
- シーリングは建物の隙間からの雨水侵入を防ぐ一次防水
- 外壁塗装は外壁全体を覆い、紫外線・雨水から躯体を守る二次防水
両方を正しく施工することで、雨漏りリスクを大幅に低減できます。
- 打ち替えが必要な症状
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2025.09.27外壁塗装の費用相場と内訳:足場・養生・高圧洗浄まで
外壁塗装工事の費用相場(30坪前後・外壁面積約120㎡の住宅例)
総額の目安: 80万~150万円
そのうち 足場・養生・高圧洗浄だけで全体の約25~35% を占めます。
1. 足場設置費用
- 相場:15万~25万円前後(700~1,000円/㎡)
- 内訳の一例:
- 足場材の運搬・搬入出費用:3万~5万円
- 足場組立・解体作業費:7万~12万円
- 足場使用料(安全ネット含む):5万~8万円
- ポイント
- 2階建て30坪なら外周約120~150㎡が目安
- メッシュシート(飛散防止用)込みが基本
- 塗装以外のリフォームでも共通で必要になる
2. 養生費用
- 相場:5万~10万円前後(300~500円/㎡)
- 内訳の一例:
- 開口部(窓・玄関・シャッター)養生:2万~4万円
- 庭や植木・外構・駐車場養生:1万~3万円
- 隣家への飛散防止シート追加:1万~2万円
- ポイント
- 養生は「塗料の飛散防止」と「仕上がりの精度」に直結
- 丁寧な養生は塗膜のラインが美しく、はみ出しや塗料汚れを防止
- 車両カバーなどの配慮がある業者は評価できる
3. 高圧洗浄費用
- 相場:2万~5万円前後(150~250円/㎡)
- 内訳の一例:
- 外壁洗浄(120㎡):1.8万~3万円
- 付帯部洗浄(雨樋・破風・軒天など):0.5万~1万円
- 塀や土間洗浄オプション:0.5万~1万円
- ポイント
- ただの水洗いではなく「15Mpa以上の高圧洗浄機」を使用
- 苔・藻が多い場合はバイオ洗浄(追加費用+5,000~15,000円)を勧めることもある
- 下地処理の精度が耐久性に直結するため、削れ落ちるくらい徹底的に行うのが理想
まとめ:足場・養生・高圧洗浄の総額目安
- 足場設置:15万~25万円
- 養生:5万~10万円
- 高圧洗浄:2万~5万円
➡ 合計 22万~40万円程度
これは「塗装工事のための準備費用」であり、塗料代や塗装作業費とは別枠です。
見積もり比較では、これらの費用が「一式」となっていないか確認し、できれば ㎡単価や作業範囲まで明細化 されている業者を選ぶのが安心です。アイブイホームでは、お見積り項目に明細化し、基本的には一式表記はせずにご提示させていただいております。
少しでも安心してお任せいただける様になっております。
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2025.09.26外壁のチョーキング現象とは?外壁を触ると指に色が付く原因と対処法
外壁のメンテナンスにおいて、よく耳にするのが「チョーキング現象」です。これは、外壁を手で触れた際に白い粉が付着する現象を指します。白いチョークを触ったように見えることからこの名称で呼ばれています。見た目の美観を損ねるだけでなく、建物の劣化サインの一つとして重要視すべき現象です。
原因
チョーキングの主な原因は、塗料に含まれる「樹脂成分の劣化」です。外壁塗装は、顔料・樹脂・添加剤などから成り立っていますが、紫外線や雨風に長期間さらされることで、塗膜の樹脂が分解され、表面に顔料が浮き出てきます。これが粉状になり、手に付着するのです。特に日当たりや風雨が強い面では進行が早く、築10年前後で目立つケースが一般的です。放置するとどうなるか
チョーキングは見た目だけの問題ではありません。放置すると塗膜の防水性が低下し、外壁材が雨水を吸収しやすくなります。結果として、ひび割れ、カビや苔の発生、内部の腐食や雨漏りにつながる恐れがあります。つまり、チョーキングは「そろそろ塗装メンテナンスが必要ですよ」という外壁からのサインなのです。対処法
チョーキングが発生した場合、まずは専門業者による診断を受けることが重要です。劣化の進行度によっては、すぐに再塗装が必要な場合と、まだ少し様子を見られる場合があります。再塗装を行う際は、以下の手順が一般的です。- 高圧洗浄で外壁表面の汚れや粉をしっかり除去。
- 下地処理・補修として、ひび割れやシーリングの劣化を直す。
- 下塗りで外壁と塗料の密着性を高める。
- 中塗り・上塗りで仕上げ、防水性と美観を回復する。
塗料選びも重要で、耐候性の高いフッ素塗料や無機塗料を選べば、長期間チョーキングを防ぎやすくなります。
まとめ
チョーキング現象は、外壁の劣化を知らせる大切なサインです。放置せず、早めに専門家へ相談し、適切な再塗装を行うことで建物を長持ちさせることができます。住まいを守るためにも、定期的なチェックとメンテナンスを心掛けましょう。 -
2025.09.26信頼できる塗装業者の見分け方:資格・施工実績・提案力
外壁塗装や屋根塗装は、住まいを長持ちさせるために欠かせない工事です。しかし「どの業者に頼めばいいのか分からない」「失敗したくない」という不安を抱える方も多いのではないでしょうか。塗装工事は決して安い出費ではなく、業者選びを誤ると数年で塗装が剥がれるなどトラブルになることもあります。そこで今回は、信頼できる塗装業者を見分ける3つのポイント「資格」「口コミ評価」「提案力」をご紹介します。
- 技術力を裏付ける【資格】をチェック
塗装業者を選ぶうえで、まず確認したいのが資格です。代表的なのは「一級塗装技能士」。国が認める塗装技術資格で、確かな施工品質の証といえます。
さらに近年注目されているのが「外装劣化診断士」という資格です。これは外壁や屋根の劣化状況を的確に診断し、適切な補修・塗装プランを提案できる専門家に与えられる資格です。診断力の高い業者は、単なる塗装だけでなく、長期的に住まいを守るための最適な工事を提案してくれます。
- 【施工実績】が少なくても口コミ評価を重視
参考にしたいのが「Googleの口コミ評価」です。実際に工事を依頼したお客様からの声は、施工の丁寧さや対応の誠実さを示すリアルな証拠となります。高評価が多く寄せられている業者は、地域で信頼を積み重ねている証といえるでしょう。口コミを読むことで、職人の対応やアフターフォローの様子も具体的にイメージできます。
- 納得感のある【提案力】を確認
信頼できる業者は、見積もりや打ち合わせの際に建物の状況を踏まえた提案をしてくれます。単に安さをアピールするのではなく、遮熱塗料やフッ素塗料などの特徴を分かりやすく説明し、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら最適な工法を提案する姿勢があるかどうかが大切です。逆に、根拠なく高額なプランを押し付けたり、契約を急がせるような業者には注意が必要です。
まとめ
信頼できる塗装業者を選ぶには、「資格」「口コミ評価」「提案力」をバランスよく確認することが重要です。施工実績が少なくても、一級塗装技能士や外装劣化診断士といった資格を持ち、Google口コミで高評価を得ている業者であれば安心感は十分。実際に工事を経験したお客様の声は、何よりも信頼の証です。塗装工事は住まいの寿命を延ばす大切な投資。価格だけにとらわれず、安心して任せられるパートナーを選びましょう。
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2025.09.26大田区にて屋根の縁切り処理でタスペーサーを使用しました
大田区にて屋根の縁切り処理でタスペーサーを使用しました。
屋根の塗装工事を行う際に欠かせない部材のひとつに「タスペーサー」があります。普段はあまり耳にすることのない部材ですが、屋根の耐久性や雨漏り防止に大きく関わる非常に重要な役割を担っています。今回はタスペーサーとは何か、その役割や必要性についてご紹介いたします。
まず、タスペーサーは主にスレート屋根の塗装時に使用される小さな部材で、屋根材と屋根材の間に差し込み、適切な隙間を確保するためのものです。この隙間は「縁切り」と呼ばれ、雨水や結露水を屋根の下に溜め込まないために欠かせません。もし塗装で屋根材同士が完全に密着してしまうと、水の逃げ道がなくなり、毛細管現象によって雨水が屋根内部に吸い込まれてしまいます。その結果、屋根の下地が腐食したり、室内への雨漏りにつながる危険性があります。
従来は「カッター」や「皮すき」と呼ばれる工具を使い、塗装後に手作業で隙間を作る方法が一般的でした。しかし、この作業は非常に手間がかかり、再び隙間が塞がってしまうことも少なくありませんでした。そこで登場したのがタスペーサーです。施工時に屋根材の間へ均等に差し込むことで、一定の隙間を安定して確保できるため、従来の縁切り作業よりも効率的で確実な施工が可能になりました。
タスペーサーはサイズや形状がいくつかあり、屋根材の種類や状態に合わせて選定されます。一般的なスレート屋根には「タスペーサー02」や「タスペーサー03」といった製品が多く用いられています。差し込む位置も重要で、施工基準に従い一定の間隔で均等に配置することで、雨水の排水がスムーズに行えるようになります。
実際の現場では、タスペーサーを使用してから上塗り塗装を行う流れが一般的です。この工程をしっかり行うことで、屋根塗装の持ちが大きく変わります。逆に言えば、タスペーサーを省略したり、誤った方法で施工してしまうと、せっかくの塗装工事が雨漏りを引き起こす原因になりかねません。
屋根の塗装工事は見た目を美しくするだけでなく、建物全体を守るための大切なメンテナンスです。その中でタスペーサーは小さな部材ながらも非常に重要な役割を果たしています。これから屋根の塗装を検討される方は、ぜひ施工内容に「タスペーサーの使用」が含まれているかを確認してみてください。信頼できる業者は、必ず適切な縁切り方法を取り入れて施工を行っています。
屋根を長持ちさせ、安心して暮らしていくためには、こうした細かな部材や工法の一つひとつが欠かせないのです。
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2025.09.26大田区久が原にてサイディング外壁のシーリングの補修を行いました
サイディング外壁のシーリング補修は、外壁の耐久性や防水性能を維持するうえで欠かせないメンテナンスです。サイディングボードは一枚ごとに継ぎ目があり、その隙間を埋めているのがシーリング材(コーキング)になります。
このシーリングは、雨水の侵入を防ぎ、また温度変化や地震による外壁の伸縮や揺れを吸収して建物全体を守る重要な役割を担っています。
施工前 施工後 しかし、シーリング材は紫外線や風雨の影響を強く受けるため、年数が経過すると必ず劣化していきます。劣化症状としては、ひび割れ、肉痩せ、剥離、硬化などが代表的です。これらを放置すると、雨水が壁内部へ浸入し、柱や下地木材の腐食、断熱材の劣化、最悪の場合は雨漏りへとつながります。
補修方法には主に「打ち替え工法」と「打ち増し工法」があります。打ち替え工法は、劣化した古いシーリングをすべて撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。既存の劣化部分を残さないため耐久性が高く、長期間安心できるのが大きな特徴です。一方で、打ち増し工法は既存のシーリングの上に新しいシーリングを重ねて施工する方法になります。
弊社では窓枠まわりに関してのみ、打ち増し工法を採用しております。これは、既存シーリングをカッターで撤去する際にサッシを傷つけるリスクを避けるためです。いかに細心の注意を払っても、万が一サッシを傷めてしまえば雨漏りの原因となる恐れがあるため、この方法を選択しております。
施工手順としては、まず古いシーリング材をカッターなどで撤去し、目地をきれいに清掃します。次に、密着性を高めるためにプライマーを塗布し、その後新しいシーリング材を充填します。充填後はヘラで表面を押さえて空気を抜きながら均一に仕上げ、しっかり硬化させて完了です。この際、施工環境や下地の状態に応じてシリコン系・変成シリコン系・ウレタン系など適切なシーリング材料を選ぶことが重要です。
塗装と同時にシーリング補修を行うと、防水性と美観が同時に確保でき、工事全体の耐久性も高まります。
シーリング補修は見た目以上に建物の寿命を左右する作業です。外壁の継ぎ目や窓まわりにひび割れや隙間が見られる場合は早めの補修を検討しましょう。適切な工法と材料で施工すれば、外壁と建物全体を長期間守ることができます!
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2025.09.25大田区にてブロック塀の補修工事を行いました
大田区にてブロック塀の補修工事を行いました。
住まいの外構に多く使われているブロック塀は、経年劣化や地震、車の振動などの影響でひび割れが発生することがあります。ひび割れは見た目の美観を損なうだけでなく、雨水の浸入による内部鉄筋のサビや、構造の強度低下につながる恐れがあるため、放置は禁物です。特に、地震が多い日本ではブロック塀の安全性が重視されており、定期的な点検と補修が必要です。今回は、ブロック塀のひび割れ補修について、その流れや注意点をご紹介します。
まず、ひび割れの状態を確認します。細いヘアークラック程度であれば、防水性のあるシーリング材を充填する簡易補修で対応可能です。しかし、幅が広く深いひび割れや、塀全体が傾いている場合は部分的な補修では不十分で、積み直しや解体を検討する必要があります。補修方法を見極めるためには、現場調査が欠かせません。
補修作業の基本手順は、まずひび割れ部分の清掃から始まります。汚れや古いモルタルを取り除き、ひびの内部までしっかりと清掃することで、補修材の密着性を高めます。その後、エポキシ系樹脂や専用モルタルを充填し、表面を平滑に仕上げます。細かいひび割れにはシーリング材を刷り込む方法が効果的で、防水性と柔軟性を確保できます。さらに、補修後に塗装や撥水剤を塗布することで、見た目を整えると同時に耐久性を向上させることができます。
また、ブロック塀の安全基準にも注意が必要です。高さや控え壁の有無、鉄筋の配置などが建築基準法で定められており、基準を満たしていない場合は、補修ではなく改修・撤去が求められることもあります。安全性を第一に考え、施工業者と相談しながら適切な方法を選ぶことが大切です。
ひび割れを早期に補修することで、大掛かりな工事を防ぎ、費用の節約にもつながります。ブロック塀は住まいの顔でもあり、防犯やプライバシー確保の役割も果たしています。気になるひび割れを見つけたら早めに点検を行い、必要に応じて補修や改修を行いましょう。
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2025.09.25世田谷区千代台にて塗装前にモルタル外壁のヒビ補修を行いました
モルタル外壁は、セメント・砂・水を混ぜて施工されるため耐久性が高く、仕上がりも美しいことから多くの住宅で採用されています。しかし、地震や地盤沈下、気温や湿度の変化、経年劣化などによってひび割れ(クラック)が発生しやすいという特徴があります。
モルタル外壁にヒビが入ると、見た目が悪くなるだけでなく、放置すると雨水が内部に浸入し、建物の構造材や鉄筋の腐食を招く恐れがあるため、早めの補修が非常に重要となります。
ヒビ割れ補修後 ヒビ割れ補修後 外壁塗装前のひび割れ補修は、建物を長持ちさせるために欠かせない工程です。ヒビを放置したまま塗装すると、隙間から雨水が浸入し、塗膜の膨れや剥がれ、さらには雨漏りや内部材の劣化につながります。補修を行うことで下地を健全に保ち、塗料の密着性と防水性を高め、仕上がりの美しさと耐久性を確保できます。
ひび割れには「ヘアークラック」と呼ばれる幅0.3mm以下の細いものから、構造的な影響を及ぼす大きなものまで種類があります。
近距離だと見える程度の細いヘアークラックは主に表面の塗膜や乾燥収縮によって起こるため、緊急性は高くありません。しかし、放置することで雨水や汚れが入り込み、次第に劣化が進行します。
一方で、幅が0.3mmを超える大きなクラックや、窓枠周り・開口部などに発生するヒビは、雨漏りや構造的なトラブルにつながる危険があるため、早急に適切な補修が必要です。
シーリング材充填中 シーリング材充填中 補修方法はヒビの大きさや深さによって異なります。ヘアークラック程度であれば、弾性塗料を塗布することで表面を覆い、雨水の浸入を防ぐことが可能です。微弾性フィラーと呼ばれる下塗り材を塗ることで、細かなひび割れを埋めつつ塗膜の追従性を高め、再発を抑える効果も期待できます。
一方で、今回のように幅が広いクラックの場合はシーリング材を充填し、防水性と柔軟性を確保する方法で補修を行います。その後、塗装で仕上げることで外観も回復します。このシーリング材による補修方法は深いクラックには有効で、長期的な防水性を確保するために欠かせない工程になります。
シーリング材充填後 シーリング材充填中 また、ひび割れの進行が広範囲に及んでいる場合や外壁自体の劣化が著しい場合には、部分補修ではなく外壁全体の再塗装やモルタルの塗り替えが推奨されることもあります。
再塗装の際には、弾性塗料や高耐候性の塗料を選ぶことで、将来的なクラック発生を抑え、建物を長持ちさせる効果が期待できます。